使っていないIPアドレスを調べる

プリンタやサーバ(共有フォルダ)のIPアドレスは基本固定です。

それ以外にも本校では、教員用PCも1台1台異なるIPアドレスが固定で割り振られています。


新しいネットワーク機器(プリンタやNAS等)を購入したときには必ず、IPアドレスを設定しなければなりません。IPアドレスを設定しないとネットワークにつながらないからです。

でも、何でも適当な数字にしちゃえ!はダメです。

IPアドレスが重なってしまうと、片方の機器がネットワークにつながらなくなってしまいます。


そういうことを避けるため、機器のメーカー名、製品名、IPアドレス・・・などを機器管理台帳というもの(一覧表)にまとめています。

どこの学校も多分一緒だと思います。(2校経験して、自治体が異なっても機器管理台帳は存在していました)


ですが・・・

管理がいい加減でいつからか更新されていない・・・

使っていないだろうというIPアドレスを設定してもネットワークにつながらない・・・

なんてことがあると思います!これもどこの学校も大体そうではないでしょうか? 笑


そこで、今現在、ネットワーク上で使われているIPアドレスを調べ、そこから使われていないIPアドレスを知る方法をまとめましたのでご覧ください。

● コマンドプロンプトを開く

スタートボタンをクリック →検索バーに cmd と入力 →Enterキーを押す

開くとこんな真っ黒い背景に白い文字の画面が表示されます。

● コマンド(命令)を入力する

次のようなコマンド(命令)を入力します。

for /l %i in(0,1,255) do ping -w 1 -n 1 10.208.200.%i && arp -a 10.208.200.%i >> arp.log

太字は調べたいネットワークの数値にしてください。

改行せずに続けて入力します。

入力できたらEnterキーを押します。

● コマンドが実行される(終わるまで眺める)

コマンドが実行され、画面に文字が流れていきます。

10.208.200.0〜10.208.200.255までのIPアドレスに対して順番にping(信号)を送って、応答があったかどうかを調べています。

応答があるということは、そのIPアドレスには機器がつながっている(使われている)ということです。


私はこの画面に文字が流れていくのを眺めるのが好きです 笑

● 確認する!

終わったら、ユーザ名のフォルダを開くと、「arp.log」というファイルができているはずです。

それを開きます。

すると、pingを送って応答のあったIPアドレスの一覧ができています!

ステキ!


この一覧を見て、機器管理台帳と照らし合わせて使われていないIPアドレスを探します。

ただ、このコマンドを実行した際に、機器の電源が入っていないと漏れてしまう場合がありますので、時間を置いて何度かやってみると良いです。