Teams/CSによる講義運営

本ページの資料は、平島がまとめたものではありますが、心理学部の教員や初年次教育の松本明日香先生たちと行った、Teams運用テストを基に作成されています。本ページの資料作成者は平島ではありますが、実質的には多くの教員の協力のもとに作成されました。ただし、資料の内容に対する責任は平島にあります。

※注意:本ページの情報は古です。

2021/03/04

1. このページの目的など

このページ以外(以上)に目を通すとよい情報です:

注意点

2. 学生視点から講義の流れを体験(本学関係者)

 チームを体験していただくとわかると思いますが、オンデマンド型の講義では、「いかに情報を構造化して学生に伝えるか」が、学生が学習内容に集中するための肝になると思います。Teamsを使おうがCSを使おうが、「特に何も考えずに、シンプルな指示に従ってクリックをし」ていけば、必要な資料にアクセスし、講義を受け、課題を提出できるのが理想的だと思います。平島の個人的な意見ですが、ひとまずこの前期は、「学生には講義の中で頭を使ってもらい、それ以外で不要な負荷を与えない」ように配慮できるとよいと思います。ちなみに、この資料は教員向けなので文字数が多く丁寧にガイドしているつもりですが、学生にとっては情報量が多すぎると思います。丁寧さとシンプルさを両立させるのは難しいです…

学生の身になって講義の流れを体験できる、体験用のチーム「Teams基礎1」(架空の講義)を作成しました。CampusSquareにて、2020/5/1 21:35:55に登録された学生部教務事務室からのお知らせ「Teams(教員版)のマニュアルのご紹介」に、チームへの参加方法が記載されておりますので、ぜひお試しください。なお、課題の権限等の都合上、愛知淑徳大学の学内LANアカウントを所有する教職員(もちろん非常勤で来ていただいている先生方も含みます)に限定させていただきます。


3. Teamsの使い方1:資料の配布・動画の配信

配布資料をアップしたり、配信動画の設置を行う方法を説明します。

あくまで「こういうやり方がある」という参考資料ですので、工夫は各自なさってください。よいアイディアがあればぜひご提案お待ちしております!

3.0.  Teamsに関する用語

(読み飛ばし推奨。もし、わからない用語があれば適宜読んでください)

Teamsを含むMicrosoftのサービスについて


Teamsに関する用語

3.1.  チャネルの設置と設定

チャネルの設置・設定を工夫することで、チーム内の情報の流れを制御しましょう。

複数の講義を受講する学生&複数の講義を担当する教員は、Teamsにたくさん情報が来るので「どこのなにを見たらよいかわからない」という状況に陥る未来が見えます。全学や学科等で統一する必要は無いと思いますが、構造化された情報提示を行いましょう。

Teams手引き1_チャネル

3.2.  配布資料をアップする

とにかくファイル名に規則性をもたせ、ファイル名を見ただけで「どの講義の・何回目の授業の・何のファイルか」を明確にすると、学生の認知負荷も軽減できるのではないでしょうか。ファイル名には規則性をもたせてください。

Teams手引き2_配布資料のアップ

3.3.  講義動画をアップする:Streamの利用

動画自体は、Teamsではなく、動画に特化した仲間のアプリであるStreamにアップします。動画の閲覧権限などもStream上で設定します。Streamにアップした動画をTeamsに読み込んで表示させる、という流れです。慣れるまではちょっとややこしい。

Teams手引き3_講義動画のアップ

3.4. 各回の講義チャネルで配布資料・講義動画の情報を告知する

これまで作成した、チャネル・配布資料・講義動画を、どのように学生に告知するかについて、情報呈示のポイントをまとめました。オンデマンド型の講義は、学生の様子を見て補足することができませんので、的確にこちらの情報を理解してもらうために、細心の注意を払う必要があると思います。

Teams手引き4_講義資料の通知

4. Teamsの使い方2:リアクションペーパーの配布と回収(出欠&内容理解の確認)

出席確認と内容理解の確認を兼ねたリアクションペーパー(リアペ)の設置方法と、毎回の講義の進め方について。

あくまで「こういうやり方がある」という参考資料ですので、工夫は各自なさってください。よいアイディアがあればぜひご提案お待ちしております!

4.1.  各回のリアぺを作成する:Formsの利用

アンケートやクイズを作成するアプリFormsを使って、リアペを作成します。記述式の内容理解を問う課題についても、解答例をフィードバックできるようにしたところが工夫のポイントです。

Teams手引き5_Formsでリアぺを作成

4.2.  Formsで作成したリアペを「課題」として設置する

2020年5月5日現在、心理学部で行っている運用テストでは、250名超と参加人数が多いせいか、「課題」がいつまで経っても表示されないという状況が発生しています。課題への取り組み状況は把握しづらくなりますが、毎回のリアクションペーパーくらいであれば、フォームの共有URLを学生に伝えたほうが、トラブルが少ないかもしれません。(2020年5月5日9時20分)

Formsで作成したリアペを、共有URLを配布するだけでも学生には通知できますが、Teamsで「課題」として設置することで、より学生の受講状況が把握しやすくなります。学生からしても、Teams上で正式な「課題」として表示されるので、取り組みやすいでしょう。

Teams手引き6_Teamsにリアぺを設置

4.3. 各回の講義チャネルで課題の情報を告知する

各講義回のチャネルでは、「その回の資料+課題」を告知し、学生がチャネルをみたら、その回では何を見て何をしなければならないのか、容易に理解してもらえるようにすることが大事だと思います。

Teams手引き7_講義チャネルで課題を通知

5. Teamsの使い方3:ファイル提出を伴う課題

半期に1回〜3回程度であれば、CSの「レポート作成機能」を使った方がスムーズな気がします。とはいえ、なるべくTeamsで完結させたほうが、学生の負担も軽いと思いますので、実装方法を解説します。

Teams手引き8_ファイル提出を伴う課題

6. 提出された課題の処理

提出されたリアクションペーパーから受講状況をどのように(リアルタイムで)確認したり、最終的な出欠確認に使うか、提出されたレポートのファイルがどこになるかなど、まとめていきたいと思っています。

7. Teamsを使うコツ

ちょっとした工夫で、Teamsを快適に使うことができます。「スライド1▼」というところが目次のように使えますので、気になるTipsをぜひ取り入れてみてください。

Teams手引き0_Tips

8. Teamsについて気になること

本ページの資料を作成する中で、今後 検討・確認が必要だと考えられたことのメモです。すでにご存知の方がいらっしゃっいましたら教えていただけますと幸いです。

Teams手引き0_気になること