運営スタッフ紹介

学生スタッフ (Student Assistant : SA)

瀬尾 海渡 (Kaito Seo)

2017年4月-現在    海洋研究開発機構(研究生)

2019年4月-2021年3月 慶應義塾大学政策・メディア研究科

2021年4月-現在    東京大学大学院 総合文化研究科

地球で最初の生命はどのように生まれたのでしょうか。この広い宇宙に私たちが見たことのない生命はいるのでしょうか。こんな壮大でワクワクする問いに挑戦する学問が宇宙生物学です。その中でも僕は生命の起源というテーマに興味を持ち、現在は人工細胞に関連した研究を行なっています。 

アストロバイオロジーキャンプは、宇宙生物学に関する問いへ答えようとしてきたこれまでの研究について学び、興味を同じくする研究者や学生と共に議論できる場所です。今年は久しぶりの対面開催ということで、参加者や講師の皆さんと直接お話しできる貴重な機会を提供できればと思います。

アストロバイオロジーというロマン溢れる研究について一緒に考え、議論するのがとても楽しみです! 


西村 大樹 (Hiroki Nishimura)

2016年4月 - 2020年3月 東京海洋大学海洋科学部海洋生物資源学科

2020年4月 - 現在          東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 

(第2回慶應アストロバイオロジーキャンプ2017参加者)

私は本キャンプに2017年に参加し、生命の起源や地球外生命体などこれまでサイエンスフィクションとして扱われていた命題が科学的に研究され、興味深い事実がいくつも明らかになっていることを知り、自分も携わりたいと思うきっかけになりました。その後NASAのジェット推進研究所にて、地球が生命に誕生し、進化していくために重要な化学反応について研究を行いましたが、大学院からは初期生命に近い特徴を有する地下深部に生きる微生物について研究を行っています。 今回の参加者の中からもプログラムを通してアストロバイオロジーという学問に触れ、興味を持ち研究者の道を歩み始める方が出てくることを期待しています。

橋本 陽太  (Hinata Hashimoto)

2018年4月 - 2021年3月 東京工業大学生命理工学院

2019年9月 - 2020年3月 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 技術研修生

2021年4月-  現在 東京工業大学生命理工学院 修士課程

(第3回慶應アストロバイオロジーキャンプ2018参加者)

私は高校生のころ、「宇宙・化学・生物のどれも面白いし、1つの分野に絞るなんて無理!」と悩んでいました。そんな中このキャンプに参加し、アストロバイオロジーという学問を知り、魅せられました。このキャンプがきっかけとなり、ELSIやJAXAでの研究活動を行うことができました。現在はヒトの小さいタンパク質について研究しています。いつか火星でフィールドワークがしたいです。ワクワクが止まらない3日間にしましょう。ご応募お待ちしております!

西川 将太 (Shota Nishikawa)

2015年4月 - 2019年3月 慶應義塾大学理工学部生命情報学科

2019年4月 - 2021年3月 東京工業大学生命理工学院 兼 東京工業大学地球生命研究所 修士課程

2021年4月 - 現在 東京工業大学生命理工学院 兼 東京工業大学地球生命研究所 博士課程 

(第2回慶應アストロバイオロジーキャンプ2017参加者)

私たち人間を形作っている細胞と、目に見えないほど小さい細菌は一見全く異なる生物のように思いますが、基本的な生命の仕組みは共通しています。どちらも遺伝情報に基づいてタンパク質を合成し、様々な生命活動に用いているのです。私はそんな,生命の土台となる仕組みがどのようにして出来上がったのか、その起源について研究しています。科学技術が発展した現在では、遥か遠い星の環境を再現して地球外生命体の可能性について議論したり、人工細胞の構築に取り組んだりすることが可能となっています。このように、私たちは今、空想やSFの世界でしかあり得なかったことを「アストロバイオロジー」という学問として取り組むことができるエキサイティングな時代にいるのです。KACに参加して、アストロバイオロジーの最先端研究に触れてみませんか。皆さんの参加を心よりお待ちしています!

村山 華子 (Hanako Murayama)

2017年4月-2021年3月 東京大学理学部生物化学科

2021年4月-現在 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 

(第4回慶應アストロバイオロジーキャンプ2019参加者)

私は初期地球においてRNAとタンパク質がどのように出会い、今のセントラルドグマのシステムが形作られていったのか、他の星でもこのようなシステムが存在するのか、ということに興味を持っています。この謎に迫るべく、現在はRNAとタンパク質の相互作用を構造生物学の立場から研究しています。このキャンプで皆様と宇宙生物学について追及し深め合える日を楽しみにしております。よろしくお願いします!

