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情報誌「大学評価とIR」第4号の発行について 


情報誌「大学評価とIR」第4号の発行について (H27.12.30) 戻る


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■ 論説 & 事例報告

[事例報告] H27.12.10掲載

授業アンケートを教育改善サイクルに活用する:回答率を向上させ、学生から建設的な意見を得るための工夫 (PDF:646KB)


 橋本 智也 (京都光華女子大学 EM・IR部 部員)


内部質保証を進めるにあたっては、自己点検・評価の活動を基礎として教育の質を向上させるサイクルが重要である。 授業アンケートは、そのサイクルの起点の1つとして位置付けられるが、多くの大学で十分に活用されているとは言えない。 そこで、本稿では、授業アンケートを活用していくにあたって課題となる「実施媒体と回答率」と「具体的・建設的な意見」に着目して、 ①教員間での目的などの確認、②教員から学生への説明、③評価者としての教育、④わかりやすい資料の作成、⑤教員から学生へのフィードバック専用システムの開発を行った。 それら5つの工夫を中心に事例を報告する。



[事例報告] H27.12.24掲載

留年してしまう学生の効率的・効果的な検出方法についての検討 (PDF:345KB)


 嶌田 敏行 (茨城大学 大学戦略・IR室 准教授)


「留年してしまう」学生の早期発見は、大学側の早期対応につながるため、定員管理という観点から重要である。そこで、「留年してしまう」学生の効率的・効果的な検出方法について4つの手法の比較を行った。その結果、学生のGPAを連続的に点検する方式が一定程度有効であることが示唆されたが、カリキュラムのタイプに依存することも分かった。



[事例報告] H27.12.28掲載

第3期中期目標期間の計画策定や評価対応に向けたIR業務の在り方の検討 (PDF:430KB)


 末次 剛健志 (佐賀大学 総務部企画評価課係長)


第3期中期目標・中期計画に関して、これまで佐賀大学において検討してきた内容をIRの立場から紹介するとともに、中期目標・中期計画の進捗管理や自己点検・評価へのIRによる支援の在り方について検討する。



[論説] H27.12.29掲載

IR人材に求められる力量からIR組織に求められる知性へ

-テレンジーニ(Patrick T. Terenzini)による3つの知性論の再検討- (PDF:294KB)


 佐藤 仁 (福岡大学人文学部 准教授)


IR人材に求められる力量を表したものとして、米国に限らず、わが国においてもテレンジーニが提示した「3つの知性」が度々利用される。本稿では、その内容を概説した上で、①2013年に出された改訂版の3つの知性を検討し、②わが国のIRの文脈において、どのように解釈することができるのかを考察した。結論として、わが国の文脈では、3つの知性は、個人ではなく、もともとの前提とされた組織的な知性として捉えること、そして3つの知性を階層的に捉えるのではなく、バランスの関係として捉えることの必要性を指摘した。



[事例報告] H27.12.30掲載

「IRの4つの顔」から見える日本の大学のIR像 (PDF:339KB)


 浅野 茂 (山形大学 学術研究院(企画部) 教授)


大学評価コンソーシアムでは、米国の高等教育機関におけるIR(インスティテューショナル・リサーチ)に注目し、日本の大学における大学評価やIR業務への活用を模索している。本稿では、その一環として、米国のIR人材育成プログラム等で教材となっている文献に注目し、そこで示されている概念や枠組みをどのように活かすかについて議論したワークショップの結果を報告する。



※「論説」と「事例報告」の別なく、受理順もしくは原稿完成順掲載となっております。従いまして、 掲載時点で書誌情報が確定します。



■ 記事

平成27年(2015年)・査読者一覧(PDF:104KB)

編集者、編集後記など(PDF:130KB)

編集長 嶌田敏行