1,自転車関連
自転車
品 名:GIANT GREAT JOURNEY
価 格:110,250円
積載装置が前輪にないため、荷物のすべてを後輪に載せ込みました。結果として、他の要因もあったのでしょうが、荷台を支えるためのフレームが4回も折れました(材質はアルミ)。
荷物は、必ず前後輪に分けて載せる必要があります。また、後輪のみに荷物を乗せると、スポークが折れる、というリスクも伴うようです。
サイドバック
価格は、自転車に含まれています。後輪・両サイドに装備したわけですが(二個)、当然のことですが二個だけでは収納できないので、更に荷台の上に大きなバックを積みました。
上記でも触れているように、後輪だけににも戸を載せと、荷台のフレームが折れことになります。加えて、最悪、スポークが折れることさえあるもお聞きしています。なので、荷物の積載は可能な限り、前後輪に分散する必要があります。なので、そのような自転車を選ぶ必要があります。
タイヤ
出発時、予備タイヤを二本持参。タイヤは、走行距離に比例して劣化が進みます。このことが、パンクを繰り返す原因になっているように思います。
原因不明のパンクを繰り返すときは、タイヤの状態を観察したうえで、必要に応じて思い切ってタイヤ交換をすることです。
タイヤに小さな無数の亀裂が入っている場合は、それほど摩耗していなくても交換の時期と思って間違いありません。
私の自転車は、自転車店に予備タイヤを置いてありませんでした。ただし、なぜか、北海道稚内市街にある自転車店には、予備タイヤがありました。
ブレーキ
私の自転車は、ディスクブレーキでした。ディスクブレーキのメリットは、ブレーキ制動が優れていることです。
デメリットは、例えば、後輪タイヤのチューブ交換の時、車輪を本体から外すときにディスクが邪魔をするので、素人にとって取り外しが面倒なことです。
私の場合、できるだけパンクのリスクを避ける観点から、不経済ではありましたが、常に予備チューブを持参しておき、パンクの都度、新しいチューブに交換しておきました。ということで、パンクの度に、車輪を取り外す必要がありました。
もう一点、最低期間中、ブレーキパットを一回は交換する必要があります。このとき、交換方法の知識をまったくもたずに旅立ち、その場に直面すると、これは最悪なことになります。
ディスクブレーキシューは、自転車店にありませんので、必ず予備を持参しておくべきです。これを無視すると、全くブレーキがきかなくなるので危険です。
もう一点のデメリットは、ディスクにブレーキシューに接触するためなのか時々ブレーキが利いた状態が起こることです。この現象が起きると、下り坂であっても思うように自転車が走りません。随分悩まされたものです。
結論として、ディスクブレーキの自転車は避けた方がよいと思います。
荷台
最も注意すべき点として、新車であってもネジが緩むことです。具体的には、荷台を止めているネジが緩みネジが落下することです。ネジがよく緩むので、ときどき確認をする必要があります。そのあと起きるのが、荷台の支柱が外れ支柱が破損してしまうことです。
私の場合、日本一周の期間中、荷台支柱が4回も破損しました(写真)。自転車によっては、同じ荷台が自転車店に置いていないことです。
<具体例>
一回目、支柱を固定してあるネジがゆるみ、ネジが落下し紛失、支柱も破損しました。このことで、荷台の上に載せていた荷物が後輪の泥除けを抑え、泥除けが後輪タイヤを抑えることで、そのことがブレーキの役割りになってしまい、結果として走行不可能になりました。
余分なお金がかかりますが、出来れば荷台の予備を自宅に備えておくのも一つの方法です。私はしておきました。
荷台の交換は、イオンスポーツオルティーで自転車を購入したので、このお店が全国ネットで展開されていますので、支障をきたした時は、店を通じて該当する県にあるイオン店で交換することが出来ました。なお、交換が生じたときはすぐ自宅から交換するイオンのお店に向けて宅配しておくことです。お店から取り寄せると、必ず1週間はかかります。
チューブ
チューブは、ちょっとした自転車店であれば店頭に置いてあります。出来れば予備チューブを持参しながら走ることです。
なお、パンク修理は自身でしなくてはなりません。必ず修理道具を忘れないようにするべきです。
ヘルメット
価格:1万円少し。
私はヘルメットの先に「ツバ?」の付いたものを選びました(写真)。取り外しが可能です。雨よけを考えたうえで、これに決めました。進行方向から叩きつけてくる時の雨ですが、ヘルメットの先端にツバがなければ目に雨が入るので走行するうえでの妨げとなります。
ヘルメットなしで走る若者が多かったように見受けました。とにかく長い道のりなので、身の安全のためにも必要ですし、意外にも日除けにもなります。
ライト
夜間走行にとって、なくてはならない必需品ですが、夜間走行だけではありません。本州は太平洋沿岸、北海道は日本海沿岸について特にトンネルが多いので、当然、必要です。
また、時には目的地へ予定した通りにつけないこともあります。この場合、当然、暗い夜道を走ることになります。前日に目的地を決めた上で、その日走れる走行距離も決めた上で走っていても、到着がするのが暗くなることがあります。このとき、予備のライトがあると、標識を直接照らすことが出来るので重宝です。
ということで、ライトは照明の良いものを是非、装備してほしいものです。
空気入れ
空気入れは、携帯ポンプを備えて出発するのが基本です。この場合は、出発前に必ず慣れておくことが必要です。でないと痛い目に遭います。
私のように通常の空気入れを持つ人は、まずいないはずです。見てくれも良くありません。それに重たいですね。でも、携帯ポンプでは、安心できませんでした。
2,寝具類
テント
価格:29,800円
品名:Snow(スノーピーク)社製の「ランドブリーズ ソロシリーズ
