3:IR初級人材
継続的改善のためのIR/IEセミナー2018
[セッション3]IR初級人材育成研修セッション(初級者向け)
テーマ「IRデータの管理と分析活用」
日時:平成30年3月2日(金) 9:30-16:30
会場:九州工業大学 戸畑キャンパス インタラクティブ教育棟 インタラクティブ学習室
(北九州市戸畑区仙水町1-1)
参加者:30名(スタッフ4名を含む) [参加者について(PDF:196KB)]
○ ルーブリック(初級)における目標:
・IRに従事して1年程度までの方(実務経験が少ない方)を対象に研修を行いました。
・IR担当者は、データ分析を行うだけでなく、依頼者の問いに応じてその結果を分かりやすく示すとともに、意思決定に繋がるような情報提供(レポート)が求められます。
・本セッションでは、IR担当者(初級)がデータ分析や活用を行う際の注意点や課題、具体的な方法等について、講義や演習を通じて学んでいただきました。
<セッション3/第1部>
・第1部(講義)では、情報支援サークルの概念を踏まえ、IR活動における報告のプロセスや効果的なコミュニケーションの方法等について説明します。また、分析を効果的・効率的に行うために必要とされるデータマネジメントの一環として、データの前処理や統合、可視化、管理等についても説明しました。
9:30-10:20? 趣旨説明・講義1:概論
小湊 卓夫(九州大学 基幹教育院)□
分析レポートの依頼者とIR担当者とのコミュニケーションの重要性に軸を置き、どのような報告が効果的かといった観点から課題を整理しました。
[趣旨説明+講義1(PDF:1.54MB)
[補助資料(IR/IEの教訓から学ぶ)(PDF:137KB)]
10:30-11:20? 講義2:データマネジメントと分析
大野 賢一(鳥取大学 学長室)
□
収集したデータを整形し、決められたルールに基づき、データを保有する「データマネジメント」について触れるとともに、データ活用の実際を取り上げました。
[配付資料(PDF:2.12MB) ]
11:35-12:20? 質疑応答
※質疑応答はどうやってやったのですか?(記事をください)
<セッション3/第2部>
・第2部(演習)では、グループに分かれ架空のケースを扱いながら、レポート作成演習を行いました(ケーススタディ)。最後に、グループ毎にまとめたレポートを簡単にご報告いただき、全体で共有を図りました。
11:35-12:20? 演習:データ分析と解釈・レポート作成
小湊卓夫(九州大学 基幹教育院)
大野賢一(鳥取大学 学長室)
関隆宏(新潟大学 経営戦略本部評価センター[IR推進室兼務])
藤井都百(九州大学 インスティテューショナル・リサーチ室)
□
◇ 参加者のみなさんは、架空大学のIRオフィスのスタッフです。
◇ IRオフィスでは、学長からの依頼事項を検討し、調査のデザインを行いました。その結果、当該学部の副学部長との聞き取り調査を実施し、関連するデータについても収集済みです。
◇ IRオフィスとして、データ分析を踏まえ、学長に報告しなければなりません。
1)課題の理解
聞き取り調査結果及び関連データを踏まえ、報告レポートに取り上げる事項を2~3個考えます(個人ワーク)。
各人が考えた事項を基に、班で報告レポートのテーマ(問い)を設定します。その際、依頼者(学長)の要求を満たすものなのかどうかをメンバーと検討します(グループワーク)。□
2)データの分析・解釈
班で決めたテーマに関して、レポートに使用するデータを選んだ根拠や収集されたデータに基づく報告レポートの作成イメージを考えます(個人ワーク)。
各人が考えた内容を基に、班でデータ分析を行い、収集されたデータの限界(より充実したレポート作成のために必要とされるデータ)等についても議論する(グループワーク)。□
3)レポート作成
データの分析・解釈に関する班の検討結果を踏まえ、報告するレポートを作成します。
4)情報共有
作成したレポートに基づき、班ごとに報告を行い、全体で情報共有します。
[演習課題・データ](?)
<当日のスタッフ>
○小湊卓夫*(九州大学 基幹教育院 准教授)
大野賢一*(鳥取大学 学長室 学長特別補佐(IR 担当)/教授)
関隆宏* (新潟大学 経営戦略本部評価センター[IR推進室兼務]准教授)
藤井都百*(九州大学 インスティテューショナル・リサーチ室 准教授)
□
[*は大学評価コンソーシアム幹事・監査人]
◆ この勉強会の開催は、教育関係共同利用拠点 次世代型教育開発拠点(九州大学 基幹教育院 次世代型教育開発センター) の資金援助を受けています 。
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