SASANQUA:周りにある雪国のサザンカ
SASANQUA:周りにある雪国のサザンカ
私の庭に植えてあるサザンカ以外のサザンカを紹介するページになります。こちらは山形県の雪国なので、南の方の暖かい地方の木であるサザンカは育ちにくいため、生き残っているサザンカの絶対数は非常に少ないです。「ホーム」のページや「profile」のページに詳しく書きましたが、私は山形市からそう遠くない小さな街に住んでいす。山形市中心から車で30分くらいの所です。
15年くらい前に、私の住んでいる所の辺り一帯で、大きく育って生き残ったサザンカを調査した時に見つけたサザンカをこのページに載せたいところではありますが、そういうサザンカは、寒風が強くあたらない住宅街の庭に植えてあるので、ここに載せるのは難しです。
雪国でサザンカを育てる場合、10月下旬から11月初旬に咲き始めて11月末に満開になる早咲き品種がベストです。早咲きということが第一条件になります。こちらは12月中旬に入ると雪が降ってくるので、サザンカどころではなくなるからです。
もう一つこちらの雪国で植えられているサザンカで、紅サザンカ類があります。よく生垣に使われるという、勘次郎、立寒椿、紅サザンカ、サザンカ立寒、等々です。こちらのホームセンターでは、サザンカ立寒、紅サザンカの値札が付いた根巻苗がよく売られています。でもこれらの品種が咲くのは遅くて、暖かい地方でも12月から1月頃に咲き始めます。こちらでは、つぼみのまま咲かないし、雪が積もっているためサザンカは目に入らないのです。
ですが、全く雪が積もらない暖かい年に、10年に一回くらい、記憶では12月下旬頃にあちこちで咲き始める年があります。こんなところにも、あそこにもあったのかと発見することになります。
これらの紅サザンカ類は多分耐寒性が少しあって、風当りが強そうな場所でも大きく育っているのがわりと多くあります。私はこれらの品種を台木にして、早咲きのサザンカを穂木にして趣味で接ぎ木をしています。
紅サザンカ類は、品種の区別がつかないので、このサイトでは「紅色のサザンカ」と呼ぶようにします。2025年3月に入り、この紅色のサザンカがあちこちで咲き始めたのを発見することができました。とにかく探すといっぱいあります。今まで、春は庭や花壇に花がいっぱい咲き始めるので、サザンカのことは忘れていました。10年に一回しか咲かないと思っていたら、後の9年は雪が解けた3月頃に咲いていたということです。失礼な話で、私は「咲かないサザンカ」と呼んでいました。
でもやっぱりサザンカは、秋の木枯らしが吹いて、他に咲く花が少なくなってきた頃に咲いているのがいいです。北風ぴーぷー吹いていないとサザンカらしくありません。
霞城公園のサザンカが咲いたと、地元新聞に載ることがあるサザンカです。先日、ここに何本サザンカがあったのか確認をするため見てきたのですが、二ノ丸北門の入り口付近に2本、北門を入ってすぐ左手に1本あるようです。今秋、花が咲いた時期にまた見に行って、写真を張替えします。
山形市は私が住んでいる小さな街より何倍も大きいので、サザンカの数もそれなりに多いのですが、やはり早咲きのサザンカは、風当りが強くない住宅街の庭に植えてあるのがほとんどです。風当りが強そうな広い公園とか街路樹とか野原のような場所に見つけるのはなかなか難しいです。
2025.3.1.日。下の写真は、山形市の大学病院近くのサザンカの並木です。この場所のすぐ近くには4、5個所くらいの同じ並木があります。この並木は紅色のサザンカなので、今年は咲かなかったようです。
追記:2025.3.13日。
この場所のサザンカ並木は雪が解けて気温も上がり暖かくなってきたので、花がだいぶ咲き始めました。画像を一つ追加します。
お隣の街の国道を走っていた時、道路脇下にサザンカ風の並木が見えたので、国道を下りて近づいてみるとやっぱりサザンカの並木でした。つぼみがびっしり付いていて今年は咲かなかったようです。何色のサザンカかもわかりません。10本くらいあります。冬の自動車の窓越しに、道路脇下に見える黒い並木が、3秒間でサザンカだとわかる自分がすごいなと感心します
