2007年(平成19年)釧路点字図書館作成点訳図書一覧
『超バカの壁』 養老 孟司 全3巻
「今の日本社会には明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか変なのである。」
フリーター、ニート、 「自分探し」、テロとの戦い、心の傷、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる、「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す、そのためのヒントが詰まった本。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』 山田 真哉 全3巻
新書としては異例の売上げを記録した会計学のベストセラー本。タイトルの様な身近な疑問の数々から会計のしくみを判りやすく解説し、読後は会計を実生活に取り入れて考えられる様になる楽しく判りやすい会計の本です。
『龍臥亭事件(下)』 島田 荘司 全9巻
岡山県の村での大量殺人事件の犠牲者はさらに増え、村は地獄絵の様相に・・・。村人の言う“村の業”と“因縁”とは何か?恐怖が支配する深夜、伝説の男の亡霊が現れた・・・。
『ふたごの魔法つかい』 川北 亮司 全1巻
ネネブとデデブは、仲良しふたごの魔法つかい。ところがある日、大ゲンカ!そして、ひまわり公園から子ども達とふたごの魔法使いの出会いが始まります。
『新宿歌舞伎町交番』 久保 博司 全4巻
ビール1本、10万円のボッタクリバー、援助交際の女子中高生、浮浪者、覚せい剤の売人、中国マフィア。欲望あふれる街、新宿歌舞伎町にうごめく人々と、そこで起きる様々な事件を交番勤務の警察官の姿を通じて描く、迫真のレポート!
『国家の品格』 藤原 正彦 全3巻
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のもとで長らく 「国柄」を忘れ、社会の荒廃を続けて来た日本に必要な、情緒・国語・武士道精神を思い出させてくれる。全ての日本人に誇りと自信を与える、画期的な提言。
『不老の方程式』 和田 秀樹 全3巻
医者の立場から、健康長寿を望む人たちのために、医学や健康にまつわる本当に 知って欲しい事を伝える近藤誠、安保徹、鎌田實、柴田博、別府宏圀、川島隆太、秋元波留夫、南淵明宏、川北博文の9人の名医との対談集。
『容疑者Xの献身』 東野 圭吾 全5巻
高校の数学教師、石神(いしがみ)は、アパートの隣人で弁当屋に勤める花岡靖子を密かに思っていた。靖子と娘が前夫を殺害してしまったと知った彼は二人に力を貸すと申し出る・・・。
『袋小路の男』 絲山 秋子 全2巻
指一本触れないまま「あなた」を想い続けた12年間の純愛。
『深追い』 横山 秀夫 全4巻 (データあり)
地方都市の警察署を舞台に職住一体と、組織の中で生きる人間の葛藤を、7コマの物語にして描かれている。
『定年ちいぱっぱ ー二人はツライよー』 小川 有里 全3巻
定年直後から3年間に渡って「自立夫育て」を目指し、夫婦の穏やかならぬ日々を描いた「抱腹絶倒エッセイ」
『釧路港・味覚の散歩道』 工藤 虎男 全4巻
地元釧路の魚や、魚を使った美味しい料理の話などを文章にまとめ、魚を釧路の観光資源として、生かすこと等を念頭に置いてコラム風に書かれている。
『釧路市点字図書館 音訳図書追加目録
(平成18年1月~12月分)同点訳図書追加目録(同)』
『ゆっくりゆっくり歩きだす』 渡辺 千代子 全1巻
とつぜん、会社をやめて連絡がつかなくなった姉。妹や両親が心配しているところへ、赤ん坊を連れて実家に戻ってきた。複雑な心境の妹だったが、少しずつわだかまりがときほぐされていく。著書は釧路在住の主婦。
『悲劇の少女アンネ』 シュナーベル著 久米 穣 編訳 全3巻
ナチス・ドイツのユダヤ人迫害により、ひどい屋根裏部屋の生活。そして、ドイツ軍にとらわれ収容所で最後をとげる迄、希望と勇気を失わず、特殊な環境での苦しみ。15才の短く悲しい生涯をあます所なく伝えた感動深い、少女アンネの日記。
『美しき日々(下)』 ユン・ソンヒ 全5巻 (データあり)
自殺にみせかけ処理した殺人事件が時を経て運命の歯車を狂わせる。音楽業界を舞台に4人の若者が傷つきながらも幸せをつかむ。韓国の人気ドラマを小説化。
『主治医』 志賀 貢 全4巻
主任教授の自殺の要因となったのは、後継者と思われていた助教授の誤診なのか?新病院建設、教授選等、大学病院内を舞台に医学界の問題を問う作品。
『愛の流刑地(上)』 渡辺 淳一 全6巻
世に忘れ去られた作家と愛されることを知らない人妻。その男と出会い、女はすべてを捨てた。生まれて初めて知った狂おしいほどの性の悦び。エクスタシーの頂点で女が男に求めた究極の行為は。
『愛の流刑地(下)』 渡辺 淳一 全5巻
男と女は時に狂おしく溶け合い、溶け合うほどに我を忘れる。現実が怒涛のごとく立ち返って女は愛する人を自分の中に閉じ込めるために男は選ばれし殺人者になる。運命の裁判が幕を開ける。
『みちのく殺意の旅』 西村 京太郎 全4巻
大学時代の同人誌の仲間が五年ぶりに水戸で再会する。旧交をあたため東北温泉めぐりをかねた旅にでかける。飯坂、天童とすすむにつれてなぜか仲間が殺されていく。卒業後の五年の歳月はそれぞれに何をもたらしたのか? 十津川刑事と亀井刑事の推理が働く。意外な結末が読む人の心を楽しませる。
『快食の新・常識ーー「食」の現場からの73のヒント』 宇佐美 伸 全2巻
「これってホントに食べても大丈夫?」
あふれる食情報に惑わされる現代人。流行する新しい料理や食材。健康にいいとの触れ込みで流布する珍しい食材や食べ方・・・。第一線記者が自分の体で確かめつつ徹底取材!
