さやま水防検 公式webサイト
内水氾濫(川の氾濫によらない浸水)に要注意
ハザードマップでは想定されうる最大規模降雨(1/1000年)で入間川で72時間 740㎜、不老川で48時間 746㎜の降雨を想定して浸水エリアを示しています。ただしその中に内水氾濫による流量の増加は含まれていません。雨水排水の設計雨量は1時間で50㎜ですので、都市部で台地のエリアでも、それを超える降水量のある時は、どこかで水があふれます。内水氾濫でも水深50㎜を超えれば車両は止まり、廃車になる恐れもあります。
内水氾濫だけで自宅の浸水水没、倒壊はありませんが、通勤・通学、降雨時の帰宅などを想定して、自宅周辺の内水氾濫の過去の状況は把握して下さい。
浸水想定は何mか?
河岸流による家屋の倒壊危険性があるか?
土砂災害(崖崩れ)の危険があるか?
笹井ダムより下流で水富用水付近か?(想定外の危険あり)
霞川より下流で赤間川(入間第2用水)付近か?(想定外の危険あり)
街中の道路冠水地域(内水氾濫)に囲まれていないか?
西武新宿線西側の水野地区か?(想定外の危険あり)
一つでも当てはまれば、こちら⇒健常者の家族で避難
マンションで給水施設のくみ上げを電気でしている
自宅は高層階でエレベーターを多用する
マンションのキュービクル・電気施設が地下や一階にある
一つでも当てはまれば、台風や豪雨災害による停電のリスクがあります。
多くの場合停電は短時間で解消しますが、念のため最低3日から1週間程度の停電に備えておいて下さい。
エレベータが使えない ⇒ 買い出しも、通勤通学も階段
共用部の電気もつかない ⇒ 暗い階段や廊下
インターフォンが使えない ⇒ 来訪者の確認が出来ない
PCが使えない ⇒ 仕事やメール連絡ができない
携帯電話の充電出来ない ⇒ 連絡手段を失う
スマホの充電が出来ない ⇒ 連絡手段、情報入手が出来ない
Wi-Fiも使えない ⇒ スマホの高額通信料
エアコン使えない ⇒ 熱中症の危険
扇風機使えない ⇒ 熱中症の危険
テレビ見られない ⇒ 情報入らない
ご飯が炊けない ⇒ 非常食や弁当
給湯器使えない ⇒ 風呂に入れない
*マンションの設計によってバックアップ電源が使える場合は共用部の電気機器は稼働します。
マンションにお住まいで長期停電のリスクがある場合は、避難所への避難も検討してください。
場合によっては避難の期間が、数日から数週間という場合もあります。
東京電力パワーグリッド 停電情報 ⇒こちら
2024/08/09 文責 さやま水防検 防災士 伊藤彰