第4回サーキュラー
日本文化人類学会第57回研究大会のご案内(第4回目サーキュラー)
第4回サーキュラーでは以下のことをお知らせいたします。
1.第57回研究大会の開催方法について
第57研究大会は、当初の計画通り原則として現地参加「対面方式」で開催します。現地参加の会期、会場は以下の通りです。
会期:2023年6月3日(土)~4日(日)
「新型コロナウィルス感染症対策の基本的対処方針」の行動制限緩和により、旅行客が増加し加えて研究大会開催の前の週には広島でサミットがあるための影響も予想されます。宿泊所の予約を早めにすることをお勧めします。
会場:県立広島大学広島キャンパス(〒734-8558 広島県広島市南区宇品東1丁目1−71)
開催方法に関する情報は、大会ホームページおよび日本文化人類学会のメーリングリストで随時お知らせしますので、ご確認いただきますようお願いします。
2.プログラムの公開について
今大会のプログラムと会場は以下の通りです。詳しくはリンクをクリックしてご覧ください。
なお、個人発表の時間は各20分で、発表15分、質疑応答5分を目安にします。分科会発表については、発表・コメント・質疑応答などの時間配分は代表者にお任せいたします。詳しくは、「発表者・座長の皆さまへ」をクリックしてご確認ください。
「発表者・座長の皆さまへ」(5月8日以降発信予定)
3.Peatixを利用した会場の受付方法について
会場校での受付は、参加登録で利用した「Peatix」のサービスを用いておこないます。以下、受付の概要を説明します。
Peatixアプリを利用して受付する場合(スマートフォン・タブレットなど)
ご自身の端末に「Peatix」をインストールする。以下の画像は、iPhoneによるものです。)
QRコードを印刷して持参する場合(PC)
※また今大会では、紙媒体によるプログラム等の配布は原則として行わない方針です。このため大会当日のスケジュール・プログラム・発表要旨等につきましては、大会ホームページからダウンロードのうえ、事前に印刷してご持参いただくか、または各自のタブレット等に保存してご覧いただくなど、大会運営にご協力をお願い致します。
4. 開催校企画について
今大会より、従来の個人発表、分科会発表、社員総会、学会賞受賞講演などの学会企画に加え、シンポジウム、ワークショップ、セミナー、ラウンドテーブルなど様々な企画を開催校が独自に開催することとしました。
第57回大会の開催校企画は、医学教育とフィールド教育をテーマとして、参加型ワークショップを行います。詳細は開催校企画ウェブサイトをご覧ください。
ワークショップ1「人類学教育の可能性を探る――医学教育との協働を例に」
企画代表者:浜田明範(東京大学)
企画・組織者:医療者向け人類学教育連携委員会
募集定員:20名程度
日時(会場):6/3(土)10:00~12:00(H会場・2343)
対象者:医療者向け教育に関心のある人類学者、ワークショップ型の教育手法に関心のある人類学者
ワークショップ2「フィールド教育の可能性を拡げる――場づくりとファシリテーションの実装に向けて」
企画代表者:箕曲在弘(早稲田大学)
企画・組織者:小西公大(東京学芸大学)・二文字屋脩(愛知淑徳大学)
募集定員:20名まで
日時:6/4(日)8:40~10:40(H会場・2343)
対象者:学生の国内外のフィールドへの引率、およびプロジェクト型学習(PBL)科目を担当している/する予定のある大学教員、およびフィールド教育に関心のある方々
5. 倫理委員会シンポジウムについて
テーマ:「アイヌ民族に関する研究倫理指針(案)」から考える、文化人類学の過去と未来にむけての展望中間報告」
日本文化人類学会の倫理委員会はその存在そのものがアイヌ民族の研究と深く関わっていました。1988年スチュアート・ヘンリ会員が座長となった「民族学と少数民族—調査する側とされる側—」分科会は、1972年の日本人類学会・日本民族学会連合大会を受けてのものでしたが、登壇者9名のうち、2名がアイヌ民族の登壇者でした。この分科会からの提言が倫理委員会発足の経緯となりました。
アイヌ研究特別小委員会は、2018年末から連続して北海道アイヌ協会、日本人類学会、日本考古学協会とともに「アイヌ民族に関する研究倫理指針(案)」作成のテーブルに着いてきましたが、そこでのパブリック・コメントでは疑問や批判も受けてきました。ここでの経験を学びなおしの機会として受け止め、学会対応に向けた熟議のために企画されたのが倫理委員会特別シンポジウムでした。
今回の中間報告のシンポジウムでは、第56回研究大会での太田好信会員・松田素二会員・窪田幸子会員の発議以後、3度開催した特別シンポジウムで何が分かり、どのようなアンケート意見があったのかを振り返り、この作業を通じて「文化人類学の過去と未来に向けての展望」を問い共有する機会としたいと思います。
【司会】中谷文美(岡山大学 教授)
【発題1】伊藤敦規(国立民族学博物館 准教授)
「日本におけるアイヌ民族研究への文化人類学的アプローチ(仮)」
【発題2】伊地知紀子(大阪公立大学 教授)
「植民地主義的過去への反省と文化人類学(仮)」
【発題3】飯嶋秀治(九州大学 教授)