正しくて美味しい食生活への道しるべ。食の新常識が身につく。快食マイスタークイズ付き!
『住まなきゃわからないドイツ』 熊谷 徹 全3巻
海外で特派員をしていた作者が現地に住んで日本人の眼からドイツの断面を描こうとした。
『感染』 仙川 環 全4巻
テーマは臓器移植。それも子供の臓器移植。 親子の愛情というまさに現代的でしかも人間にとっては永遠の課題が全編に横溢する作品。
『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!』 島田 洋七 全2巻
「生きることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ」 昭和30年代、食べるにも事欠く超貧乏生活を楽しみながら、笑顔で孫を育てるがばい(すごい)ばあちゃんとの日々。
『がばいばあちゃんの幸せのトランク』 島田 洋七 全3巻
「結婚は二人でひとつのトランクを引いてくようなもの。一人じゃ重くて運ばれん」 ばあちゃんに励まされながら律子夫人と歩んで来た昭広の爆笑と涙と感動の半生記。
『前世療法 2』 ブライアン・L・ワイス 全4巻
輪廻転生・臨死体験・デジャビュなど治療の過程で次々と語られる真実が永遠の存在や生きる本当の意味を教えてくれる。 全世界で話題となったベストセラー続編。
『阿修羅のごとく』 向田邦子 全6巻
老いた父には愛人、4人姉妹の長女は不倫、次女は夫の浮気、三女は心のすさ み、四女は同棲とそれぞれ問題を抱えている。肉親の愛憎と家族のあり方を描い たもの。
『佐賀のがばいばあちゃん』 島田洋七 全2巻
広島の原爆投下により父を亡くした作者。母はふたりの子どもを育てるために働 きに出なければならず、作者を佐賀に住む母方の祖母のところへあずける。そこで 貧乏ながらも明るくたくましく祖母の生きる知恵を教わりながら、元気に育つ様を 描く。
『午後のひととき コーヒーブレイク ~ある国語教師のつれづれなるままに~』 小田島 本有 全3巻 (点字図書)
釧路新聞に連載された「コーヒーブレイク」を始め、書きおろしのエッセイや講演会での話を収録。著者が国語教師としての立場から人々に向けたメッセージが込められている。
『殺し屋シュウ』 野沢 尚 全4巻
人気絶頂のロックシンガー椎名ゆかは、コンサート中お気に入りの曲を歌っている瞬間に自分を撃ち殺してくれと頼む。シュウは彼女の額に照準を定めるのだが・・・センチメンタルな殺し屋のもとに転がり込んだ奇妙な7つの依頼。急逝した著者が映画化を夢見たシリーズ。
『むかしの僕が死んだ家』 東野 圭吾 全4巻
記憶を取り戻すために訪れた場所と隠されていた主人公も読者も思いもよらぬ真実!推理好きなら読まなきゃ損!
