2022年(令和4年)釧路市点字図書館作成図書一覧


「小説 ちはやふる 中学生編4」  時海 結以  原作 末次 由紀  全3巻

 新と再びかるたをすること、その約束だけに中学生活の全部をかけた千早。かるた仲間になった古典好きな大江奏の初恋。そして太一と香澄の恋の行方は――? 完結編です。


「クレインズ今昔物語 65~67 釧路新聞連載(2021年11月1日~11月30日)」 

                                                                               山本雅之・高田薫 他共著  全1巻

 北海道釧路市の地方紙「釧路新聞」掲載のアイスホッケーチームの記事。今回はジャパンカップの様子、2020年度決算、クレインズ元職員による横領などの記事も加えました。


「この夏の星を見る 110~133 北海道新聞夕刊連載(2021年11月1日~11月30日)」

                                                                                                  辻村 深月  全1巻

 茨城県の高校生渓本亜紗は、仲間とコロナ禍の天文部の活動について話し合う。そんな折、東京都渋谷区の中学校から亜紗たちの活動への質問メールが届く。


「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし]  阿佐ヶ谷姉妹  全3巻

 40代・独身・女芸人の同居生活は、ちょいとした小競合いと、人情味溢れるご近所づきあいが満載。地味な暮らしと不思議な家族愛漂う往復エッセイ。


「悪玉伝」  朝井 まかて  全6巻

 大阪の炭問屋の主・木津屋吉兵衛は、風雅を愛する伊達男。家業を顧みず放蕩の限りを尽くしていたところ、兄の訃報が舞い込む。生家の大店・辰巳屋に駆けつけた吉兵衛は、店を我が物にしようと企む大番頭の策略で、相続争いに巻き込まれた。


「卓上四季 2021年12月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

○「あの人のためなら何でもする」という同門同郷の力士の言葉が聞かれる。札幌生まれの元小結大翔鳳こと村田昌已さんだ。(3日) ○自分のためではなく、他人のために怒る人だった。だからしょっちゅう怒っていた。アフガニスタンで長年、医療、灌漑など幅広い支援を行った医師、中村哲さんのことだ。(4日) 他29編


「謎解きはディナーのあとで」  東川 篤哉  全4巻

 国立署の女刑事、宝生麗子は世界的に有名な宝生グループのお嬢様。麗子の執事影山が、「お嬢様の目は節穴でございますか」と、暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しながら、鮮やかに謎を解き明かしていくユーモアミステリー。


「沈黙のパレード」  東野 圭吾  全8巻

 静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に失踪した女性の死体がみつかった。逮捕されたのは、23年前の殺人事件で逮捕されたが無罪となった男。だが今回も釈放されてしまう。パレード当日、その男が殺されたー―。


「満天の花」  佐川 光晴  全10巻

 幕末。女性通訳・花は勝海舟との出会いにより、西欧列強や幕府へも挑んでいく。


「恐喝 蘭方医・宇津木新吾13」 小杉 健治 4巻

 内密に施療を頼まれた刺傷を負った男は、ある殺しの下手人ではないかと推察した新吾だが、事件の深部には松江藩をも揺るがす重大な秘密が隠されていた。シリーズ第13弾。


「最終退行」  池井戸 潤  全7巻

 東京第一銀行の副支店長蓮沼は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板ばさみにあっていた。一方、かつての頭取はバブル期の責任も取らず会長職となり、なおも私腹を肥やそうとしている。蓮沼は会長の不正の匂いをかぎつけ、ついに反旗を翻す。


「卓上四季 2022年1月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

 職を転々としながら懸命に言葉と演技を学び、ハリウッドの人種差別の壁に挑んだ気高き先駆者は94歳で亡くなったが、その闘いは没してなお続いている。(12日)


「ダンデライオン」  中田 永一  全4巻

 11歳の下野蓮司(かばたれんじ)はある日、病院で目覚めると、20年後の大人の姿になっていた。そこに恋人と名乗る西園小春が現れる。ある目的を達成するするために、子供時代と大人時代の1日が交換されたのだ、と彼女は話す。完全犯罪のようなミステリー。


