〇〇小学校
〇〇先生、先生方へ
いつもお世話になっております。
これまで温かいご配慮をいただき、安心して学校生活を送ることができておりますこと、心より感謝申し上げます。
6年生となり、中学校進学も見据える時期となりました。
前回、支援内容について書面を提出してから約2年が経過し、本人の状況や支援の形にも変化が見られるようになりました。
そこで、これまでご配慮いただいてきた内容を改めて整理し、今後の支援の継続や中学校への引き継ぎの際にもご活用いただければと思い、以下にまとめさせていただきました。
1.医療機関について
医療機関名:〇〇小児科
診断名:書字障害(発達性ディスレクシア)
知的な遅れはありませんが、図形を把握する力が弱く、漢字を覚えたり書いたりすることに困難さがあります。
また、漢字学習には強い集中力を要するため、長時間同じペースで取り組むと疲労が出やすい傾向があります。
2.相談機関について
(相談機関名)
相談支援専門員:〇〇〇〇氏
半年に1度、支援目標や達成度についてヒアリングを行い、〇〇市へ報告していただいています。
(相談機関名)
特別支援教育士/臨床発達心理士:〇〇〇〇氏
ICTの活用方法や、本人に合った支援について助言をいただいています。
3.支援機関について
児童発達支援・放課後等デイサービス「〇〇〇〇〇〇〇」
週〇回利用し、タイピング練習や神経発達を支える運動活動に取り組んでいます。
4.今後のお願い(追加の配慮について)
漢字の書き写しについては、正確に写すことに非常に時間がかかり、本人にとって大きな負担となる場合があります。
特に、テストなど限られた時間内で行う場合は、心理的な負担も大きくなりがちです。
そのため、今後も全教科において、ひらがなでの回答を可とするなど、柔軟なご判断をいただきつつ、可能な範囲で見守っていただけますと幸いです。
また、多少字の形が異なっていても、意味を理解できていれば良しとするなど、これまで行っていただいている柔軟なご対応についても、引き続きご配慮いただけますと助かります。
5.これまでにご配慮いただいている内容
漢字テストを「読み」+「選択式」の形式にしていただいている
漢字ドリル、作文、自主学習等については、本人のタブレットで原稿を読み込み、入力・印刷したものを提出
板書の書き写しについての配慮
(時間内に正確に書き写すことが難しいため、できていなくても配慮いただいています)
テストでは、ひらがなでの回答を可としていただいている
(多少の書き崩しや誤字があっても、理解を重視して評価していただいています)
アルファベットの記述についても困難があるため、無理のない形で対応していただいています
6年生としての学校生活を送る中で、これまでのご配慮を一度整理し、今後の支援や中学校への引き継ぎに役立てていただければと思い、提出させていただきました。
引き続き、ご指導・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
令和〇年〇月〇日
〇〇〇〇の保護者
💡先生と話すときのポイント
■まずは感謝から伝える
これまで学校で行っていただいた配慮が、本人の安心や学びにつながっていることを、具体的なエピソードとともに伝えること
で、話し合いが前向きに進みやすくなります。
■「できなかったこと」ではなく「できたこと」を共有する
配慮によって「どんなことができるようになったか」「負担がどれだけ軽減されたか」を伝えることで、合理的配慮の必要性が理解されやすくなります。
■中学校への引き継ぎを見据えて話す
小学校でどのような配慮が行われ、どの程度効果があったかという“実績”は、中学校で合理的配慮が引き継がれる際の重要な判断材料になります。
「小学校での実践として残したい」という視点で相談することがポイントです。
■残りの期間を「試行期間」と捉える
卒業までの数か月間は、新たな配慮や工夫を試すことができる貴重な期間でもあります。
これまでの配慮に加え、本人の負担軽減につながりそうなものがあれば、「中学校進学を見据えた準備として」追加の配慮を相談していくという考え方もあります。
■「お願い」ではなく「相談」の形で伝える
「可能な範囲で」「試しに取り入れていただくことは可能でしょうか」といった言い方にすることで、先生側の心理的な負担を減らし、協力を得やすくなります。
■個別の教育支援計画に明記していただくことを確認する
実際に行われている配慮や、その効果については、個別の教育支援計画に記載していただくことで、次の担任や中学校への引き継ぎがスムーズになります。
「記録として残すために、支援計画への記載もお願いできますでしょうか」と一言添えて確認すると安心です。
※このお手紙は、実際の相談文をもとに一部内容を調整したサンプルです。
※学校やお子さんの状況に合わせて、表現や内容を適宜修正してご活用ください。