『笑う!遺伝子 ― 笑って、健康遺伝子スイッチON!』
村上 和雄 全3巻
著者と横澤氏の対談を含め、笑いの総合商社吉本興業と糖尿病患者さん達の協力を得て実験を行い、「笑いの遺伝子」の関係を科学的に研究したもの。
『スピン』 山田 悠介 全4巻(データあり)
奥野修一は元旦からバイトをクビになり、コンビニでつい万引きをしてしまう。目についた路線バスに飛び乗り、逃げた――はずだった。しかし、そのバスはジャックされていた。「東京タワー」に向かうというバスは他に数台も。だが多発バスジャックの背後に隠された“意図”とは? 人質になった乗客の運命は・・・。
『ズッコケ時間漂流記』 那須 正幹 全2巻
小学校の音楽準備室の大きな鏡は江戸時代へと続いていた。SF小説の中のひとつの技法であるタイムスリップ型の作品とズッコケ三人組をドッキングさせたのがこの物語です。
『釧路港 味覚の散歩道』 工藤 虎男 全3巻
地元釧路の魚や、魚を使った美味しい料理の話などを文章にまとめ、魚を釧路の観光資源として生かすこと等を念頭に置いてコラム風に書かれている。
『奇妙におかしい話 ―寄せられた「体験」―』 阿刀田 高 全3巻
「奇妙におかしい話」をテーマに一般応募で寄せられた作品の中から、作家・阿刀田が厳選した31編が収録されている。
『4コマ哲学教室』 南部 ヤスヒロ・相原 コージ 全1巻
「人はなぜ生きるのか?」某高等学校で実際に教鞭をとっている著者が、相原コージ氏の連作4コマ漫画を教材にして、気になる哲学をやさしくレクチャー!
『がばいばあちゃんスペシャル かあちゃんに会いたい』 島田 洋七 全2巻
佐賀のがばいばあちゃんの数々のエピソードを書き著した作者が、今日は、その血をひくかあちゃんにスポットを当て、かあちゃんとの想い出をつづったエッセイ。
『あなたのために いのちを支えるスープ』 辰巳 芳子 全3巻
和風・洋風のスープを出しと具材の種類によって大別して、約60種類のスープのレシピを紹介しています。一年中楽しめる体にやさしいスープのレシピ本です。
『日曜日たち』 吉田 修一 全3巻
ありふれた日曜日だが5人の若者にとっては特別な日曜日、都会の喧噪の中、もがきながらも生きていく男女の5つのストーリー。そして5人の過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。
『ペギー・スー i 魔法の瞳をもつ少女』 セルジュ・ブリュソロ 全4巻
地球上でただひとり、悪いお化けの姿が見える少女ペギー・スー。お化けが仕組んだ恐ろしい計画に立ち向かう少女の涙と笑いと震えが止まらないお話。
『病気にならない生き方』 新谷 弘実 全3巻
「病気になりたくない‥‥」 誰もが共通して持つ、そんな夢のような願望をかなえようという本です。全米ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医が教える「太く、長く、生きる方法」に触れてみてください。
『病気にならない生き方② 実践編』 新谷 弘実 全4巻
人間の体は本来、病気にならないようにできている。楽しみながら健康に、よい食生活送るための「実践編」。自分の体の許容範囲を知り、健康によい生活習慣を無理なく身につける方法を盛り込む。
『五月蠅い五月晴れ ーー人生という名の喜劇を生きてーー』
中村 メイコ 全4巻
悩まず、欲張らず、さりげなく……人生を喜劇的に生きることを信条としている著者の自伝的エッセー
『レイン レイン・ボウ』 加納 朋子 全4巻
高校卒業から7年。高校時代のソフトボール部のメンバーが集まったのは、チーム・メイトの牧知寿子の葬儀だった。知寿子はなぜ亡くなったのか? その秘密を仲間が語るソフト・ミステリー。
『北の童話』 日本児童文学者協会 北海道支部 全3巻
支部創立50周年記念出版。北海道の書き手23人が次代の子供達へ贈る短編童話集。日常にひそむ小さなドラマやファンタジー、時代を越えて伝えたいメッセージを物語に編んである。
『赤い指』 東野圭吾 全4巻
就業時間を過ぎたオフィスに残っていた前原昭雄の元に妻の八重子から電話。「早く帰って来て」を告げる声にはただならぬ気配が…。帰宅した昭雄は予想だにしない光景を見る。庭の黒いビニール袋からは、白い靴下をはいた小さな足が覗いていた。この家に隠されているものは何か
『毎日かあさん3 背脂編』 西原 理恵子 全1巻
おかあさん、息子、娘とまわりの人々が巻き起こす抱腹絶倒のマンガです。2005年手塚賞に輝いた『毎日かあさん』のシリーズ第3弾。マンガ『毎日かあさん』は毎日新聞に連載中の人気マンガです。
『午後のひととき コーヒーブレイク~ある国語教師のつれづれなるままに~』
小田島 本有 全3巻
釧路新聞に連載された「コーヒーブレイク」を始め、書きおろしのエッセイや講演会での話を収録。著者が国語教師としての立場から人々に向けたメッセージが込められている。