「縄文文化が日本人の未来を拓く」  小林 達雄  全3巻

 富士山を愛し、太陽に手を合わせる、周囲との争いを好まない・・・ そんな日本人の心は、1万年を超える自然との共存共生の中で育まれてきた。縄文人の“腹の足しにならない”ものを作ることの面白さを著者が語る。


「沈黙の町で」  奥田 英朗  全9巻

 中学2年生の名倉祐一が転落死した。事故か自殺か、それとも・・・? やがて祐一が同級生からいじめを受けていたことが明らかになる。


「兵諫」  浅田 次郎  全4巻

 「兵諫」とは兵を挙げてでも主の過ちを諫めること。二・二六事件と西安事件には、いかなるつながりがあったのか。「蒼穹の昴」シリーズ最新作は、興奮の軍事法廷ミステリー。


「美食倶楽部」  林 真理子  全3巻

 元モデルがモデルプロダクションの社長になり、若い娘をモデルに育てていく仕事を始めた。収入もあり、あちらこちらのおいしい食べ物屋をめぐり歩く。現役の時は太ったらこまるので食べ物はひかえていたが、食べ物にはまって、体もどんどん太っていく女性になる。


「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数」  神永 学  全4巻

 毒舌天然数学者・御子柴岳人が大学の担当教官として、斎藤八雲とスリリングな推理合戦を展開する。死者が見える八雲、確率で事件を解く御子柴。霊視×数学、最強のバディ。


「心霊探偵八雲11 魂の代償」  神永 学  全6巻

 明政大学にある旧日本陸軍の研究施設を利用した資料館には、厳重に封印された箱がある。心霊現象の相談を受けた八雲たちが、その箱を開けるとミイラ化した死体が残されていた。事件の予感に騒然とする中、晴香が何者かに拉致されてしまう。必死の捜索を続けるが・・・。


「クレインズ今昔物語 68~71 釧路新聞連載(2021年12月1日~12月28日)」 

                           山本雅之・高田薫 他共著   全1巻

 「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。ジャパンカップの様子、第89回全日本選手権2連覇など。


「この夏の星を見る 134~157   北海道新聞夕刊連載(2021年12月1日~12月28日)」

                                  辻村 深月  全1巻

 北海道新聞夕刊連載小説の12月分です。茨城県高校天文部と東京都渋谷区の中学校理科部は、スターキャッチコンテストを開催することになった。県立高校天文部顧問綿引は、長崎の五島天文台にも参加を呼び掛ける。


「たまらなく孤独で、熱い街」  山田 正紀  全4巻

 街は毒々しく猥雑でとりとめなく、あまりに騒がしい。新しい秩序とかたちを街に取り戻さなければならない。それが私の使命ではないか。ある日曜日の早朝、横浜山下公園で女子大生が死体で発見された。それが悪夢の始まりだった。


「その日のまえに」  重松 清  全5巻

 僕たちは「その日」に向かって生きてきたーー。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何が出来るのだろうか・・・。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味をみつめる連作短編集。


「ゼアゼア」  著者 トミー・オレンジ  訳者 加藤 有佳織(ゆかり)  全5巻

 現代アメリカを生きる12人の都市インディアンたちの物語。アメリカ図書館賞、ヘミングウェイ賞を受賞。


「平成くん、さようなら」  古市 憲寿  全3巻

 安楽死が合法化された日本。メディアでもてはやされる「平成くん」は、安楽死したいと恋人に告げる。いまの時代を生き、死の意味を問い直す、芥川賞候補作。著者の新たな用語注解付き。


「卓上四季 2022年2月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

*東京の少年がいじめ自殺をした事件から36年がたった。又昨年の2月13日に、旭川市の中学女子もいじめで自殺した。傍観する共犯者。事なかれの教育現場。保身に走る行政機関。少年の事件で噴出した醜い構図だ。少女の事件も誠実な事実解明が待たれる。(12日)他26編。


「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」  ブレイディみかこ  全4巻

 ぼくが通うまるで世界の縮図のような学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だち。ともに考え、悩み、毎日を乗り越えていく親子のリアルストーリー。


「熱海・湯河原殺人事件ーー新装版」  西村京太郎  全5巻

 あの男ーー小早川が熱海に帰って来た。小早川は、殺人罪で六年の刑期を務め出所したのだ。小早川の出現により、平穏な温泉町に得体の知れない緊張が走る。十津川は六年前の殺人事件から、細い糸をたぐり寄せるが!?