テントのフレームが折れたことの経験を聞きしました。実際、この目で見ました。もしかすると、価格の安い品物でこのようなことが起きやすいのかもしれません。このことを思うと、テントについてもある程度のお金をかけておきべきだと思います。私のテントは、比較的高かったので、テントに関しては、トラブルがありませんでした。できれば、テントフレームが折れたときに修理をするための予備品を持参しておく必要があるのかもしれません。
テントは、意外と重たいものです。「安いから、ホームセンターでテントを買ったけれど、重たい」などの声をお聞きしたことがあります。北海道一周程度であれば、少々の重さも耐ることが出来るでしょうが、日本一周ともなればまた条件が違ってきます。
また、テントは頻繁に使うので、設営・収納の繰り返しをすることになります。なので、もしかするとちょっとしたはずみで、フレームの破損に結びつくことがあるかもしれません。
以上のリスクを少しでも避けるためには、テントを買う時に安さのみを追及すると、後々、悔いを残すことになる恐れもあります。 それと私のテントには、グランドシートが付いていました。テントの下に敷くシートです。これは、テントを設営しないで、軒先で野宿するときでも、下に新聞を敷き、その上にシートを敷けば、あとは寝袋に入り寝るだけです。手間が省けていいですね。とても重宝でした。
更に必要なのは冬も旅を続ける場合は、夏用のテントは買わない方がよいと思います。11月になると、とにかく寒くなりますから。
寝 袋
品 名:(セパレートマミー)
価 格:17,850円
重さが750gなので、収納するにもコンパクトで軽量です。それに私が走った期間は7月~11月15日でしたので、何とか寒さに耐えることができました。
使用可能温度が、3℃~になっていました。いちばん寒い朝で2℃の日がありました。寝袋でも寒いほどでした。それに私は、日本海を南下する過程で雨用にと思って買った雨合羽でしたが、後半になると夜の冷え込みに耐え兼ねて、雨合羽を寝るときの寝具にしました。随分助かりました。
寝床マット
価 格:11,200円
浮き袋と同じイメージです。必要な時は、口を通じて空気を入れる。クッション性にも優れています。終われば空気を抜けばよいだけです。空気を抜けば収納時には、コンパクトになります。
なお、よく見かけたのがキャンプ時に使うタイプのシートです。あれを持参しているのをよく見かけました。丸めることは出来ますが、完全に収納することが出来ないので、雨が降ると、当然濡れることになります。また、どうもコンパクトではありません。
3,衣類
雨合羽
コンビニで買ったものを使いました。これでも十分対応できますし、なんといっても軽いのがいいです。使い捨て感覚です。
ただし、夏場は暑いので、合羽を着こんで走ることはできません。ですから雨でも、ほとんど濡れながら走りました。使えるのはせいぜい10月以降だと思います。
下着
すべて3着分の準備をしておくべきです。着替えは出来ても、洗濯が出来ない。また雨の時もあります。このようなことを前提として考えると、3着分が必要になってきます。ただし、これ以上になると荷物がかかさみますので3着分が限度でしょう。
ただし、11月に入ると、次は寒さが厳しくなってきます。なので、寝るときや走行のときは、どうしても長ズボン、長い上着が必要になります。だからと言って、初めからすべてを持参すると重くなりますので、寒くなれば必要に応じて衣類を買う以外に方法がありません。但し私は、このことも前提として出かけましたので、足りない分を途中で買いました。
4,洗濯について
ほとんどコインランドリーで洗濯をしました。でも、これはかなりの出費になります。と同時に、コインランドリーに立ち寄ると、結構な時間がかかりますので、これがその日の走行ロスになるのです。悩みの種でした。勿論、コインランドリーがどこにでもあるわけでもありません。
人によっては、洗濯物を自転車のハンドルや後輪の荷物の上に洗濯バサミで留めて走る光景を目にしました。
私も二回ほどやってみました。でも、完全に乾燥していないまま収納したため、夏場は蒸れるのでカビ臭くなってしまうのです。以上、私の失敗談です。
なお、洗剤についてですが、小分けした洗剤を持参することもお忘れなく。場所によっては、洗濯機はあるけれども、洗剤のないこともあらからです。コンビニで買っておきましょう。
<洗濯バサミ&ヒモ>
キャンプ場などでは、手洗をしたあと干すときに、ひもが必要になります。ひもの長さは、下着や上着・タオル・靴下など数枚分が干せる長さを準備しておくべきです。加えて洗濯バサミもお忘れなく。
5,医薬品
風邪薬
必ず持参してください。出来れば使い慣れている薬がいいと思います。
胃薬
何がきっかけとなって変調異変を来すかも知れませんので、念のために胃薬も備えておくべきです。
傷薬
自身の不注意で、ペダルに足首をひっかけて数回傷を負いました。ですからその都度、バンドエイドを張りました。と言うことで、バンドエイドの備えも必需品です。
ムヒ
夜間、外で話す機会が多々あります。その時必要となるのが、虫刺され用の薬です。東北や北海道では、走行中アブが足に留まり、こいつに刺されると腫れてしまうのです。勿論、夜間での蚊対策としても必要ですが。
6,その他
蚊取り線香
野外で腰に釣るタイプのものを準備しておくことです。蚊取り線香は必須です。
健康保険者証
必須です、忘れることのないように。
ツーリングマップ
価格:1,600円(当時の価格)
今はスマートフォンの時代なので、必要ありませんが、私が日本一周をする時はまだ携帯電話でした。なので、どうしても、ツーリングマップが必要でした。この本を基にして、次の日の目的地となる「道の駅」までの走行距離を計算した上で、走っていました。
ただ、とても不経済なことですが、この地図をすべて残すと積載量が増すので、使い捨てにしました。
必要に応じて、事前に本屋さんに立ち寄り、次の地図を購入しました。