『くさいはうまい』 小泉 武夫 全4巻
発酵の神秘とは、臭いにこそある。西に東に鼻の曲がるような郷土食品があると聞けば千尋の谷底へ降りる。世界中の曲者たちを食べ歩く。めくるめく世界へ誘います。
『大切なひとへ』 瀬戸内 寂聴 全3巻
水上勉、江國滋、三岸節子、淡谷のり子、岡本太郎、勅使河原蒼風、美空ひばり、宇野千代、丹羽文雄、遠藤周作、井上光晴、鈴木真砂女、荒畑寒村翁、川端康成、市川房枝、三島由紀夫、吉行淳之介さんや他の人達との死別、今まで知りあった人達との縁の不思議さ、送ることば等が書いてある。
『十津川警部「初恋」』 西村京太郎 全4巻
飛騨高山の旅館の美人女将夕子が心臓発作で急死したと聞き、十津川警部はうなだれる。20数年前、大学のヨット部合宿で出会った夕子は十津川の初恋の相手だった。しかし翌日、訃報を伝えに来た弁護士が絞殺死体で発見されるや事態は一気に仕組まれた・・・・
『潜在光景』 松本清張 全4巻
日常のちょっとした躓きが、その後の運命を大きく変えた世にも恐ろしい六つの結末。ほのかではあるけれどリアルな恐怖感が行からただよいます。
『ペギー・スー ii 蜃気楼の国へ飛ぶ』 セルジュ・ブリュソロ 全5巻
ペギー・スー シリーズ第二弾。蜃気楼の国から、幻に魅せられた人々を助けるために、ペギーと青い犬が悪魔(妖精)の眠る城にのりこんで行く。
2007年(平成19年)作成録音図書一覧
『先生はえらい』 内田 樹 全3巻
「先生はえらい」のです。たとえ何ひとつ教えてくれなくても。えらいと思いさえすれば、学びの道はひらかれる。だれもが幸福になれる常識やぶりの教育論。
『JR周遊殺人事件』 西村 京太郎 全7巻
十津川警部の大学時代の友人・岡部が妻殺害の容疑で逮捕された。現場は九州高千穂だった。だが十津川は東京で起きた殺人事件のため動けず、二人の共通の友人で弁護士の小沼が出向く。九州と東京で起きた二つの殺人事件の関連は?
『むこうだんばら亭』 乙川 優三郎 全6巻
行き場をなくした女と男。望んでも先のない突端の地、だんばら波の逆巻く銚子のとっぱずれに暮らし、強風にさらされながら、それぞれの海を見つめる人達。哀しいほど潔くしたたかに生きる男女を描く、全八篇連作小説。
『ああ腹立つ』 阿川 佐和子他 全3巻
六十四名の各界でご活躍の方々が日常生活の中でこれは変ではないかおかしいよと巷に氾濫する許せない出来事、理解できない現象をバッサリとユーモアたっぷりに書いている。
『若い真珠』 平岩 弓枝 全6巻
温かい家庭で何不自由なく育ってきた奈知子は、最近気になる存在の次郎がいる。一方、母の死により京都から上京して働く久美。次郎と列車で偶然知り合った久美は奈知子と次郎が急速に親しくなっていくのをねたみ二人の仲を引き裂こうとする。
『猫はこたつで丸くなる 猫探偵正太郎の冒険3』 柴田 よしき 全6巻
人間顔負けの推理力で難事件を解決する猫探偵正太郎は親友犬サスケや近所の猫仲間と大活躍します。そんな正太郎が恋焦がれる永遠のマドンナ、美しきシャム猫トーマの事。殺人事件、恋のさやあて・・・猫探偵七つの事件簿!
『女の底力 捨てたもんじゃない』 岸本 葉子 全4巻
流行に左右されない服探し、一人の外食、こだわりの店との付き合い方、収納の飽くなき工夫、「お取り寄せ」いろいろ、通販に頼る理由、などなど。歳を重ねて目につきだしたあれこれを楽しく書いている、元気が出る応援エッセイです。
『風に舞いあがるビニールシート』 森 絵都 全7巻
愛しぬく事も愛されぬく事もできなかった日々を今日も思っている。自分だけの価値観を守って、お金よりも大事な物を持って生きている。暖かくて強くて生きる力を与えてくれる大切な何かのために懸命に生きる人達の六つの物語。
『花冷え』 北原 亜以子 全5巻
江戸の市井にささやかな幸せを求め、健気に生きているそんな女達の一途な想いを感情あふれる筆致で細やかに描いた珠玉の時代小説。北原亜以子の初期の作品七編が収められている。
『ふたり暮らしを楽しむ』 下重 暁子 全3巻
定年を迎え、子どもは巣立ち、二人きりで向き合う時、ため息をつく前に二人で楽しむ工夫を始めてみませんか。残り少ない時間を大切に楽しむための新夫婦暮らしの実践書です。
『貴船菊の白』 柴田 よしき 全5巻
刑事を辞めた男は15年ぶりに最初の事件で犯人に自殺された現場を訪ねた。その場所に手向けられていたのは貴船菊の花束 ――― 。白く小さな花は、思いもよらない事件の真相を男に告げる。他、胸に迫る七つの傑作短編ミステリー集。
『死神の精度』 伊坂 幸太郎 全8巻
ある日突然あなたの側に死神が現れたら?しかも人間そっくりの。棺桶の釘を打たれるまで何が起こるかわからない。クールでちょっとズレている死神に出会った六つの人生。第57回日本推理作家協会賞、短編部門受賞作。
