背景

・現代の子どもたちの遊びは、TVゲームに一元化されており、リアルで多様な遊びから遠ざけられています。

・地域でものをつくる経験が少なくなっている現状は、ものをつくるおもしろさや奥深さを知ること、さらには材料を選択したりできる力、基本的道具操作できる力、ものの仕組みを読み取る力、粘り強く取り組む力、疑問や深く思考して工夫・改善する力の獲得機会を狭めています。

・家庭で大人がものをつくったり修理したりする機会が少なくなっている現状は、所有するものづくりの道具の減少を引き起こし、子どもたちから最も身近な大人の手本を学べる機会を奪っています。

・具体的に手を動かし、ものをつくる経験の少なさは、生産者がどのように苦労して製品をつくっているか、身の回りの製品がどのようにして手元に届いているか、そのようなプロセスなど、実社会のものづくりへの関心を向けにくくします。

　本法人では、このような現代の子どもの遊び・ものづくり環境の変化を様々な事業を通して、改善していきたいと考えています。