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【満席】平成27年度第1回IR実務担当者連絡会を開催します(立命館・大阪いばらき)

 【満席】平成27年度第1回IR実務担当者連絡会を開催します(立命館・大阪いばらき)(H27.8.3)戻る



詳細な案内はこちら(PDF:203KB)をご覧ください。




                            平成27年6月30日


        平成27年度第1回 IR実務担当者連絡会の開催について(第二報)


                         大学評価コンソーシアム



1.開催の主旨

 現在、大学評価コンソーシアムでは、評価およびIRにおける実践知の収集と体系化を進めています。多くの大学でIRオフィスの設置や運用準備を行っていますが、何から始めればよいのか、具体的に何をすればよいのか困っている方も少なくありません。我々としても、処方箋を持っているわけでもないので「ある課題があったときに、どのようなデータや情報を集め、どのような操作(集計・分析)を行い、どのような方にそれを伝えれば、改善へと進むのか」ということをみなさんと共に考え、学んでいきたいと考えています。

 IR実務担当者連絡会では、IRおよび大学評価の担当者間で現状把握・現状分析に関する実践事例を共有し、そこから自大学における評価・IR業務の質的向上のヒントをお持ち帰りいただければと考えています。この連絡会も試行錯誤中なのですが、今回は5件の事例紹介等を行うことができました。議論したい方、参考のために話を聞きたい方(もちろん質問は自由にできます)を募集したいと思います。


2.日時・会場

平成27年8月3日(月)13:30-17:00

立命館大学 大阪いばらきキャンパス

B棟(立命館いばらきフューチャープラザ)2階:B275室[ラーニングスタジオ]

http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/common/file/about/floor_guide.pdf

(大阪府茨木市岩倉町 2-150)


3.対象者

・IR実務担当者連絡会では、IR担当者やIRに興味があり大学評価や学務、経営企画等に関連する調査などに従事したことがある教職員やIR(現状把握・現状分析)に関する実践事例などに興味がある方。それらを支援する大学以外の関係団体の方をお待ちしております。(積極的に質問等をしたい方は、前の方に座ってください。)


4.定員

スタッフ込み30名程度


5.参加費

徴収しません。



6.注意

・「ここだけの話」的な雰囲気の確保のため、録音、撮影はご遠慮ください

・運営で録音、撮影を行いますが、録音は報告者への提供用、撮影は小さくトリミングして、報告用のwebページの素材となります。

・レジュメは配布します。


7.タイムテーブル

13:30-13:35 趣旨説明

13:35-16:55 講演&ディスカッション


13:35-13:55「IR実務担当者のための事例解説:授業アンケートの回答率を向上させ、学生から建設的な意見を得るための工夫」

橋本智也(京都光華女子大学 EM・IR部)

概要:授業アンケートは学生の意見を授業改善に反映できる方法の1つである。実施率は国公私立大学全体で9割を超え(文部科学省調査)、各大学では得られるデータを活用する方法を模索している。データを活用する前提としては、データの質を向上させることが重要となる。そこで、本発表では、授業アンケートの回答率を向上させ、学生に具体的・建設的な意見を書いてもらうための工夫について報告する。


13:55-14:15「学生の成績の推移と就職先のデータセットについて」

嶌田敏行(茨城大学 大学戦略・IR室)

概要:内部質保証を行う上で、教育プログラムの目標に照らした学習成果の把握が必須である。学科などのFDミーティングにおいて学習成果の議論に有用な学生の成績と進路に関するデータセットについて報告したい。


14:15-14:35「IR活動に関する指針やガイドラインの要素について」

小湊卓夫(九州大学 基幹教育院)

概要:AIRの年次総会では、毎回初任IR担当者向けのセッションで、「IR/IE担当者が知っておくべきこと」が紹介・議論されている。そこでは、学内でIR/IEに関する活動を行う上で、意識しておくべきことや活動上の注意点がまとめられている。これまで大学評価コンソーシアムでも、活動に関わるガイドラインを取りまとめてきた。そこで両者を比較・検討しながら活動に関する指針のあり方について報告する。


14:45-15:05「認証評価データ収集と蓄積」

藤井都百(名古屋大学 評価企画室)

概要:本学では平成19年度に1回目の大学機関別認証評価を終えた時点で、次回の受審に備えて毎年データを収集して蓄積する計画を立てた。今回の発表では、収集計画と実際の蓄積について、また、平成26年度に受審した2回目の認証評価でこれらのデータをどのように活用したかについて報告する。


15:05-15:25「第3期中期目標期間の計画策定や評価対応に向けたIR業務の在り方の検討」

末次剛健志(佐賀大学 企画評価課)

概要:いま国立大学法人は,第3期中期目標・中期計画の検討にあたり,取組構想に関する評価指標の設定が求められるなど,第2期との違いを感じながら作業を進めている。そのような状況の中で,第3期の各年度計画の検討や進捗管理,評価対応に向けて,IRの役割である意思決定支援や,指標に関わるエビデンスデータの収集・提供方法等について,いま佐賀大学で検討していることを踏まえながら参加者と議論したい。


15:40-16:55 質疑応答・総合討論

・総合討論を行います。その際に、質問紙でのご質問もお受けします。

16:55-17:00 アンケート記入


8.スタッフ

浅野茂(山形大)、大野賢一(鳥取大)、小湊卓夫(九州大)、嶌田敏行(茨城大)、末次剛健志(佐賀大)、関隆宏(新潟大)、藤原将人(立命館大)、藤井都百(名古屋大)、山本幸一(明治大)他


9.申し込み方法

大学評価コンソーシアムのwebサイトからお申し込みください。

平成27年7月1日(水)13時から申し込みを開始します。


10.問い合わせ先

茨城大学 大学戦略・IR室 嶌田 敏行

立命館大学 教学部 学事課 藤原 将人




11.謝辞等

○ IR実務担当者連絡会の開催にあたり立命館大学様には、会場の提供などお世話になります。

○ また、IR実務担当者連絡会の開催には、以下の資金も利用しています。

・平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)

「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に

関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)))

「教学マネジメントにおける大学の有効性の研究」

(課題番号:25381083、研究代表者:小湊卓夫)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究))

「日本の大学経営におけるデータに裏付けされた意思決定支援の適応可能性に関する研究」

(課題番号:25590223、研究代表者:浅野茂)


茨城大学 嶌田敏行