『陰日向に咲く』 劇団ひとり 全4巻
ピン芸人として総勢10名のキャラクターを演じる一人芝居で注目されている作者が初めて書いた、落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説。
『人生という旅』 小檜山 博 全5巻
北の大地に移り住み、自分の子をその手で取り上げた両親の思い出。今までに出会った、思い出深い人たちとの心温まる交流。心がホっとする感動が、この中いっぱいつまっています。
『春疾風』 藤原 緋沙子 全5巻
市井の噂話から千代田のお城の話しまで。硬軟とりまぜた事件の顛末を情報として商っている「だるま屋」の秋月伊織は、関所を破って江戸に入った女のその後を調べるため、岡場所に向かった。他4編。
『国際離婚』 松尾 寿子 全4巻
「愛した人は外国人。でも別れることになりました。」国際離婚は文化の違い。法の壁・・・結婚するより、ずっと大変!日本人にとって結婚とは何なのか。国際化の潮流の中、国際離婚の現実は示唆に富んでいます。
『自宅で死にたい 老人往診3万回の医師がみつめる命』 川人 明 全4巻
最後の願い、叶えてあげられますか?下町往診二十余年の医師が様々な患者に出会い、あまたの死を看取ってきた。彼らの願いは住み慣れた家で家族に見守られながら最期を迎えること。家で生き、家で死ぬ、在宅終末医療の貴重な記録です。
『スクランブル』 若竹 七海 全6巻
1980年、あたし達は高校生だった。そして一人の少女があたし達の通う学校で殺されたーーそれから15年後、仲間の結婚式で再会したあたし達は迷宮入りした事件の謎に迫るのだが・・・。ほろ苦くて、切ない青春ミステリーの傑作。
『迷宮遡行』 貫井 徳朗 全7巻
突然、愛する妻絢子は失踪した、置き手紙ひとつを残して。理由が分からない。失業中の迫水は途切れそうな手がかりをたどり妻の行方を追う。彼の前に立ちふさがる暴力団組員。妻はどうして姿を消したのか。
『古道具中野商店』 川上 弘美 全7巻
不器用だけれどやさしく奥の深い人々が中野商店を舞台に繰り広げられるなつかしさと幸福感にみちた長篇小説です。
『プロカウンセラーの聞く技術』 東山 紘久 全4巻
人間関係をスムーズにする為には相手を理解する事が大切です。そして相手への理解は「聞く」ことから生まれるのです。臨床心理士の著者が「聞く技術」のヒントを分かりやすく解説。この本で「聞き上手」になる練習をしませんか。
『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジスの鹿野靖明とボランティアたち』 渡辺 一史 全9巻
障害者のソーゼツ、健常者のユーウツ。日々、筋力が衰えてゆく難病患者と24時間体制で支える、主婦やボランティアたちの濃密な時間。ここには「生」だけでなく「性」も「恋」も「友情」も生々しい程に濃縮されて描かれている。
『マダムだもの』 小林 聡美 全3巻
オットのドタキャンでひとりで出かけた結婚記念旅行、夫婦で長生きのための地味な食事、愛するオットと二匹の猫に大きな犬も加わって女優でマダムの相変わらずのお気楽人生は続く。つつましくも笑える名エッセイ。
『スープ・オペラ』 阿川 佐和子 全10巻
島田ルイ、一軒家に一人暮らしの35才。美人。ある日、ひょんなことから父親のような年齢のトニーさんと、30才独身男性である康介といっしょに住むことになる。ルイの出した条件は、食事当番は一日一品スープを作ることだった。
『ゆめつげ』 畠中 恵 全7巻
江戸は上野の端にある小さな神社の神官兄弟。兄は弓月は「夢告」の能力があった。ある日、大店の一人息子の迷子依頼が舞い込んだ。目先の礼金欲しさに引き受けるが。果たして迷子の行方は知れるのか?そして無事に帰れるのか。
『札幌刑務所4泊5日』 東 直己 全6巻
ハードボイルド作家は考えた。一度は刑務所というものに入ってみたいものだ。かくして念願の押しかけ入所を果たしたのであったが・・・。入ってみてわかった塀の中の不可思議なオドロキに満ちた実態とは?読めば読むほどおかしい傑作ドキュメンタリー。
『贋作 天保六花撰(うそばっかり えどのはなし)』 北原 亜以子 全6巻
貧乏御家人の入り婿となった直次郎。御存知悪徳坊主河内山宗俊を始めとする六人の悪党が繰り広げる痛快大江戸悪漢小説。偽善や悪徳を痛快に風刺する。
『潮騒 浄瑠璃長屋春秋記』 藤原 緋沙子 全4巻
陸奥国平山藩から出奔してからというもの、未だ行方が知れずにいる妻女を探すため昼夜を分かたず江戸の町を歩く青柳新八郎。口入屋の金兵衛から大御番衆の娘をとり戻す仕事を請負ったはいいが・・・未だ忘れえぬ妻の面影を求めて。
『僕はこうして作家になった デビューのころ」 五木 寛之 全4巻