2025.3.25日追記。
そろそろ咲いたかなと思い行ってみたらやっぱり紅色のサザンカが咲いていましたので、写真を追加しました。
ここ最近、生垣によく使われる八重咲の紅色のサザンカを、あちこちで相当数咲いているのを発見できました。この紅色のサザンカはどれも95%くらい似ていて、同じ花と思うものもあれば、花の大きさや、葉っぱの色の違いも少しあったりして、ちょっとだけ違う品種かなと思うものもあります。品種などは全く分かりませんし、区別のしようもありません。
写真をいっぱい貼り付けると、ページが重たくなるので、文字にリンクを貼りましたので、クリックすると大きい画像が見られます。
山形市あかねヶ丘の陸上競技場にある八重咲き紅色のサザンカが咲き始めました。西バイパス沿いのフェンス内側で並木になっています。この場所の並木はサザンカだと思ってはいたのですが、咲いているのに気付いたのは今回が初めてです。ずっと咲かないサザンカだと思っていました。
鶴ケ岡城跡の鶴岡公園内にある荘内神社のサザンカです。神社入り口の鳥居の脇に咲いていました。半八重咲きで紅色のサザンカです。昔のお雛様を見に鶴岡市と酒田市に行ってきました。両市をざっと通っただけで、民家の屋敷に紅色のサザンカを20個所くらい見かけました。気温も17度くらいあったので満開のようです。
山形市霞城公園(カジョウコウエン)にある紅色のサザンカ2025.3.13日
最上義光公騎馬像の広場の端にある、トイレ建屋の周りに5、6本植えてあります。その付近に50mくらいの生垣もあります。この場所のサザンカは今回初めて気づきました。
この紅色のサザンカ、探すといっぱいあります。お隣の街の中央公園という所にも5本くらい咲いていました。このうちの1本に「ツバキ」という名札が付いていました。ツバキなのか?と一瞬思ったのですが、近くにツバキも1本あったので間違えているようです。
サザンカ200品種のコレクションがある東京農工大学と三重県松坂市の粥見のサザンカの大木を見たい
いつかは行ってみたい、サザンカで有名な場所が二か所あります。一つは東京農工大学府中キャンパスです。サザンカコレクション200品種がある並木があるようです。サザンカ大好き人間からすると夢の並木です。
山椿舎合同会社代表で大島椿株式会社顧問の木全(kimata)さんという方が書いていらっしゃるブログ「つらつら椿」の中で、「【椿の名所】東京農工大学のサザンカ」というページに詳しく載っていて、大変参考になります。下の方にリンクを貼らせていただきます。
このブログページの中で、現地の案内板に貼ってある資料で、「東京農工大学のサザンカ」、というpdfファイルのアドレスをたどると、16ページの小冊子になっていて、サザンカの分布図や品種類、育て方などサザンカの詳しいことが書いてあり大変勉強になります。
この小冊子の中でも、「関東地方や本州の日本海沿岸部などのように霜や雪の多い地方では、降霜や降雪期が訪れる以前に開花する早咲き品種が最適」と書いています。
もう一個所は、三重県松坂市の粥見(カユミ)のサザンカの大木です。ネット検索するとすぐ出てきますが、圧巻の大木です。一度は見てみたいけど遠いなあー。
上の方で紹介させていただきましたが、リンクを貼らせていただきます。
山椿舎合同会社代表で大島椿株式会社 顧問・椿図書館館長の木全(kimata)さんのブログ「つらつら椿」
サザンカを植えてある庭にはとにかく色んなものが植えてあるのですが、夏場はバタフライガーデンを目指しているのでアゲハ蝶が好きな花がメインになります。
今日はお盆で、アゲハ蝶の季節のピークになります。庭には今4匹来ています。下の画像はレモンにいるアゲハ蝶のイモムシと、ブッドレア、コバノランタナ、三尺バーベナに来たアゲハ蝶です。庭のアゲハ蝶をみているだけで癒されます。子供の頃、実家の庭にアゲハ蝶がいっぱいいて、虫かごに集めた記憶が離れないのでこんなことをしているのでしょう。