”じょこ”は、留学するのに何を準備したらいいのか、あまりイメージできませんでした。そこで、どんな準備をするものなのか、聞いてみることにしました。
じょこ:
まゆみ先生は、留学するための英語の勉強って、どうやってたんですか?
まゆみ先生:
ふつうの学校教育が基本でしたね。文法、読解、単語暗記メインの。特に英会話スクールや資格試験のための塾などにも通っていませんでした。奨学金を得るための条件がTOEFL iBT 80以上だったので、その点数を取るために自学自習しました。
なな:
資格を取るときは、留学に使えるものかどうかは要チェックですね。英語ならTOEFLやIELTS、フランス語ならDELFやDALFっていうのがあるんですけど、資格って、試験の回数が限られている場合もあるので、試験を受けるタイミングも含めてほんとうに要注意だと思います。ギリギリに条件を満たして、という綱渡りになるケースもあるし。
じょこ:
ちょうどいいタイミングで試験がなくて、どうしても必要な点数をクリアできないときはどうするんですか?
なな:
あきらめずに、一応そのことを伝えてみるほうがいいと思います。
まゆみ先生:
そうですね。私も書類を応募した時点では、条件に届いていませんでした。
書類を出してからも続けて勉強して、スコアを伸ばして、面接に呼んでもらったときに、目標スコアをクリアしました!と直接伝えましたよ。
じょこ:
ほかに、準備したことってありますか?
なな:
私の場合は、留学先を決めるのに、国際交流センターにある、留学に行った先輩の記録や報告書をみました。そのなかで、自分も同じようなことをしたいと感じた場所が、行きたい国や大学の候補になったんです。先輩がどんな授業をとったのか、渡航費や生活費はどれぐらいか、寮の手続きの仕方も書いてあるし、情報がすごく具体的なので留学計画を立てるときの参考になると思います。あと、行きたい大学のホームページを見て、大学の雰囲気をみたりもしました。授業について書いている部分を探して、一生懸命解読しましたよ。
まゆみ先生:
自分で調べられることは全部調べる、っていうのは最低限の準備かもしれませんね。国際交流センターだと、NEWS LETTERに短期研修や交換留学の体験記なんかも載ってるので、そこからまず目を通してみるとイメージ掴めるかも。
なな:
あと、向こうの大学の公式サイトには手続きの情報もあったので、それもみました。もちろん英語ですけど、ちゃんと自分で読んでみるって大事だと思います。留学前に、英語力や自分で対処する力を鍛えないと!だって行きたいんですもん。
まゆみ先生:
本当にその通りですね。留学したら自分で何でも読んで情報収集をして必要な書類も書いてってしないといけないので。そのための訓練ですよね。