作家デビュー以前の若き日、激動の時代、熱き思いを秘めたあの頃。当時のエッセイ、小説、日記等、貴重な青春記。五木寛之はどの様にして作家になったのか?様々な困難を乗り越へ一人の青年の情熱が生き生きと伝わる告白的自伝である。
『お江戸の若様 右京之介助太刀始末』 高橋 三千綱 全6巻
若様侍、奥山右京之介が五年ぶりに江戸に戻って来た。越前北浜藩のお家騒動に絡み、悪党退治の痛快時代活劇。
『コミュニケーション力』 斉藤 孝 全4巻
豊かな会話、クリエイティブな議論はどのようにして成り立つのか。メモとマッピング、頷きと相槌、会議運営のコツなど実践的な技。対話の喜び、沈黙の意味など生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。
『まほろ駅前多田便利軒』 三浦 しをん 全7巻
まほろ駅前の多田便利軒はペットの世話、塾の送り迎え代行、納屋の整理、恋人のふり等々、そんな仕事のはずだった。だが、マイペースの行天がころがり込んでから調子が狂ってきた。痛快でやがて熱く胸に迫る便利屋物語。
『血族(上巻)』 シドニィ・シェルダン 全5巻
世界に冠たるロッフ製薬会社の社長サムロッフが亡くなった後、それぞれの血族達の血も凍るような陰謀がうずまいている。権力とロマンスを紡いで編みあげる、国際色豊かなサスペンス小説。
『鳶がクルリと』 ヒキタ クニオ 全7巻
上司に嫌気がさし一流企業の総合職を捨てた貴奈子は叔父が主宰する鳶集団を手伝い始めた。己の意地を賭け、巨大彫刻を取り付ける損得抜きの大仕事に命を張る鳶達の姿に貴奈子の胸は熱くなる。
『無名』 沢木 耕太郎 全5巻
一日一合の酒と一冊の本があればそれが最高の贅沢。その父が夏の終わりに脳の出血で入院した。混濁していく意識、肺炎の併発を経て後在宅看護に切り替えたのは秋。深まりゆく秋の静けさの中に消えてゆこうとする父。無数の記憶によって甦らせようとする私。そして秋の終わりに静かに父の最期を看取った。自らの父の死を正面から、見据え“無名の生、無名の死”の静けさ美しさを表している。
『黄色い目の魚』 佐藤 多佳子 全8巻
海辺の高校で、同級生として二人は出会う。好きより嫌いが多く、周囲にうまく溶け合えないみのりと 別れた父親の絵の才能を受け継いだ悟。その昔、こんな感性を持って青春を過ごしたことを想い出させる青春小説の傑作。
『フォー・ディア・ライフ』 柴田 よしき 全9巻
新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園の為、金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け家出娘を探す内に切ない事件にまきこまれる。
『ほたる(慶次郎縁側日記)』 北原 亜以子 全6巻
あの面影、消えぬ未練。深追いすれば火傷する、わかってはいたが今度のこればかりはどうにも俺も抑えられねえんだ。非情でならす蝮にも宿る恋心。胸を打ち心を揺さぶる大江戸の情。他7編。
『女たちの家(下)』 平岩 弓枝 全7巻
老後の安穏を再婚で得るよりはペンション経営で自立を図ろうと、未亡人はるみの決意は実って奥浜名に開業された。そこで展開される人間模様を目の当たりにするはるみの生き方を通して幸せとは何かを問う長編小説です。
『りかさん』 梨木 香歩 全5巻
リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で名前がりか。こんなはずじゃ。しかしこの人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが古い人形たちの心をみつめ、かつての持ち主たちの思いに触れた時・・・
『隠し剣 秋風抄』 藤沢 周平 全7巻
藩主の毒見役を務めて失明した侍が、命をかけて守ろうとしたもの“この女を失っては生きてはいけまい” 押しよせて来たのはその思いだった。映画、武士の一分の原作「盲目剣谺返し」。この作家のロングセラー隠し剣シリーズ第二弾。
『街の灯』 北村 薫 全6巻
昭和七年、上流家庭の花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子は 本のヒロインにちなみ彼女を「ベッキーさん」と呼ぶ。変死事件の謎、暗号の謎、 映写会上映中の同席者の死の謎など、二人の前には不思議な事件が。
『エンジェル エンジェル エンジェル』 梨木 香歩 全2巻
コウコは寝たきりに近いおばあちゃんの深夜のトイレ当番を引き受けることで熱 帯魚を飼うのを許された。夜、水槽のある部屋で、おばあちゃんは不思議な反応を 見せ、少女のような表情でコウコと話をするようになる。
『ねこのばば』 畠中 恵 全6巻