「この夏の星を見る 158~180  北海道新聞夕刊連載(2022年1月4日~1月31日)」

                                   辻村 深月  全1巻

 五島(ごとう)天文台館長からの誘いで泉水(いずみ)高校の3人は、茨城県の高校天文部と東京都渋谷区の中学校理科部と、スターキャッチコンテストについてのオンライン会議に参加する。その後いよいよコンテストの準備が始まった。


「クレインズ今昔物語 72~75 釧路新聞連載(2022年1月4日~1月26日)」 

                           山本雅之・高田薫 他共著   全1巻

 今回はひがし北海道アイスアリーナで行われた、アイスホッケーのジャパンカップ戦での大規模コロナクラスター発生 などの記事も加えました。


「神のダイスを見上げて」  知念 実希人  全5巻

 2023年10月、小惑星ダイスが地球に接近。人類滅亡の恐怖に世界が混乱する中、亮の姉圭子が殺され、残された50日間で亮は復讐を決意する。同級生美咲の助けを得て犯人を追う。


「カケラ女」  清水 カルマ  全5巻

 「カケラ女」って言う都市伝説知ってる?麻丘郁美は華やかな大学生活を送っていたが、仲間たちが一人の女子大生と諍い、屋上から突き落としてしまう。しかし、遺体は忽然と消えて、後日仲間の一人が変死体となって発見される。


「新装改訂版 瞬間接着剤で目をふさがれた犬 純平」  関 朝之  全2巻

 「雑種犬でも、捨て犬でも、ひどい虐待を受けた犬でも、心ある人間との出会いによって幸せになれることをおまえは証明してくれたね」。純平のシッポがほこらしそうに左右にゆれている。たくさんの人の力で救われた純平もまた、たくさんの人の心をいやした!


「食堂のおばちゃん」  山口 恵以子  全3巻

 姑の一子と嫁の二三が仲良く店を切り盛る、心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」。元食堂のおばちゃんが描く人情食堂小説。


「クレインズ今昔物語76~77 釧路新聞連載(2022年2月1日~2月26日)」 

                           山本雅之・高田 薫他共著  全1巻

   コロナクラスター後の練習再開、ジャパンカップの日程延期。


「この夏の星空を見る! 181~202  北海道新聞夕刊連載(2022年2月1日~2月28日)」

                                  辻村 深月  全1巻

 スターキャッチコンテストの望遠鏡作りがはじまり、オンラインで他チームに助言をする茨城チームは、1年生が先輩たちと次第に打ち解けていく。


「検事の信義」  柚月 裕子  全4巻

 検事 佐方貞人は介護していた母親を殺害した罪で逮捕された息子の裁判を担当。事件発生から逮捕までの「空白の2時間」に不審を抱いた佐方は独自に動き始めるが・・・(「信義を守る」)。孤高の検事の気概と執念を描いたリーガルミステリー。


「おしゃべり各駅停車」  全3巻

 読めば愉快で洒落たショートショート。アイディア、ストーリー、そして、どんでん返し・・・。一冊で二冊楽しめるユニークな眉村卓の本。


「釧路市点字図書館 図書追加目録(令和3年1月~令和3年12月分)」

                        釧路市身体障がい者福祉センター  全1巻

  釧路市点字図書館音訳図書追加目録


「家族物語(下)」  瀬戸内 晴美  全5巻

 不可解な夫と妻の関係、まず信じる事が愛の始まり。啓一郎の妹・久美子が慕う若い陶工・章文は美濃の山中で制作に苦しむ妻が突然いなくなる。そこに娘の幸子が流木の様に寄ってくる・・・

 啓一郎と章文の対照的な家庭と不確かな愛。美しく変化する四季の中に浮き上がらせて愛と人生を描く(上下巻)


「槙原敬之 歌の履歴書」  小貫 信昭  全4巻

 音楽評論家・小貫信昭による、槙原敬之の時代を映す名曲と言葉をまとめたノンフィクション。数多くの名曲を取り上げ。各々の歌の誕生にあたっての経緯やエピソードを掘り下げている。


