ハードディスクの「SSDとHDDの違いとは?初心者にもわかる選び方と性能比較」
ハードディスクのSSDとHDDの構造・速度・耐久性・価格の違いをわかりやすく解説。用途別の選び方や、修理・交換時のポイントも紹介。パソコンの性能改善や買い替え前に知っておきたい情報をまとめました。
ハードディスクのSSDとHDDの構造・速度・耐久性・価格の違いをわかりやすく解説。用途別の選び方や、修理・交換時のポイントも紹介。パソコンの性能改善や買い替え前に知っておきたい情報をまとめました。
SSDとHDDはどちらもデータを保存する装置ですが、SSDは高速・静音・耐衝撃性に優れ、起動や読み書きが速いのが特長。一方HDDは大容量でも価格が安く、長期保存向きです。用途に応じて選ぶことで、パソコンの動作改善や寿命延長につながります。交換や修理時の参考にも。ハードディスクは別名「ストレージ」や「記憶装置」とも呼ばれます。特に「HDD(ハードディスクドライブ)」と「SSD(ソリッドステートドライブ)」は、ストレージの代表的な種類です。パソコンのデータ保存場所として使われ、OSやアプリ、写真・動画などのファイルを記録する役割があります。
処理速度: 起動やデータの読み書きが非常に高速
静音性: 可動部がないため完全無音
耐久性: 衝撃に強く、持ち運びにも安心
消費電力: 低消費電力でバッテリーにも優しい
価格帯: やや高め
主な容量帯: 256GB〜1TBが一般的
処理速度: 回転式のため読み書きはやや遅め
静音性: 回転音やアクセス音が発生
耐久性: 衝撃に弱く、落下などで故障しやすい
消費電力: SSDに比べてやや多め
価格帯: 安価で大容量モデルが豊富
主な容量帯: 500GB〜4TBが主流
Crucial(Micron)
安定性・価格のバランス◎
SSD 500GB:約5,000円〜
Crucial(Micron)は信頼性の高いメモリ・SSDブランドで、価格と性能のバランスが良く、初心者から上級者まで幅広く支持されています。特にCrucial SSDは安定した速度と耐久性が魅力。一方で、上位モデルに比べると書き込み速度やDRAM搭載の有無などで性能差が出る場合もあり、用途に応じた選定が重要です。※価格は中古・新品・販売店によって変動します。
Samsung
高速・高品質。プロ向けにも人気
SSD 500GB:約6,500円〜
SamsungのSSDは高速・高品質で、プロ用途にも信頼されるブランドです。特に読み書き速度が優れており、OSやアプリの起動が非常にスムーズ。耐久性や保証面でも安心感があります。一方で、他社製品に比べて価格がやや高めで、コスパ重視のユーザーには割高に感じる場合も。500GBモデルは約6,500円〜と性能に見合った価格帯です。※価格は中古・新品・販売店によって変動します。
Western Digital(WD)
HDD・SSD両方で定評あり
HDD 1TB:約4,000円〜/SSD 500GB:約5,500円〜
Western Digital(WD)はHDD・SSDの両分野で信頼性が高く、長年の実績があります。HDDは大容量かつ安価で、1TBモデルが約4,000円〜とコスパ良好。SSDは安定した速度と耐久性を備え、500GBモデルが約5,500円〜と手頃。一方で、上位モデルと比べると速度面でやや控えめな製品もあり、用途に応じた選択が重要です。※価格は中古・新品・販売店によって変動します。
Seagate
HDDの老舗。大容量モデルが豊富
HDD 2TB:約6,000円〜
SeagateはHDDの老舗ブランドで、大容量モデルが豊富に揃っているのが特長です。2TBモデルは約6,000円〜とコスパに優れ、動画や写真など大量データの保存に最適。信頼性も高く、長期保存用途に向いています。一方で、SSDに比べると読み書き速度は遅めで、起動や処理速度を重視する場合は用途を選ぶ必要があります。※価格は中古・新品・販売店によって変動します。
SanDisk
SSDの軽量モデルが人気
SSD 250GB:約3,500円〜
SanDiskは軽量・コンパクトなSSDで人気があり、持ち運びやノートPCにも最適です。250GBモデルは約3,500円〜と手頃で、起動や読み込みが高速。信頼性も高く、初心者にも扱いやすい一方で、容量が少ないため動画編集やゲーム用途にはやや不足する場合も。用途に応じた選び方が重要です。
※価格は中古・新品・販売店によって変動します。
SSDが認識されない → ケーブルの接続不良、BIOS設定の見直し
クローン後に起動しない → クローン失敗、MBR/GPT設定ミス、OS破損
容量不足エラー → 元のHDDよりSSDの容量が小さい場合、不要データの整理が必要
Windowsライセンスが外れる → クローン後に再認証が必要な場合あり
SSD換装は速くて便利ですが、認識しない・起動しない・容量不足・ライセンス外れなどのトラブルも多く、初心者には設定や確認がやや難しい作業なので少しでもわからないなら、パソコンショップでやってもらいましょう。
✅ SSDのメリット
• 起動や動作が圧倒的に高速:Windowsの立ち上がりやアプリの起動がスムーズに
• 静音性が高く発熱も少ない:ファンの音が気になる方にもおすすめ
• 衝撃に強く、持ち運びにも安心:可動部がないため、落下や振動に強い
• 省電力でバッテリー長持ち:ノートパソコンの使用時間が延びる傾向あり
⚠️ SSDのリスク・注意点
• 容量単価が高め:同じ価格帯ならHDDの方が大容量を選べる
• 書き込み回数に上限がある:通常の使い方では問題ないが、長期運用には注意
• クローン作業の失敗リスク:OS移行時に失敗すると起動できなくなる可能性あり
HDDからSSDへの交換は、中古パソコンでも新品のようなサクサク感を取り戻せる魔法のような作業です。
少しの準備と注意で、起動時間が数分から数秒に短縮されることもあり、作業効率やストレス軽減に大きく貢献します。
① 必要なものを準備する
• SSD本体(2.5インチまたはM.2)
• 精密ドライバー
• クローンソフト(例:EaseUS Todo Backup、AOMEI Backupperなど)
② データのバックアップを取る
• 重要なファイルは外付けHDDやクラウドに保存しておく
• 万が一に備えて、OS以外のデータもバックアップ推奨
③ HDDからSSDへクローン作業を行う
• 専用ソフトを使って、OS・アプリ・データを丸ごとSSDへコピー
• クローン完了後、HDDは取り外して保管しておくと安心
④ SSDをパソコンに取り付ける
• デスクトップPC:SATAケーブルと電源ケーブルを接続
• ノートPC:専用スロットにSSDを差し込む(M.2/NVMeの場合はネジ固定)
⑤ BIOSで起動ドライブをSSDに設定する
• 起動時にBIOS画面を開き、SSDを「起動優先」に設定
• SSDが正しく認識されていれば、OSがSSDから起動する
⑥ 起動確認と速度チェック
• Windowsが正常に立ち上がれば交換成功
• CrystalDiskMarkなどで読み書き速度を確認すると効果が実感できる