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【満席】 平成27年度第3回 IR実務担当者連絡会(於:福岡大学) 

 【満席】 平成27年度第3回 IR実務担当者連絡会(於:福岡大学)(H28.1.8)戻る



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平成27年12月1日




平成27年度第3回 IR実務担当者連絡会の開催について(第2報)



大学評価コンソーシアム



1.開催の主旨

現在、大学評価コンソーシアムでは、評価およびIRにおける実践知の収集と体系化を進めています。多くの大学でIRオフィスの設置や運用準備を行っていますが、何から始めればよいのか、具体的に何をすればよいのか困っている方も少なくありません。我々としても、明確なノウハウを持っているわけではありませんが、「ある課題があったときに、どのようなデータや情報を集め、どのような操作(集計・分析)を行い、どのような方にそれを伝えれば、改善へと進むのか」ということをみなさんと共に考え、学んでいきたいと考えています。

IR実務担当者連絡会では、IRおよび大学評価の担当者間で現状把握・現状分析に関する実践事例を共有し、そこから自大学における評価・IR業務の向上につながる糸口や気づきをお持ち帰りいただければと考えています。今回は、福岡市で開催いたします。この連絡会も試行錯誤の段階にあるため、継続的なテーマ等に基づいた企画とはなっておりません。そのため、今回は、運営方式を一部変更し、先に報告を受け付けて、報告内容をもとに参加していただくかどうかを決めていただけるようにします。また、議論の時間を長め(90分)に確保し、報告の時間については短め(報告10分~15分+質疑応答5分)に設定することとしました。


2.日時・会場

平成28年1月8日(金)13:30-17:00

福岡大学 文系センター棟15階 第7会議室

(福岡市城南区七隈八丁目19-1)

http://www.fukuoka-u.ac.jp/aboutus/facilities/big.html [14番の建物]


3.対象者(参加希望者)

IRに興味があり大学評価や学務、経営企画等に関連する調査などに従事したことがある教職員やIR(現状把握・現状分析)に関する実践事例などに興味がある方。


4.定員

スタッフ込み30名程度


5.参加費

徴収しません。



6.注意

・「ここだけの話」的な雰囲気の確保のため、録音、撮影はご遠慮ください。

・運営で録音、撮影を行いますが、録音は報告者への提供用、撮影は小さくトリミングして、報告用のwebページの素材となります。

・報告者の同意が得られたレジュメは配布します。


7.タイムテーブル

13:30-13:35 趣旨説明

13:35-16:55 講演&ディスカッション(○:報告者)

13:35-13:50「大学からの中途退学についての文献レビュー:日本の雑誌論文を中心に」

○橋本智也(京都光華女子大学 EM・IR部)

概要:大学からの中途退学を扱った文献について、日本の雑誌論文を中心に知見を整理した。

年代ごとの関心事項の変化などを報告するとともに、中途退学に対する取り組みへの示唆などについて参加者と議論したい。


13:50-14:10「IEオフィスの業務とアセスメント実践支援について」

○浅野 茂(山形大学 学術研究院(企画部))

概要:平成27年11月に、米国のIEオフィスに対する訪問調査を実施した。本報告では、IEオフィスの業務内容の紹介と、今後、日本の大学で取組むことが求められているアセスメントについて、同オフィスがどのように支援しているか、といったことを参加者と共有したい。


14:10-14:25「ファクトブックの作成業務を通して見た米国のIR業務の一端」

○大野 賢一(鳥取大学 学長室IRセクション 学長特別補佐(IR担当))

 藤原 宏司(ミネソタ州立大学機構 ベミジ州立大学・ノースウェスト技術短期大学IR/IE室)

嶌田 敏行(茨城大学 大学戦略・IR室)

概要:ベミジ州立大学のIRオフィスにおいて、実際にファクトブック作成業務を担当する機会を得た。その体験から、我が国でも利用可能なファクトブック作成や活用のヒントについて報告し、その上で、IR業務における基礎データ集の位置づけについて報告したい。

(休憩:14:25-14;35)

14:35-14:50「清泉女子大学におけるIR体制構築への模索と現状課題」

○白石 哲也(清泉女子大学 情報環境センター)

概要:現在、清泉女子大学ではIR体制を構築するための準備を行っております。今回は、体制整備へ向けた方向性に関して、報告したいと考えています。また、実際に作業を進めていく上で直面している課題のひとつとして、学籍番号の仮名化についても報告します。



14:50-15:05「IRオフィスを立ち上げる際の促進要因と阻害要因について」

○嶌田 敏行(茨城大学 大学戦略・IR室)

小湊 卓夫(九州大学 基幹教育院)

概要:今年度中盤に、現在、IRオフィスを立ち上げつつある3大学に対して訪問調査を行う機会を得た。調査結果から得られたIRオフィスの立ち上げに係る諸問題を整理し、IRオフィス立ち上げのための促進要因と阻害要因について報告したい。


15:05-15:25 休憩および質問・感想票記入

15:25-16:55 質疑応答・総合討論

・前半は、質問・コメント票を用いて質問への回答と簡単な議論を行います。

・後半は、前半のトピックのうち、掘り下げるべき話題について議論を深めます。

16:55-17:00 アンケート記入


8.スタッフ

浅野茂(山形大)、大野賢一(鳥取大)、小湊卓夫(九州大)、嶌田敏行(茨城大)、末次剛健志(佐賀大)、関隆宏(新潟大)、土橋慶章(神戸大)


9.申し込み方法

参加希望は大学評価コンソーシアムのwebサイト(12/4 13時~)からお申し込みください。


10.問い合わせ先

茨城大学 大学戦略・IR室 嶌田 敏行

福岡大学 人文学部 佐藤 仁


11.謝辞等

○IR実務担当者連絡会の開催にあたり福岡大学様には、会場の提供などお世話になります。

○ また、IR実務担当者連絡会の開催には、以下の資金も利用しています。

・平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)

「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に

関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)))

「教学マネジメントにおける大学の有効性の研究」

(課題番号:25381083、研究代表者:小湊卓夫)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究))

「日本の大学経営におけるデータに裏付けされた意思決定支援の適応可能性に関する研究」

(課題番号:25590223、研究代表者:浅野茂)


茨城大学 嶌田敏行