〇〇小学校
新担任の先生
年度はじめのお忙しい時期に恐れ入ります。
本人の特性について、事前に少し共有させていただければと思い、お手紙を書かせていただきました。
本人は、書字障害(発達性ディスレクシア)の診断を受けています。
知的な遅れはありませんが、図形を把握する力が弱く、特に漢字を覚えたり書いたりすることに苦手さがあります。
また、漢字に関しては集中が必要なため、長時間同じペースで学習を続けると疲労が出やすいという特性があります。
診断後、学校でさまざまな配慮をしていただいたことで、本人も以前より安心して学校に通えている様子が見られます。日頃のご対応に心より感謝しております。
現在は、医療機関や相談機関、支援機関と連携しながら、本人に合った学び方や環境づくりについて助言を受けています。
学校生活においても、これまで同様のご理解とご配慮をいただけましたら幸いです。
これまでの様子から、特に助かっている配慮の一例を挙げさせていただきます。
宿題や課題の量について、本人の負担が大きい場合は調整していただくこと
漢字練習では「なぞる」形式を取り入れるなど、書く量を減らす工夫
漢字ノートを大きなマスのものに変更すること
音読については、デイジー教科書などの音声教材を活用すること
50問テストで、「読む力」を確認する形を取り入れていただくこと
板書を写すことが難しい場合、タブレットで板書や連絡事項の写真を活用すること
また、今後学習内容が難しくなっていくにつれ、ICTの活用などについてご相談させていただく場面が出てくるかと思いますが、その際には改めてご相談させていただければと思っております。
一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
令和〇年〇月〇日
保護者名:〇〇 〇〇
💡先生と話すときのポイント
■ まず、これまでの配慮への感謝を伝える
現在受けている配慮が、本人の安心や学習のしやすさにつながっていることを、具体的に感謝として伝えます。「おかげで学校に前向きに通えています」「助かっています」といった言葉は、信頼関係づくりの土台になります。
■ 「できないこと」よりも「特性」として説明する
努力不足や甘えではなく、特性による困りごとであることを落ち着いて共有します。
「書くことが苦手」ではなく、「書字に強い負担がかかる特性がある」という伝え方がおすすめです。
■ 配慮は“特別扱い”ではなく“学び方の調整”であることを伝える
配慮の目的は成績を甘くすることではなく、学習内容を理解するための手段を調整しているだけ、という点を共有します。
■ これまで効果があった配慮を具体的に伝える
「これがあると助かっています」「こうすると力が発揮できています」と、実例を挙げて伝えることで、先生もイメージしやすくなります。
■ 「お願い」ではなく「相談」という姿勢で話す
一方的な要望ではなく、「学校の中で可能な範囲で」「一緒に考えていただけたら」という姿勢を大切にします。
■ すぐに完璧を求めない
まずは様子を見ながら、必要に応じて調整していくというスタンスを共有すると、先生の心理的負担も軽くなります。
■ 感謝で締める
話の最後にも、「お忙しい中ありがとうございます」「引き続きよろしくお願いします」と感謝を伝えることで、前向きな関係を保ちやすくなります。
※本ページの文章は、学校との面談時にお渡しする文面の一例(仮)です。
※診断内容は架空のものです。
※実際に使用される際は、お子さんの状況や学校の方針に合わせて内容を調整してください。