野崎 舜介 (Shunsuke Nozaki)

2017年4月   - 2021年3月 東北大学理学部地球惑星物質科学科

2021年4月   - 現在            東京工業大学理学院地球惑星科学系 /地球生命研究所

(第5回慶應アストロバイオロジーキャンプ2021参加者)

私は太陽系に普遍的に存在する海洋天体の魅力に惹かれ、木星の衛星エウロパや土星の衛星タイタンといった、「氷衛星」と呼ばれる天体の研究を行っています。これらは表面を覆う氷の内側に液体の海を隠し持っていたり、海底での熱水活動があったりするものもあると考えられています。現在私が研究しているタイタンの表面では炭化水素が主体となった物質循環があり、低温ながらもアストロバイオロジーのひとつのターゲットとして注目されています。科学で得られた証拠に基づいて、「地球の他に生命が存在できるかもしれない」ということが科学の対象となった今、このキャンプを通して日本のアストロバイオロジーを盛り上げていきたいと思っています!よろしくお願いします。

柳瀬航太 (Kota Yanase)

2019年4月-現在 神奈川工科大学・応用バイオ科学部・応用バイオ科学科

2021年4月-現在 東京工業大学・地球生命研究所・藤島グループ・リサーチアシスタント

2022年4月-2023年3月 東京大学・大気海洋研究所・微生物分野・インターンシップ

(第5回慶應アストロバイオロジーキャンプ2021参加者)

(第6回慶應アストロバイオロジーキャンプ2022参加者) 

私は「なぜこの世界には多様な生命が存在するのか」この問いを探求していくうちに、生命の起源について考えるようになりました。現在の生物は共通祖先(LUCA)から進化を遂げており、その進化を加速させたのが、多様な機能性分子を生み出している翻訳系であることを知りました。現在はELSIで合成生物学的手法から翻訳系の起源に迫る研究をしています。生命の起源を探す研究は自分のルーツを探す旅(=人生)にも思えてきます。もちろん生命の起源だけでなく、生命の広がりや未来について研究している分野がアストロバイオロジーです。そんな魅力的な研究について皆さんと議論し交流できることを楽しみにしています。 

牧野有里子(Yuriko Makino)

2020年4月-現在 慶應義塾大学 物理学科

(第6回慶應アストロバイオロジーキャンプ2022参加者) 

NASAが提唱するアストロバイオロジー。それは「宇宙における生命の起源、進化・伝播、未来」を研究する学問です。私はこれを、宇宙における生命の「過去・現在・未来」だと捉えています。宇宙へ行きたい。その想いから宇宙の多分野に携わる私にとって、宇宙での生命の未来を担うアストロバイオロジーの世界は非常に魅力的でした。宇宙が選択肢として台頭し、宇宙と生命が近づきつつある今、その未来は夢物語ではなくなり、過去と現在は探求すべき神秘で溢れていると思います。

多くの神秘と、これから広がる無限の可能性を秘めるアストロバイオロジーの世界に、皆様と触れられることを心より楽しみにしています! 

田川翔大朗 (Shotaro Tagawa)

2014年4月 - 2018年3月 九州工業大学 工学部 機械知能工学科 知能制御工学コース 学士課程

2018年4月 - 2020年3月 大阪大学生命機能研究科 脳情報通信融合研究センター 修士課程

2020年4月 - 2021年9月 人材紹介会社 社会人

2021年10月 - 現在   東京工業大学生命理工学院/地球生命研究所 博士課程

(第6回慶應アストロバイオロジーキャンプ2022参加者)

私は、これまでロボット工学、脳科学、宇宙生物学と幅広い分野を渡り歩いてきました。これら全て「生命観の拡張」という目標に繋がると捉えており、全ての分野はどっかで繋がってるなと最近考えてます。このアストロバイオロジーは、まさに「生命とは何か?」という大きな謎に向かって、いろんな分野が繋がる世界です!学年も分野も異なる皆さんがアストロバイオロジーで繋がると、どんな新しい発見が生まれるのか?すでにめっちゃ楽しみです!最高の3日間にしましょう!