「文化人類学(者)の引き受ける責任とは/変化の可能性(仮)」
【コメント1】石原真衣(北海道大学 准教授)
【コメント2】木村周平(筑波大学 准教授)
【コメント3】松田素二(総合地球環境研究所 特任教授)
【質疑】
【挨拶】真島一郎(東京外国語大学 教授・日本文化人類学会 会長)
なお、4回の特別シンポジウムはすべてYouTubeの限定公開アドレスで視聴可能です。特設サイト、およびメーリングリストもあります。
問い合わせ先:30thethicscommittee@gmail.com
6. イブニング・セッションについて
今大会では、大会1日目の夕方に懇親会に代わり、簡単な飲食(アルコールも一部提供します)を伴うイブニング・セッションを会場の県立広島大学で実施します。イブニング・セッションでは、澁澤民族学振興基金奨励賞受賞者の紹介、次回研究大会開催事務局の紹介などを予定しております。研究大会参加者の皆さんの交流や情報交換の場となりましたら幸いです。イブニング・セッションに参加される方は事前申込みが必要です。研究大会参加費とは別途、イブニング・セッション参加費納入で参加申込みされたことといたします。
なお、イブニング・セッションの当日参加はできません。受付はいたしませんので、参加予定者は必ず事前手続きをお願いいたします。
7. 情報保障について
日本文化人類学会「学会の情報保障に関わる方針」を受け、本研究大会ではより多様な人に開かれた豊かな学問的議論の場となるよう、十分な情報保障の実現を目指しています。
今大会においては、はじめて手話通訳を導入することとなりました。導入予定のセッションにつきましては、その発表者等にすでに事前資料提出のお願いをしました。該当の皆さまには、通訳の質確保のためにご協力を改めてお願いいたします。
なお、大会HP「研究発表に関するアクセシビリティ・ガイドライン」のページに、学会での口頭発表についての留意事項を掲載しています(司会進行等については、5月20日ごろまでに掲載予定です)。発表者・座長等となっていらっしゃる方は、必ず事前にご確認をいただけますよう、お願いいたします。
また、第1回サーキュラーから開設しておりました、「アクセシビリティ対応要望・相談」のフォームへの新たなご相談は、5月8日(月)をもちまして、締め切らせていただきます。新年度を迎え、たとえば支援が必要な学生を指導されるようになった会員がいらっしゃいましたら、早めにご本人にお知らせいただけますようお願いいたします。
最大限の配慮ができるよう検討しますが、準備の都合と時間の制約により、すべての新たなご要望にお応えすることができない場合がありますことを、あらかじめご了承ください。
今回大会の情報保障について、詳しくは下記のページをご覧ください。
8. 託児室利用申込の開始について
第57回研究大会の託児室利用申し込みを開始いたします。
第3回のサーキュラーに基づきすでに託児希望を出された方は改めての申し込みは不要です。それ以外の方で託児を希望する方は、第3回の託児に関する案内をご確認のうえ、5月7日(日)までに、広島地域事務局にメールで下記事項についてお知らせください。すでに申し込みされた方で4月以降に変更が生じた方も同様にお知らせください。
広島地域事務局 jinruigaku@pu-hiroshima.ac.jp
1)利用する保護者氏名
2)託児を希望するお子さんの人数
(以下、お子さんが複数の場合は、それぞれのお子さんについてご回答ください)
3)託児を希望するお子さんの年齢・性別
4)託児時間数
5)特記事項(アレルギーの有無など)
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※以下、記入例です。
1)
2)2人
3)1人目:3才・女
2人目:0才7か月・男
4)6月3日(土)9:00-17:30
6月4日(日)8:30-18:15
5)3才児の方には、小麦アレルギーがあるので、グルテンフリーの食事をこちらで用意してお渡しします。
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料金については、申し込み締切後、確定した料金と振込指定口座情報をそれぞれの方にお知らせします。
9. 昼食について
開催会場は広島市の旧市街にあるとはいえ、検索エンジンで確認してもわかりますように、昼食が可能な飲食店は限られております。日曜日は一層開いている飲食店は少ないです。加えて、新型コロナウィルスの影響で学食は閉鎖されたままです。
したがいまして、昼食については事前にコンビニ等で弁当を購入されるなどのご対応をご検討ください。
重ねてのお願いで恐縮ですが、ゴミの持ち帰りにもご協力いただけると幸いです。
以上、ご不便とご面倒をおかけますが、ご理解をよろしくお願いいたします。
随時、情報を更新します。研究大会HP「参加されるみなさまへ」でご確認ください。
10. 開催校の連絡先
研究大会当日に関することでご質問等がございましたら、下記アドレスまでご連絡ください。
広島地域事務局 jinruigaku@pu-hiroshima.ac.jp
2023年5月1日
日本文化人類学会第57回研究大会 実施委員長 真島 一郎