データ解析II
更新履歴
2023/10/26 動画をOneDriveの共有フォルダに移動
2023/10/23 動画を新Streamに移管、動画と資料のリンクを修正、講義資料を2023年度版に差し替え
2022/04/06 動画のリンクを一部修正
2021/05/27 ページ公開
このWebページでは、愛知淑徳大学心理学部の専門教育科目「データ解析II(3年生前期)」の講義資料等を公開しています。
受講者でなくとも、本ページに掲載した資料や動画を使い、オンデマンド授業として本講義の一連の内容を学習することができます。
動画の公開範囲設定の都合上、愛知淑徳大学の学生・教職員に限られます。
卒業研究等の分析について相談を希望する場合、指導教員に事情を話し、指導教員を介して連絡してください。
※愛知淑徳大学外の先生方へ:データ解析IIの教材公開についてはこちらをご覧ください。
講義概要
調査研究で用いられることの多い分析手法について、分析法の概念的理解をするとともに、統計ソフトを用いて実際に分析を行いながら学びます。本講義では、尺度構成法(因子分析・信頼性分析・尺度得点の算出)・偏相関・回帰分析・2要因分散分析を扱います。
第01回:本講義で扱うデータの内容
第02回:尺度得点の算出
第03回:測定の信頼性と測定の妥当性
第04回:因子分析(単因子の場合)
第05回・第06回:因子分析(複数因子の場合)
第07回;単回帰分析
第08回:偏相関
第09回・第10回:重回帰分析
(第11回:確認テスト1)
第12回〜第14回:2要因分散分析
(第15回:確認テスト2)
講義資料
動画チャンネルや資料共有フォルダのURLに誤り等がある可能性があります。「動画が見られない」「資料をダウンロードできない」など問題があれば平島まで連絡をお願いします(TeamsのチャットでOKです)。
教科書・参考図書、講義内で分析するデータ
本講義の教科書は、『SPSSによる心理統計』(山田剛史・鈴木雅之著 東京図書 ISBN-13: 978-4-489-02250-0 C3011)です。受講の際は、書籍を手元に用意してください。講義の中で分析するデータは、上記の出版社のページからダウンロードしてください。
参考図書は、下記の2冊です。特に2番目の本は、「論文の記述のうち、何に着目し、どのように読み解くか」が丁寧に解説されており、勉強になります。
データ解析Iのテキスト(愛知淑徳大学心理学部)
心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方 改訂版(浦上昌則・脇田貴文著 東京図書 ISBN-13: 978-4-489-02038-4 C3011)
講義資料
講義資料は、OneDriveの共有フォルダからダウンロードできます。愛知淑徳大学のMicrosoftアカウントが必要です。ファイルの再配布はしないでください。
※ 上記の共有フォルダから配布している資料は2023年度版の資料です。ただし、講義動画は、2020年度版の資料で撮影されています。SPSSのバージョンの違い等により、資料の見た目や内容に違いがありますが、学修上、支障はない範囲です。もし、講義動画内のスライドと同一の講義資料が必要な場合は、2020年度版の講義資料を利用してください。
講義に関する動画
講義動画については、こちらのOneDrive共有フォルダから視聴してください。愛知淑徳大学のMicrosoftアカウントが必要です。個人利用目的であっても、動画のダウンロードや画面のキャプチャはしないようにお願いします。
講義動画 2020年度講義の動画を公開しています。
SPSSの操作解説動画 SPSSのバージョンアップに伴い、画面の見た目に少しだけ変化があります。ただし、変化したのはほとんど「見た目」だけで、出力結果の内容自体には変化がありません。
HADの操作解説動画
開発者の清水裕士先生(関西学院大学)のWebページで、HADやマニュアルをダウンロード可能です。
HADは、Excelで動く無料の統計分析アプリです。開発者が心理学者ということもあり、痒い所に手が届き、とても使いやすいアプリです。何より、家で分析できるのが最高です。平島のゼミでは、ほぼみんなHADを利用しています。
自習課題
自習課題の目的
講義内で扱った分析手法を用いて、講義内で扱うデータとは異なるデータを分析することで、分析手法についての理解を深めます。
講義内で扱うデータとは異なるデータを分析し、その結果を記述・考察することで、近い将来に扱うこととなる「自分の卒論のデータ」という初めて分析するデータを分析するための準備をします。
講義内では、図表の作成方法について、十分な演習時間を確保することが難しいです。また、結果の記述は、講義を受けるだけでなく、自分で考えて文章を書いたり図表を作ったりしないと、なかなか理解が深まりません。自習課題によって、これらを達成します。
各回の講義
第01回 講義で扱うデータの確認
目標
講義内で分析するデータセットの中身を理解する。
受講手順
教科書p. 274〜の質問紙に回答する。
教科書の第1章・第2章を読む。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
自習課題1に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第02回 尺度得点の算出
目標
「尺度得点」を使って分析を行うことの意味を理解する。
尺度得点の算出方法を習得する。
「逆転処理」を行う理由を理解し、実際に処理できる。講義内で分析するデータセットの中身を理解する。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題2に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第03回 測定の信頼性と測定の妥当性