「不審者」  井岡 瞬  全5巻

 家族4人で平穏に暮らす里佳子の前に突然現れた客。20年以上音信不通だった夫・秀嗣の兄・優平だと名乗る。優平は居候することになり、その日から不可解な出来事が続く。この男は誰なのか?一つの悲劇からすべての景色が一転する。


「この夏の星を見る 203-228 北海道新聞夕刊連載」  辻村 深月  全1巻

 北海道新聞夕刊連載小説の2022年3月分です。渋谷チームが電動のこぎりを仮に行ったことをきっかけに御崎台高校もコンテストに加わることになり、参加校は4校に増えた。


「せきこえのどに六輔」  永 六輔  全2巻

 浅田飴の広告を手掛けた永六輔、絵:山下勇三、編集の山崎泰久による鼎談。六輔一流のことばあそび。そして山下の絶妙な挿絵。


「クレインズ今昔物語 78~79 釧路新聞社連載」  山本雅之 高田薫 他 共著  全1巻

 北海道釧路市の地方紙「釧路新聞」連載の70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回は、今昔物語に加え、コロナクラスター後再開したジャパンカップの様子、クレインズ選手達の社長辞任を求める声明などの記事も加えました。


「にんげんのおへそ」  高峰 秀子  全3巻

 女優だった高峰秀子さんのエッセー集です。


「十津川警部二つの「金印」の謎」  西村 京太郎  全3巻

 日本古代史研究会の人が3人も殺される。1784年に福岡市の志賀島から、漢委奴国王と刻まれた金印が発見された。日本には、もう一つ親魏倭王の金印 がある。十津川警部が捜査に乗り出した直後、ある団体の代表が親魏倭王の金印を発見した発表するが・・・。そこに至るまでの殺人や数々の偽造などを暴いていく。


「立川忍びより」  仁木 英之  全5巻

 借金のカタに婿入りした家は・・・忍者一家!?。現代の「忍者一家」で過ごすことになった青年の日常を描く、はちゃめちゃボーイ・ミーツ・ファミリーな成長物語! 


「追込」  ディック・フランシス  訳:菊池 光  全6巻

 いとこの家の強奪事件。そして知り合った未亡人の家の放火事件。一見無関係に思えた事件だったが共通点があった。画家のドットはいとこの疑いを晴らし、立ち直させるためにオーストラリアへと。シリーズ15作目。


「幸福な食卓」  妹尾 まいこ  全3巻

 佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第に存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて・・・。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生をしていく家族の姿を温かく描く。


「にんげんのおへそ」  高峰 秀子  全3巻

 女優だった高峰秀子さんのエッセー集です。


「二つの『金印』の謎」  西村 京太郎  全3巻

 1784年に福岡市の志賀島から、漢委奴国王と刻まれた金印が発見された。日本にはもう一つ、親魏倭王(しんぎわおう)の金印がある。それを弁護士の資格を持った男が博多湾で見つけたという。それまでの日本古代史研究会の人間3人の殺人や金印の偽造などを、十津川警部が暴いていく。


「立川忍びより」  仁木 英之  全5巻

 借金のかたに婿入りした家は忍者一家。ご町内忍者ロマン小説です。


「追込」  D・フランシス  訳者 菊池 光  全6巻

 いとこの家の強奪事件。そして知り合った未亡人の家の放火事件。一見無関係に思えた事件だったが共通点があった。画家のトッドはいとこの疑いをはらし、立ち直させるためにオーストラリアへと。競馬シリーズ15作目。


「幸福な食卓」  瀬尾 まいこ  全3巻

 佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父。家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて・・・。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。



「謎解きはディナーのあとで2」  東川 篤哉  全5巻

 雑居ビルで30代の女性が殺された。容疑者には完璧なアリバイがある。刑事の宝生麗子が執事の影山にアリバイくずしを要求すなど、令嬢刑事と毒舌執事のコンビが怪事件を解決していくユーモアミステリー第二弾


「マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン4」  小路 幸也  全5巻

 終戦直後の東京。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で織りなす人情話。中心にいる華族の娘、咲智子と後に夫になる堀田勘一との出会いなど、心あたたまるストーリー