お江戸長崎屋の離れでは若だんな一太郎が昼ごはん。寝込んでばかりのぼっちゃ んが、えっ 今日はお代わり食べるって? すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福 の神かそれとも・・・ 若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖全五篇。
『青空のむこう』 アレックス・シアラー 全5巻
青空のむこうから一人の少年が降りてきた。やり残した事があるから。突然の事 故で死んでしまった少年ハリー。でも彼にはまだやり残した事があった。それをし なければ死んでることだってできない。そしてハリーは地上へ降りてきた。
『彼女の命日』 新津 きよみ 全7巻
楠木葉子は会社からの帰り道、胸を刃物で刺され死亡した。が一年後、別の女性の身体を借りてこの世に戻ってきた。与えられた時間を懸命に生きるが、人は死に直面した時に初めて人生において一番大切なことがわかるかもしれない。
『死の泉』 皆川 博子 全14巻
第二次大戦下のドイツ。私生児をみごもりナチの施設に身をおくマルガレーテは不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスと結婚。激化する戦火、狂気をおびるクラウス、双頭の去勢歌手、古城の名画、人体実験など様々な題材と驕りを孕んだ絢爛たる物語文学の極み。
『フォー・ユア・プレジャー』 柴田 よしき 全10巻
無認可保育園の園長兼私立探偵花咲慎一郎。彼に持ち込まれた人探しはやがて薬がらみの危険な仕事に発展する。その上最愛の女性理紗が行方不明に・・・次々に襲いかかる無理難題に明日はあるのか!?
『北前船の事件』 平岩 弓枝 全6巻
谷中・感応寺境内で、越後出身の水夫ではないかと思われる殺人死体が見つかった。その直後、南町奉行・根岸肥前の守の侍女お鯉が忽然と消えた。そして御番所の目安箱に奇怪な書状が投げ込まれた。
『時間の砂 下巻』 シドニィ・シェルダン 全6巻
恐怖の中に笑いを盛り込んだ新しいタイプの長編サスペンス。上巻に引き続き、手に汗にぎるエピソードのどんでん返しの連続に今夜は眠れないでしょう。
『十一月の扉』 高楼 方子 全7巻
北の街、季節は十一月。「十一月荘」で暮らし始めた爽子の二ヶ月間を、「十一月荘」を取り巻く人々とのふれあいと淡い恋を通して丹念に描いています。小学校高学年から大人までが楽しめます。
『妻の背中の男』 菊地 秀行 全8巻
久鬼原の美しき妻、知也の背に浮かび上がった男の顔。それは、かつて知也に求婚していた千田のものだった。千田は何者かに襲われ命をおとして,その後知也の背中にとりついたのである。なんとか千田を成仏させようとする久鬼原だったが・・・。
『かもめ食堂』 群 ようこ 全4巻
ヘルシンキの街角にあるかもめ食堂。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、おにぎり。お客はおたくの青年トンミただ一人。ミドリとマサコという訳あり気な日本人女性がやってきて・・・
『カレジの決断』 アイビーン・ワイマン 全4巻
現代アメリカで、18世紀そのままの生活を営むアーミッシュの人々。ペンシルバニア州の美しい自然や、あたたかい家族にかこまれて育った少女カレジは、大人に近づくにつれ、アーミッシュのしきたりに疑問をもちはじめる。
『十津川警部「幻覚」』 西村 京太郎 全4巻
実業家の中山は謎めいた脅迫電話に悩まされていた。三人の女性から責任を取って欲しいという内容だが全く身に覚えがない。そして電話をかけてきたと思しき女性が新宿で死体として発見される。十津川警部と亀井刑事が事件の解決に乗り出すが捜査は遅々として進まない。
『次郎と正子 娘が語る素顔の白州家』 牧山 桂子 全4巻
「何かが変だ」幼い頃から、自分の家が普通とは違うと感じていた。家庭における白州次郎・正子の素の姿。嫁してからも隣に住み晩年の夫婦の世話をした実の娘のみが知る意外な時には微笑ましいエピソードの数々。
『凍れるいのち』 川嶋 康男 全7巻
昭和37年12月、北海道学芸大学函館分校山岳部のパーティー11名は、冬山合宿に大雪山縦走を目指した。しかしそこから生還したのはリーダーただ一人。いのちとは何か、生きるとはどういう事か、山岳史上最大級の惨事。45年の歳月を経て今、全貌が明かされる。
『配達あかずきん』 大崎 梢 全6巻
しっかり者の書店員杏子と頭の切れるアルバイト多絵が駅ビルにある書店を舞台にさまざまな事件を解決してゆくミステリ連作集。最後にこの小説に関する話や書店人としての話などが座談会形式で語られている。
『千住家にストラディヴァリウスが来た日』 千住 文子 全4巻
ヴァイオリニスト 千住真理子が巨匠ストラディヴァリ製作のバイオリンを手に入れた。300年の眠りから目覚めた名器は、いかにして千住家の一員となったのか。真理子の母が綴る感動のドキュメント・エッセイ。