目標
「測定の信頼性」「測定の妥当性」「信頼性と妥当性の違い」を説明できる。
信頼性係数(α係数)を算出し、結果を解釈できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題3に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第04回 因子分析 (1) 因子が1つの場合
目標
因子分析を行う目的を説明できる。
「因子負荷量」「(共通)因子」の意味を説明できる。
SPSSを使って、1因子となる尺度の因子分析を実行し、結果を解釈し、結果を記述できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
講義資料は4種類:①スライド、②出力結果と結果の記述、③結果の記述の解説、④因子分析表
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題4に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第05・06回 因子分析 (2) 因子が複数ある場合
目標
「単純構造」「交差負荷」「共通性」「因子寄与率」の意味を説明できる。
SPSSを使って、複数因子となる尺度の因子分析を実行し、結果を解釈し、結果を記述できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
講義資料は4種類:①スライド、②出力結果と結果の記述、③結果の記述の解説、④因子分析表(第04回と共通)
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題5に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第07回 単回帰分析
目標
回帰分析における「独立変数」「従属変数」の意味を説明できる。
「回帰直線」「傾き・回帰係数」「予測値」「残差」「決定係数」の意味を説明できる。
SPSSを使って、回帰分析を実行し、結果を解釈できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題6に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第08回 偏相関
目標
「疑似相関」とは何かを具体例を挙げて説明できる。
「第3の変数の成分を除去した関連」の意味を説明できる。
SPSSを使って、偏相関を算出し、結果を解釈できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画・補講動画を視聴する。
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題7に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
第09・10回 重回帰分析
目標
「偏回帰係数」「決定係数・自由度調整済み決定係数」の意味を説明できる。
「回帰係数と偏回帰係数の違い」を説明できる。
SPSSを使って、重回帰分析を実行し、結果を解釈できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
講義資料は2種類:①スライド、②結果の記述
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題8に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。
※ 第11回・第15回は、確認テストのため、講義はありません。
模擬試験
第2回〜第10回で扱った分析手法に関する確認テストに向けた模擬試験です。
講義では、「因子分析」「重回帰分析」など、分析ごとに解説をしてきました。個別の分析法を理解することも重要ですが、研究の中でどのように各分析法を使えばよいか(そしてそれによって何がわかるのか)、というより実践的な理解も重要です。そこで、1つの研究の中で、ここまで学習した分析法を使い、研究の一連の流れを学習するためにこの模擬試験を作成しました。個別の分析自体は、各自習課題の内容と同様です。解説については自習課題のものを参照してください。
模擬試験の資料配布フォルダから、各ファイルをダウンロードして取り組んでください。
模擬試験_問題冊子.pdf 指示に従って解答してください。
模擬試験_解答用紙.pdf
模擬試験_データ.sav 模擬試験で分析するデータ
模擬試験_変数表.xlsx 模擬試験で分析するデータに含まれる変数の一覧表
模擬試験_解答用紙_解答例.pdf 解答例です。自習に活用してください。
第12〜14回 2要因分散分析
※ 第11回・第15回は、確認テストのため、講義はありません。
目標
「主効果」「単純主効果」の意味を、2要因グラフや表を用いて説明できる。
「交互作用」について、具体例を挙げて説明できる。
SPSSを使って、2要因分散分析を実行し、結果を解釈できる。
文章や図表で、2要因分散分析の結果を記述できる。
受講手順
教科書の該当範囲を読む(前回の講義スライドの最後のページに、読むべきページが指定されている)。
講義資料を参照しながら、講義動画を視聴する。
講義資料は3種類:①スライド、②出力結果と結果の記述、③結果の記述の解説
統計ソフト[SPSS・HAD]の操作についても確認し、自分で分析する。
分析するデータは、出版社のWebページからダウンロードしてください。
自習課題9に取り組み、解答・解説を確認する。
分析用するデータについては、自習課題の項からダウンロードしてください。