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大学評価担当者集会2016(8/25-26):第3報(立命館大学・大阪いばらき) 

 大学評価担当者集会2016(8/25-26):第3報(立命館大学・大阪いばらき)(H28.8.25)戻る



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                        平成28年7月13日

大学評価・IRに携わるみなさまへ


                     大学評価コンソーシアム


      大学評価担当者集会2016開催のお知らせ(第3報)


 大学評価担当者集会は今年で第10回となります。今回は立命館大学大阪いばらきキャンパスを会場に開催することとなりました。7月19日(火)13時より受付を開始いたします。

 大学評価もIRも自己点検評価活動であり、目的に照らした大学の現状を詳らかにすることで改善へと役立てるための活動です。これらは、高等教育機関の置かれた状況を踏まえると、昨今、ますます重要性を増しています。

大学評価コンソーシアムでは、これまでも評価・IR活動の高度化を進めることにより、どのように改善のための意思決定や諸活動の支援を行うか、ということを多くの参加者のみなさまと議論してきました。今回は、「計画の評価と運用」をキーワードに、1日目は「どのように計画の目的を明確にするのか(例えば指標設定等)」を考え、2日目は「それをどのように評価(把握)するか」をみなさまとともに考えていきたいと思います。

 実際には、評価をどのように実施するか、ということを踏まえながら計画の立案ができるケースは、残念ながらあまり多くないと思います。即ち、目的の明確化を図ろうとしても、それらは所与のものとして計画等の形で存在し、その制約の中で活動の設計や評価を実施しなくてはならないことが多いのが実情ではないでしょうか。そのため、今年度の大学評価担当者集会では、まず1日目に、既に設定されている計画の中から数値目標や指標を導き出して達成条件の設定やモニタリングをどのように実施すればよいのか、ということについてロジックモデルを用いてみなさんと考えていきたいと思います。2日目は、数値目標や指標に限らず、評価やIRに関する課題をそれぞれ持ち寄り、テーマ別のグループで討論を行います。大学評価については、これまでどおり初級者向け講習も平行して開催します。

 大学評価やIRに直接携わらなくとも、学内の現状把握・現状分析に関連する業務に従事していてさまざまな課題をお持ちの方やそれらの活動を支援されている方も含め、意見交換を行いながら、大学の改善に資する大学評価やIRができることについて考えていきたいと思います。


1.日時 平成28年8月25日(木)13:30~17:50および26日(金)9:30~16:00

[25日18:00~20:00に「懇親会」も開催されます(参加任意)]

25日10:00~12:00には「プレイベント」を開催します。


2.会場 立命館大学 大阪いばらきキャンパス A棟南ウイング 2階・3階

     (大阪府茨木市 岩倉町2-150)

[キャンパス案内]

http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/

※詳細な交通案内、会場マップ等は後日、参加される方に配布させていただきます。


3.対象と参加費

・大学において、大学評価やIR等の現状分析、現状把握に関連する業務に携わっている方、あるいはこれまでに携わった経験を有する方、関係機関等に所属される方、関連する民間企業等の方を対象とします。

・大学における評価部署、IR部署や企画部署での勤務経験は問いません。学務系、総務系等のセクションの職員、学部やセンターの教員、技術職員、URA等の専門職、大学以外の機関所属であっても大学評価やIR等の現状把握を通じた大学の諸改善に興味をお持ちの方であれば参加いただけます。

・大学評価担当者集会は、相互交流、相互学習、情報共有をキーワードに開催しています。したがいまして、全てのセッションで他大学・他機関の方との討論や情報交換などが設定されます。そのような趣旨から、1日目午後の全体会と2日目の分科会はセットとなっており、いずれかのみに参加いただくことはできませんので、ご承知おきください。

・今年度は、1日目の午前に、開催校である立命館大学の鳥居先生と川那部先生を招いたプレイベント(勉強会)を開催します。こちらについては、上記の分科会等の制約はなく、単独のイベントとしてご参加いただけます。

・参加費は、開催校(立命館大学)のご配慮により徴収しません。なお、資料の印刷等は、原則としてこちらでは行いませんので、各自で印刷の上、ご持参ください。資料は、概ね1週間前から大学評価コンソーシアムwebサイトからダウンロードいただける予定です。


4.スケジュール

(第1日:8月25日(木))プレイベント

10:00~12:00

プレイベント「評価担当者やIR担当者に求められる調査設計の基礎と基本

~立命館大学における学生の学びの実態調査の実践を通じて:担当者の疑問に答えます~」(定員30名)

講師:鳥居朋子先生(立命館大学 教育開発推進機構 教授)

川那部隆司先生(立命館大学 教育開発推進機構 准教授)

・評価担当者については評価書に記載するエビデンスや根拠資料の収集、IR担当者については学内の課題を浮き彫りにするための各種データの収集と分析が求められています。

・こうした要求に応えていくためのヒントを、講師である鳥居先生と川那部先生にご教示いただくため、これまで両先生が学生調査などの調査設計や分析を通じて蓄積されてきた「活きたノウハウ」について調査・研究成果と絡めながら解説いただきます。