『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩 全4巻
中学に進んでまもなく、どうしても学校に足が向かなくなった少女は季節が初夏へと移り変わるひと月あまりを西の魔女、つまりママのママのもとで過ごした。大好きなおばあちゃんから、いろいろな事を学ぶ事ができた。
『難儀でござる』 岩井 三四二 全7巻
信長に金を無心する役を押しつけられた公家。隠居せぬ血気盛んな老父。無意味な籠城を続ける我が殿など、歴史的大事件の影で、まことに億劫な出来事に振り回される男たち。八つの短編です。
『翳りゆく時間』 浅田 次郎選 全4巻
浅田次郎が五感で味わうことが出来る小説として選んだ七つの作品。恋愛物から、ハードボイルド、ゲイバーで働くオカマの話、等々。短い話ばかりですが、七人の作家の豊かな個性を、お楽しみください。
『家日和』 奥田 英朗 全5巻
インターネットオークションで家中の不用品を売りまくる主婦―サニーディ。会社が倒産し、妻とかわって家事にいそしむ夫―ここが青山。その他四篇。現代のよくある出来事をさらりと書いた家庭小説。
『朝日のようにさわやかに』 恩田 陸 全6巻
虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る表題作他、ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。この一冊で恩田陸の作品世界が一周できる!
『クローズド・ノート』 雫井 修介 全9巻
私の部屋に「伊吹's note」とマジックでタイトル書きされた一冊のノートが置き忘れられていた。そのノートを開いた時、私の平凡な日常は大きく変わり始め、時を超えて二つの恋がクローズする。携帯サイトからの小説。
『リトル・バイ・リトル』 島本 理生 全3巻
ふみは高校を卒業してからアルバイトをして過ごす日々。家族は母、小学校二年生の異父妹の女三人。習字の先生、ボーイフレンド等、家族を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた作品です。
『がばいばあちゃんの幸せのトランク』 島田 洋七 全3巻
「結婚は二人で一つのトランクを引いていく様なもの。一人じゃ重くて運ばれん」駆け落ち、貧乏漫才修業、東京進出、栄光と挫折。ばあちゃんに励まされながら、律子夫人と歩んできた昭広の爆笑と涙と感動の半生記。
『真鶴』 川上 弘美 全5巻
夫の礼に失踪され、娘の百と母と暮らす文筆家の京。現在は妻子ある編集者の青茲を愛している。何のしるしも残さず居なくなった礼を真鶴の海に沈む船のように思い切ろうとする心の葛藤。
『きつねのはなし』 森見 登美彦 全6巻
京都大学農学部を卒業した作家森見登美彦は、第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し文学界にデビュー。得意な京都の街、寺、神社を舞台に、ホラーとファンタジーが入り交じった世界をくりひろげた作品です。
『風が強く吹いている』 三浦 しをん 全12巻
才能に恵まれ走ることを愛しながら、走ることから見放されかけていた二人の大学生。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上には全く無縁だった同じ寮に住む学生達10人で箱根駅伝に挑む。超ストレートな青春小説である。
『心療内科を訪ねて 心が痛み心が治す』 夏樹 静子 全5巻
ひどい腰痛に苦しんだ三年間の地獄体験が著者を心療内科取材に駆り立てた。原因不明のすべての症状の裏には心の痛みが隠れていた。様々な症状に苦しむ人々の体験を語り大反響のルポルタージュ。
『紅い雪 藍染袴お匙帖』 藤原 緋沙子 全5巻
女医者千鶴の助手お道の幼馴染みおふみが吉原に身を売った。その真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが――。女医者千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。
『清張さんと司馬さん』 半藤 一利 全6巻
松本清張と司馬遼太郎という戦後文学の二大巨匠は、昭和史そして現代社会にも厳しい批評を提示し続けた。著者は担当編集者として二人に出会い多くのことを学んだ。間近に接した巨匠の等身大の実像がここにある。
『仔羊の巣』 坂木 司 全6巻
自称ひきこもりの友人鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕坂木司は同僚から同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。慣れない探偵役をつとめた僕が導き出した解答は・・・・・。三編からなるひきこもり探偵シリーズ第二弾。