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【満席】 平成27年度第4回IR実務担当者連絡会(大阪茨木) 

 【満席】 平成27年度第4回IR実務担当者連絡会(大阪茨木)(H28.2.23)戻る



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平成28年1月22日




平成27年度第4回 IR実務担当者連絡会の開催について(第2報)



大学評価コンソーシアム



1.開催の主旨

IR実務担当者連絡会は、IRや評価など高等教育機関における現状把握・現状分析に携わる実務担当者が集い、事例紹介と議論を通じて評価およびIRにおける実践知の整理と体系化に向けた「経験値」の積み上げを図ることをねらいとして企画しています。評価やIR業務では、学内の核心に迫る内容であるなどの理由で取り扱いに注意しなくてはならない情報が多く、なかなか「ありのまま」の事例を報告することが難しい現状にあります。そのため、この会では参加人数を限定した上で、当日配布せずプロジェクターで示すのみの資料を用いた報告や、数値などを架空のものにしたデータによる報告でも受け付けています。

この連絡会は年4回の開催を計画しており、今年度の最終回となる今回は、大阪府茨木市で開催いたします。前回同様、まずは報告希望者を募り、その後、参加者を募集します。また、1月8日開催の第3回IR実務担当者連絡会での経験から総合討論のさらなる充実(時間の拡大および参加者との意見交換)を図ります。

なお、本連絡会で報告された事例は、この会に参加した者だけで共有するには「勿体ない」レベルのものが多くあります。そこで、各報告者には、この会での議論の結果を踏まえ、学内の事情が許す範囲で情報誌「大学評価とIR」へ事例報告を投稿していただき、参加いただけなかった方を含め、我が国の評価やIRの担当者や関係者と情報を共有していけるようお願いいたします。


2.日時・会場

平成28年2月23日(火)13:30-17:00

立命館大学 大阪いばらきキャンパス

A棟3階 AC337セミナールーム

http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/common/file/about/floor_guide.pdf

(大阪府茨木市岩倉町 2-150)


3.対象者

IRに興味があり大学評価や学務、経営企画等に関連する調査などに従事したことがある教職員やIR(現状把握・現状分析)に関する実践事例などに興味がある方。

・平成28年1月22日(金)13時から申し込みを開始します。


4.定員

スタッフ込み30名程度


5.参加費

徴収しません。


6.注意

・「ここだけの話」的な雰囲気の確保のため、録音、撮影はご遠慮ください。

・運営スタッフが録音、撮影を行いますが、録音は報告者への提供用です。撮影した画像は報告用webページの素材として小さくトリミングして使います。

・スライド資料もしくは要点を記したレジュメを配布します。


7.タイムテーブル

13:30-13:35 趣旨説明

13:35-16:55 講演&ディスカッション(○:報告者)

13:35-13:50「『新潟大学ファクトブック2015』の作成について」

○関 隆宏(新潟大学経営戦略本部評価センター [IR推進室兼務])、

 今井 博英(新潟大学経営戦略本部評価センター [IR推進室兼務])、

 小田 美奈子(新潟大学総務部企画課 [IR推進室担当])

概要:新潟大学IR推進室の活動の柱の一つに、本学の基礎的データを可視化し、ファクトブックにまとめる取組がある。「新潟大学ファクトブック2015」の作成過程で直面した実務的課題を報告するとともに、今後の展開について参加者と議論したい。


13:50-14:05「IR機能の全学的統合に係る検討:ファクトブックの作成業務を通じて」

○山本 幸一(明治大学 評価情報事務室)

概要:大規模大学において分散してIR機能が発揮されている中で,大学運営の全体最適を図るためのデータの収集・共有・利活用をどのように検討するべきか。全学統合型データベースの設計とファクトブックの作成業務を通じた学内コミュニケーションで得た知見と課題を共有したい。


14:05-14:15「実践事例:図書館活用の調査事例とIRの学内理解への展開」

◯白石 哲也(清泉女子大学情報環境センター)

 有田 亜希子(清泉女子大学情報環境センター)

概要:本発表では、「IRを学内へどう浸透させていくべきか」についての課題共有を目指したい。現在、清泉女子大学では実践的IR体制の構築に向けて取り組んでいる。その際に、課題のひとつとして学内におけるIRへ理解不足が指摘される。そこで、本学における図書館活用の検討事例をもとに、IRを学内へ浸透させていく方策について、参加者からご意見を頂きたい。


14:15-14:30「日本におけるIRオフィス立ち上げ期の関心事:

15大学・団体から訪問調査を受けた際の照会事項から見えること」

○橋本智也(京都光華女子大学 EM・IR部)

概要:日本でIRオフィスを立ち上げる大学が増えている中、京都光華女子大学はIRオフィス立ち上げ段階にある大学から訪問調査を受けることがある。本発表では、2012年度から現在までに訪問調査に来られた大学・団体などの照会事項(報告者対応分)を整理し、そこから見えてくる関心事について報告する。


14:30-14:45「IR初級人材育成プログラムについて」

○嶌田 敏行(茨城大学 大学戦略・IR室)

○小湊 卓夫(九州大学 基幹教育院)

概要:評価・IR担当者のためのルーブリックをもとに、IR人材育成のための教育プログラムおよびコンテンツについて検討を行った。実際のニーズとの整合性、プログラムや各科目が、それぞれに掲げている目標を満たすものになっているのかなどについて参加者と議論したい。


14:45-15:05 休憩および質問・感想票記入

・総合討論を行います。その際に、質問・感想票でのご質問をお受けします。

15:05-16:55 質疑応答・総合討論

・前半は、質問・コメント票を用いて質問への回答と簡単な議論を行います。

・後半は、前半のトピックのうち、掘り下げるべき話題について議論を深めます。

※途中で10分程度の休憩を入れる場合があります。

16:55-17:00 アンケート記入


8.スタッフ

浅野茂(山形大)、大野賢一(鳥取大)、小湊卓夫(九州大)、佐藤仁(福岡大)、嶌田敏行(茨城大)、末次剛健志(佐賀大)、関隆宏(新潟大)、土橋慶章(神戸大)、藤原将人(立命館大)、藤井都百(名古屋大)、山本幸一(明治大)ほか


9.申し込み方法

参加希望の方は右側の会員専用ページからお申し込みください。


10.問い合わせ先

茨城大学 大学戦略・IR室 嶌田 敏行

立命館大学 教学部 学事課 藤原 将人


11.謝辞等

○ この連絡会の開催にあたり立命館大学様には、会場のご提供などお世話になります。

○ また、IR実務担当者連絡会の開催には、以下の資金も利用しています。

・平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)

「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に

関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)))

「教学マネジメントにおける大学の有効性の研究」

(課題番号:25381083、研究代表者:小湊卓夫)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究))

「日本の大学経営におけるデータに裏付けされた意思決定支援の適応可能性に関する研究」

(課題番号:25590223、研究代表者:浅野茂)



茨城大学 嶌田敏行