イベント情報

ガイドライン勉強会・IR実務担当者連絡会(於:名城大学) 

 ガイドライン勉強会・IR実務担当者連絡会(於:名城大学)(H27.1.20)戻る


イベント1-1:「評価作業のためのガイドライン(データ収集編)の勉強会」 (詳細はこちら[PDF])


 大学評価担当者集会2014の第一分科会において、評価・IR担当者に現在の課題を伺ったところ、データ収集に関する課題が最も多かった。認証評価制度や国立大学法人評価制度が開始されて10年以上経過した現在においてもこの課題が依然として大きなものとして残されている。

 実際、データマネジメントの善し悪しが、現状把握や分析の結果に大きく影響する。そこで、大学評価コンソーシアムでは、「データ収集作業のガイドライン」について解説し、その上で、各大学のデータ収集・蓄積上の課題についてグループで討論を行い、解決に向けたヒントを得るための勉強会を企画した。



日時:平成27年1月20日(火)10:30~12:30

会場:名城大学 名駅サテライト(MSAT)会議室(名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階)

アクセス案内:http://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/msat.html

定員:スタッフ込み30名程度


対象:

・評価・IR担当者で、データの収集上の課題に関する解決策について考えたい方(実務経験があれば、経験年数は問いません)。

・大学における評価・IRの支援を生業とする業者の方で、データの収集上の課題に関する解決の支援を行っている(今後行いたい)方。




イベント1-2:「平成26年度第1回 IR実務担当者連絡会」 (詳細はこちら[PDF])


 今、各大学でIRオフィスの設置を進めているが、実際に何から始めてよいのか、何をしたらよいのか分からないことがしばしば指摘されている。そのためにはIRの設置の目的や理念の明確化が必要であるが、どのようなことができるのか、という活用の可能性から考えていくこともIR業務の実質化には有効であろう。

 IRについては、専門職化も求められつつあるが、当面は事務系職員を中心に運用せざるを得ない状況にある。専門職化を図ったとしても、IRの技法・手法や実施体制、ハウトゥについては、実践知の集約、整理、共有化が必要であると考えられる。そのような背景を踏まえ、大学評価コンソーシアムでは、実践事例等(関注:今後海外事例の報告もあるかもしれないので「等」を加えました。)を提供・報告いただき、共有する機会(場)を定期的に提供していくことを計画している。。



日時:平成27年1月20日(火)14:00~17:00

会場:名城大学 名駅サテライト(MSAT)会議室(名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階)

アクセス案内:http://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/msat.html

定員:スタッフ込み30名程度


対象:

・報告希望者:IRの実践事例について、他大学に情報提供を行っていただける方。または、実践中の課題について、参加者と考えてみたい方。

・意見交換希望者:IR担当者や、IRに興味があり大学評価や学務、経営企画等に関連する調査などに従事したことがある教職員やそれらを支援する学外者のうち、積極的に質問等をしたい方(前の方に座っていただきます。)。

・聴講希望者:IR業務を始めたばかり、もしくはこれから始めるにあたり実践事例に興味がある方(後ろの方に座っていただきます。)。



ご注意:録音、撮影は原則的にご遠慮ください。「ここだけの話」的な雰囲気の確保のためにご協力ください。


話題提供:

新潟大学企画戦略本部評価センター(IR推進室兼務)准教授 関 隆宏

「オレゴン大学IRオフィス訪問記」

 新潟大学では平成26年10月に「IR推進室」を設置した。最近ではIRに関する日本語文献も多く見られるが、米国での事例を実際に見聞きすべく、本学と大学間交流協定を締結しているオレゴン大学のIRオフィスを平成27年1月に訪問した。同大学のIRオフィスの組織や業務の実情について報告する。


京都光華女子大学 EM・IR部 橋本智也

「IR実務担当者のための事例解説:質を伴った学修時間の増加・確保に向けた調査分析手法・実施体制」

現在、日本の各大学には教育の質を保証するための体制整備が求められている。そして、質保証を進める手段として、IRの実践に期待が寄せられている。しかし、IR担当者の実務に応用できる具体的な知見の蓄積は十分ではない。そこで、本発表では、質保証の指標の1つとして関心が高まっている「質を伴った学修時間」を取り上げ、その増加・確保に向けた具体的な調査分析手法・実施体制を報告する。


愛知教育大学 教員養成開発連携センターIR部門研究員 相原総一郎

「新入生学習調査の使い方:入学時の調査で学業成績(GPA)を予測する」

本学では2014年度から入学時オリエンテーションで高校での学習経験等をたずねる調査を開始した。この調査は4大学の共同実施でベンチマーキングによる評価ができる。また、IDを鍵変数に、学内の他のデータと関連づけることもできる。本発表では、新入生学習調査HATO版2014年の調査結果と1年生前期の学業成績(GPA)との関係から、調査プロジェクトや調査票の

設計等について報告する。(内容は学内で調整中とのことですのでご承知おきください:企画担当者註)


名城大学 学術研究支援センター 課長 難波輝吉

「IRことはじめ-5年前の萌芽的取り組み-」

5年前に大学教育開発センターに所属していたとき、多読教育による効果的な英語教育の開発支援を担当していた。

教育成果の分析、教員の授業改善、教材整備、予算措置など、包括的にデータに基づく業務推進を行い、英語教育の質的充実に貢献してきた。その後、人事異動に伴って複数の部署を異動してきたが、英語教育開発支援の経験を活かした“IRマインド”を持った業務推進方法、人材育成の取り組みについて報告する。


茨城大学 嶌田敏行