・参加者には事前学習教材(論文2編)を読んできてもらいます。それを前提にややコンパクトな講義を受けていただき、全員に質問・感想票を記入してもらいます。講師には、原則時間内に全て回答していただく予定です(最大15分程度の延長あり)。


(第1日:8月25日(木))全体会

13:30~17:25 大学評価担当者集会2016・全体会(定員100名程度)

「数値目標と指標で組織の活動をどのように測るのか?」

・評価とIRにおいて共通の関心があるテーマとして、目標・計画の運用支援に際し、組織のパフォーマンスをどのように測定するか、ということが挙げられますが、そのような測定及びモニタリングを行うためには、数値目標や指標の設定が不可欠です。

・組織の活動をモニタリングするための指標をどのように設定すればよいのでしょうか。また、それらを活かし、適切な年度計画をどのように策定すればよいのでしょうか。

・目標のない指標は単なる数字です。指標を活用するためには、数値目標が必須です。また、時間軸を持たない数値目標は、意図する目的にはなり得ません。

・評価担当者やIR担当者が計画の変更をできるわけでもないので、既存の計画について、どのようにすれば評価に耐えうるような明確化が図られ、次年度の計画にいかに具体的に落とし込むことができるのか、ということを考えていきます。

・今回は、ロジックモデルを用いて模擬の計画を「投入-活動-アウトプット-短期アウトカム-長期アウトカム」の各プロセスに分解し、それをもとに指標を考える演習を行いつつ、大学の諸活動の改善と大学評価、IRとの関係を考えていきます。


17:35~17:50 大学評価コンソーシアム総会

18:00~20:00(参加任意) 懇親会(有料:2,000円程度を予定)

・A棟1階:OICカフェテリアで開催します。



第2日:8月26日(金)分科会 9:30~16:00


○「評価・IRの実践・課題共有セッション」(旧第一分科会:実践)」(定員70名程度)

 評価業務やIR業務等の現状把握業務を、どのように効率的・効果的に行うか、また、それらの現状把握をどのようにすれば意思決定や改善の支援につなげられるのか、ということについてグループ討議を行います。

 本分科会では、評価業務・IR業務自体をどのように改善するか、もしくは評価業務・IR業務という現状認識・現状分析の中で見えてきた学内の課題をどのように改善すれば良いのかについて、それぞれの担当者が課題を持ち寄り、類似の課題を抱える担当者との話し合いを通じて、解決のためのヒントを得たいと考えています。その際、単に課題と解決策の事例を共有する、というだけでなく、課題に共通する背景や、ある種普遍的な対応策も話し合いの中で探り、まとめていきたいと考えています。想定する参加者は、評価あるいはIR業務に一定程度携わっている方です(学外の機関あるいは民間企業等で評価・IR活動を支援される方にもご参加いただけます)。

☆お申し込み時、もしくは申込期間中(8月5日(金)17時まで)に、課題のご入力をお済ませください。入力内容をもとに班分けを行います。評価系・IR系・いずれでもよいなどの班分けに対する基本的なご希望や、あまりこれらの業務に慣れていないためファシリテーターがある程度リードする班への割り当てを希望される方も、課題入力時にご記入ください。

[担当スタッフ]淺野昭人(立命館大)、浅野茂(山形大)、○大野賢一(鳥取大)、小林裕美(日文研)、小湊卓夫(九州大)、佐藤仁(福岡大)、嶌田敏行(茨城大)、末次剛健志(佐賀大)、藤井都百(名古屋大)、藤原将人(立命館大)、山本幸一(明治大)ほか


○「評価初心者セッション(旧第二分科会:評価初級)」(定員30名)

「評価とは何か」という基本的な観点について、講義と演習を行います。想定する参加者は、評価の実務経験がほとんど無い方です。(評価初任者研修として、毎年ほぼ同じ内容を扱いますので、過去に第二分科会に参加したことがある方はご遠慮ください。)

[担当スタッフ]○関隆宏(新潟大)、土橋慶章(神戸大)


5.参加受付

 参加受付は、7月19日(火)13時からとなります(8月5日(金)17時まで)。大学評価コンソーシアムの会員専用ページからお申し込みください。申し込みは原則先着順となりますが、申し込み状況によっては大学単位で減員をお願いする場合もあります。

 なお、今年度初めて大学評価担当者集会やプレイベントにご参加いただく方は、以下「6.大学評価コンソーシアムのwebサイトについて」に示すwebサイトから大学評価コンソーシアム会員[会費無料]にご登録をお願いします。また、会員の方は、お持ちのアクセス用のIDとパスワードでアクセスしてください。

 「プレイベント」は定員が少ないため、申し込み開始から1週間以内は各大学・機関で1名のお申し込みに制限させていただきます。前回は「プレイベント2」を設定しましたが、今回、設定予定はありません。


6.大学評価コンソーシアムのwebサイトについて

昨年度の様子、成果(報告書)、大学評価担当者集会2016のお申し込み、会員登録については、メニュー左下の「会員専用」のところからお進みください。




本件の問い合わせ先

茨城大学 大学戦略・IR室(7月中)→ 全学教育機構 総合教育企画部門(8月~)嶌田 敏行

立命館大学 教学部 学事課 藤原 将人



茨城大学 嶌田敏行