「食卓の情景」  池波 正太郎  全5巻

 無類の美味い物好きの筆者が、うまい物を求めて食べ歩いた記録


「ぬすまれた味」  小松 左京  全3巻

 進んだ医学で脳みそだけが生き残った老人に、味覚と快感をぬすまれた男の珍騒動を描く表題作のほか、いかもの食いから、人を食った話まで、ホラー風味のフルコースで贈る、SFグルメショートショート集


「穢れし絆のゲーム イヴ&ローク48」  J・D・ロブ  全8巻

 航空会社同士の合併交渉の席で、マーケティング担当役員が自爆死し、多数の死傷者がでた。自爆した役員は覆面の男たちに愛する妻子を人質にとられ、自爆を強要されていた。犯人の目的は合併の阻止なのか、それとも何らかのテロ行為なのか。必死の捜査で真相に迫るが、さらなる悲劇が・・・


「鳩の撃退法 上」  佐藤 正午  全8巻

 かつての売れっ子作家・津田は、古書店を営んでいた老人の形見の鞄を受け取った。中には数冊の絵本と古本のピーターパン、そして3千万円を超える現金が。しかし思いもよらぬ事実が判明した


「鳩の撃退法 下」  佐藤 正午  全8巻

 津田に決断の機会が訪れる。忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、裏社会のうごめき、疑惑つきの大金。たった一日の交錯が多くの人の人生を思わぬ方向へ・・・


「代償 未来への想い」  七宮 凌士  全7巻

 立て続けに起こった、元外務省と元財務省の人間の死。この二人は過去にある事件に関わっていた。江里原達チームが過去に解決した事件にも関係があり、またチームは警察も知らない情報をもとにこの事件の捜査を始めるが・・・


「骸骨ビルの庭 上」  宮本 輝  全4巻

 大阪に戦前からある通称「骸骨ビル」で、戦後、オーナーの阿部轍正と茂木泰造が育てられた孤児たちを育てる。立ち退かせるために送りこまれた八木沢が彼らの話を聞き困難であったろう日々を思い描いた作品


「死相学探偵最後の事件 死相学探偵8」 三津田 信三  全6巻

 黒術師の居所を突き止めるべく奔走する、黒捜課のメンバーと俊一郎たちは、候補地の一つである孤島に渡った。黒術師の罠を警戒し、緊張する一行を嘲笑うかの様に、不可解な連続殺人事件が起き始める。


「クレインズ今昔物語 80~81」 釧路新聞 連載  全1巻

 「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回は給与遅配謝罪会見、クレインズの後方支援組織鶴援隊の協力関係解消などの記事も加えました。


「ビートルズ」 北中 正和  全3巻

 解散から半世紀、今なおカリスマ性を失わないビートルズ。彼ら自身と楽曲群の地理的、歴史的ルーツを探りながら、その秘密に迫る。


「青い呪い 心霊探偵八雲 八雲高校時代編」 神永 学  全6巻

 殺人の朝、学校にいたのは君だった。共感覚をもつ琢海は、青い声をした少女・真希と呪われた絵を調べることに。その矢先、美術室で先生が殺害される。真希にかんする秘密を抱えた琢海の前に、孤高のクラスメート・斉藤八雲が現れ・・・。


「この夏の星を見る 229~253 北海道新聞連載」 辻村 深月  全1巻

 北海道新聞夕刊連載小説の2022年3月分です。渋谷チームが電動のこぎりを借りに行ったことをきっかけに、御崎台高校もコンテストに加わることになり、参加校は4校に増えた。手作り望遠鏡が完成し、各チームは練習を始める。


「配達された私たち」 一色 伸幸  全3巻

 感情を喪失したうつ病の男が、ある日死に場所として入った廃墟で、昔郵便局員に破棄された手紙の束を見つけた。その内の7通を死ぬ前のカウントダウンとして、配達を始める。そしてそこに込められた悲喜劇に遭遇し、心の揺らぎを感じる。


「幕末明治サバイバル! 小説 渋沢栄一」 加納 新太  全3巻

 混乱の幕末~明治を、頭脳ひとつでつきすすみ、侍の時代を生き抜き、新しい世の中を率先して作った大天才・渋沢栄一を子供時代から描いた物語。年表も収録する。


「卓上四季 2022年4月」 北海道新聞連載  全1巻

 「ウチナーンチュ(沖縄人)はいつから日本人か」「ウチナーンチュ時々日本人」の著作がある沖縄県の照屋寛徳さんが、76才で亡くなった。本土決戦、日本独立、日米安保と、みたび「捨て石」とされた沖縄。「沖縄人は日本人なのか」と照屋さんは言う。(28日)(その他29編)


