ものづくりと学び

【概念の発達を促す教材・発問づくりと及びアクティブスキルとの関係図】


アクティブスキル図.pdf

解説

概念は発達するといわれています。これは学習者が、学習活動を通して、先に獲得した科学的概念を覆し、次々と学習者の内部で概念を発達させていくことを指しています。従って、このように既有知となっている生活概念を覆させられるように、指導者は単に科学的概念を教え込むのではなく、気づきを与えられる学習教材づくりが求められます。それは、学習者が主体的に技(能力)を獲得したり、主体的に考えたり、詳細なイメージがつくったりなど、積極的活動を促進させる「なぜ・どうして」の発問や教材の余白が求められるのです。鍵となるのは、技(能力)は、他者から与えられるものではなく、このように自らの学習過程に中で、積極的な技(アクティブスキル)を獲得していこうとする能力の育成が求められます。

電子工作

【活動・ことば・体験 五感のモデル図】


活動・ことば・体験五感のモデル図.pdf

【解説】

先に示したように、こどもたちは、日々の生活の中で獲得した生活概念は、自らの学びや気づきを通して、その時々の科学的概念の獲得によって、生活概念の覆しは繰り返されます。細かく見ると、四季折々の積極的な体験や活動など、外部からの情報を五感で受容し、選択的に処理しながら、しかも、”面白い、楽しい”という感情をもとに深く記憶に刻まれます。私たちはこのような豊かな経験をもとにしてつられた”ことば”こそ真の”ことば”といえ、このような”ことば”の獲得を追究したいと考えています。私たち大人は、全ての子どもたちに豊かな学びが保障された、かつ多様な試行錯誤が保障された環境づくりをめざす必要があると考えています。

コマづくり

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