買ってはいけないスペック一覧|パソコン選びで後悔しないために
「安いから」「店員に勧められたから」とパソコン販売業者から購入した結果、 使い始めてすぐに後悔する人が後を絶ちません。 「安かったけど使いづらい…」そんな声が出やすいパソコンのスペックを、現場目線で一覧化。CPU・メモリ・ストレージ・OSなど、買う前に知っておきたい注意点をまとめています。
「安いから」「店員に勧められたから」とパソコン販売業者から購入した結果、 使い始めてすぐに後悔する人が後を絶ちません。 「安かったけど使いづらい…」そんな声が出やすいパソコンのスペックを、現場目線で一覧化。CPU・メモリ・ストレージ・OSなど、買う前に知っておきたい注意点をまとめています。
買ってはいけないノートパソコン・デスクトップのスペックとは?
安さだけで選んでしまうと、使い始めてから後悔することも。特に注意したいのが、CPUの種類です。
CPUがCeleron・Atom・Pentiumなどの低性能モデル
これらのCPUは価格が安く、店頭でも「お買い得」として並ぶことがありますが、処理速度が非常に遅く、複数の作業を同時に行うとすぐに限界が来ます。ネット閲覧や動画再生でも動作が重く、ストレスを感じることが多いです。ZoomやOffice作業にも不向きで、快適に使いたいならCore i5以上のモデルを選ぶのが安心です。
1. CPUがCeleron・Atom・Pentiumなどの低性能モデル
これらは価格は安いですが、処理速度が遅く、複数の作業を同時に行うとすぐに限界が来ます。
ネット閲覧や動画再生でもストレスを感じることがあります。
Windows 10や11では、4GBでは足りません。
起動やアプリの動作が遅く、複数タブを開くだけで固まることも。
最低でも8GB、できれば16GB以上が安心です。
メモリが4GB以下
Windows 10や11では、メモリ4GBでは明らかに不足しています。起動に時間がかかるだけでなく、ブラウザで複数タブを開いたり、ZoomやExcelを同時に使うとすぐに動作が重くなり、フリーズすることもあります。快適に使いたいなら最低でも8GB、画像編集や事務作業を安定してこなすなら16GB以上が安心です。安さだけで選ぶと、使い始めてから後悔することになるので注意が必要です。
HDDは読み書きが遅く、起動に数分かかることも。
SSD搭載モデルなら、起動やアプリの立ち上がりが劇的に速くなります。
4. 古いOS(Windows 7・8・Vistaなど)
サポートが終了しているOSは、セキュリティリスクが高く、最新のソフトが動かないことも。
Windows 10以降が必須です。
ストレージがHDDのみ(SSD非搭載)
HDDは容量が多く価格も安いですが、読み書き速度が遅く、起動に数分かかることもあります。アプリの立ち上がりやファイルの読み込みももたつきがちで、日常的な使用でもストレスを感じやすいです。SSD搭載モデルなら、起動や操作が劇的に速くなり、快適さがまったく違います。今選ぶなら、SSDは必須と考えてよいでしょう。
古いOS(Windows 7・8・Vistaなど)
これらのOSはすでにサポートが終了しており、セキュリティ更新が受けられません。ウイルス感染や情報漏洩のリスクが高く、最新のソフトや周辺機器が使えないこともあります。現在はWindows 10以降が必須。中古パソコンを選ぶ際も、OSのバージョンは必ず確認しましょう。
価格は魅力的でも、サポートが不十分だったり、部品の品質に不安があることも。
修理や保証対応が難しいケースが多いです。
無名メーカー・ノーブランド品
価格が非常に安く魅力的に見えることがありますが、無名メーカーやノーブランドのパソコンは注意が必要です。サポート体制が不十分だったり、部品の品質にばらつきがあることも多く、購入後に不具合が出ても修理や保証対応が受けられないケースがあります。特に初心者や長く使いたい方は、国内外で実績のあるメーカーを選ぶことで、安心して使い続けることができます。
また、当店のパソコン専門店で買われる場合、「その場で修理や設定も対応」など、顔が見える地域密着型か?レビューはどうか?あと、明確なスペックと価格の説明
をしているか?「この構成でこの価格」「中古でもSSD・メモリ増設済み」など、スペックと価格の根拠を親身になり、丁寧に説明してるか?が大事になります。
画面がぼやけて見えたり、作業領域が狭く感じることがあります。
フルHD(1920×1080)以上が快適です。
液晶が低解像度(1366×768など)
一見すると問題なさそうに見える低解像度の液晶ですが、実際に使ってみると画面がぼやけて見えたり、表示できる情報量が少なくて作業領域が狭く感じることがあります。特にExcelやWordなどの事務作業、画像編集、動画視聴では不便さを感じやすいです。現在の標準はフルHD(1920×1080)以上。画面の見やすさや作業効率を考えると、液晶の解像度も重要なチェックポイントです。
持ち運びを考えているなら、バッテリー持ちは重要。
2〜3時間しか持たないモデルは、外出先で使い物にならないことも。
バッテリー駆動時間が極端に短い
ノートパソコンを持ち運んで使う予定があるなら、バッテリーの持ちは非常に重要です。2〜3時間しか使えないモデルでは、外出先での作業が途中で止まってしまうことも。特にカフェや出張先など、電源が確保できない場面では致命的です。最近のモデルでは6〜10時間以上持つものも多く、購入時には「実際の駆動時間」を必ず確認しましょう。安さだけで選ぶと、使い勝手に大きな差が出ます。
• 店頭では「価格の安さ」が目立つため、初心者が手を出しやすい
• 在庫処分や型落ちモデルが並ぶことも多く、性能より売りやすさが優先されている
• 「とりあえず使えればいい」という層向けに作られている
こうしたスペックのパソコンが今も売られている理由は、主に「価格の安さ」が目立つからです。店頭では値札が大きく表示され、初心者や高齢者など「詳しくないけど安く買いたい」層が手を出しやすくなっています。
また、在庫処分や型落ちモデルが並ぶことも多く、性能よりも「売りやすさ」が優先されているケースもあります。
さらに、「とりあえずネットが見られればいい」「子ども用に安く済ませたい」といったライトユーザー向けに、最低限の動作だけを想定して作られたモデルも存在します。
こうしたパソコンは、用途が合えば問題ありませんが、少しでも複数の作業をしたり、長く使いたい場合には不満が出やすく、結果的に買い替えが早まることも。だからこそ、購入前に「何に使うか」と「最低限のスペック」を確認することが大切です。
• CPUはCore i5以上(Ryzen 5以上)
• メモリは最低8GB
• ストレージはSSD搭載(256GB以上)
• OSはWindows 10以降
• 液晶はフルHD以上
• メーカーはサポート体制が整っているか確認
①CPUはCore i5以上(Ryzen 5以上)で快適な処理速度を確保。②メモリは最低8GB、複数作業もスムーズ。③ストレージはSSD搭載(256GB以上)で起動や読み込みが高速。④OSはWindows 10以降で最新ソフトに対応。⑤液晶はフルHD以上で画面が見やすく作業効率も向上。⑥メーカーはサポート体制が整っているか要チェック。
これらを押さえれば、失敗しないパソコン選びができます。
パソコンは「安物買いの銭失い」になりやすい買い物です。買う前に、何に使うのか・どれくらい使うのかを明確にして、スペックを冷静に見極めましょう。