「雪の階 (下)」 奥泉 光  全6巻

 親友・宇田川寿子の心中事件の真相を追う、笹宮惟佐子と女カメラマンの前に、惟佐子の兄・惟秀の不審な影が現れる。華族と軍部の対立、穢れた血の粛清をもくろむ「組織」。謎と疑惑と陰謀が、二・二六事件と絡み合うーー。


「ひとりずもう」 さくら ももこ  全2巻

 女子高に入り、髪を伸ばしたり、初恋で妄想がさく裂!? 何もしない「青春」を送っている事に気づいた17歳。将来について考え始め「さくらももこ」になるまでの甘酸っぱい日々を笑いと涙で綴ったエッセイ!


「愚かな薔薇」 恩田 陸  全8巻

 夏が近づく季節、母方の故郷を訪れた奈智。十四歳になると参加することになる二か月に及ぶキャンプは、「虚ろ舟乗り」の適性を見極めるためのものだった。キャンプの本当の目的とは――。


「いやし<医療>時代小説傑作選」 朝井 まかて 他4名  全4巻

 ヤブ医者といわれる小児医の三哲(さんてつ)は、高熱の子供の診療に出向くも薬を処方せず、追い出されそうになるが・・・(「ヤブ医 ふらここ堂」)。ひと癖あるけど頼りになる江戸の町医者、歯医者、小児医、産婦人医たちが命を救う。江戸の医師たちを描いた短編集。


「ぼくがぼくであること」 山中 恒  全4巻

 優等生ぞろいの兄妹のなかで、ひとりダメ息子の秀一。小言ばかりの母親にいや気がさした秀一は、家を飛び出し、ある農家へ転がりこむ。つぎつぎと起こるスリリングな事件、大人との激しいぶつかり合いを通して、力強く成長する少年の姿を描く。


「迷宮遡行」 貫井 徳郎  全5巻

 突然、妻絢子が失踪した。迫水は思いつく限りの手がかりを辿り妻の行方を追う。そもそも彼女は一体何者か?人間の不確かさを描くミステリ。


「ボダ子」 赤松 利一  全5巻

 起業した大西浩平は家庭を顧みず、娘の境界性人格障害(ボーダー)の発症へとつながる。自傷行為を繰り返す娘につきっきりの生活により、事業は破綻。東日本大震災の復興事業に起死回生をかけ、娘と元妻とともに被災地へ向かうがーー。


「クレインズ今昔物語 82~84」 釧路新聞 連載  全1巻

 「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回は退団・入団選手、新監督体制決定などの記事も加えました。


「この夏の星を見る 254~279 北海道新聞連載」 辻村 深月  全1巻

 北海道新聞夕刊連載小説の2022年5月分です。スターキャッチコンテスト参加4校はウェブミーティングを通して、星以外の話題についても話し合うようになり理解を深める。そして、いよいよコンテスト当日がやってきた。


「暗渠の底 近畿連続女性殺害事件」 長田 周根  全4巻

 連続殺人事件の容疑者として、一人の男が逮捕された。女子高生の満里は報道の内容に違和感を覚え、事件の調査を開始する。真実が明らかになった時、見えて来る容疑者の素顔とはー。


「マークスの山 下」  高村 薫   全6巻

 自らを<マークス>と名のる猟奇連続殺人犯水沢。そして本来の<マークス(marks)>という語には、深く暗い過去の秘密がかくされていた。完結編。


「残心」  鏑木 蓮  全5巻

 ルポライターの杉作舜一は、寝たきりで認知症の妻を介護する夫の取材に赴く。しかし妻は殺され、夫も首を吊って死んでいた。ルポを手伝う国吉冬美は、やがて哀しい真実を知ることに―――。


「メキシコからの手紙」  黒沼 ユリ子  全3巻

 アメリカ大陸の原住民インディヘナは土地を奪われ、富を失い、今日まで生きてきた。メキシコの山村で彼らの間に暮らした著者(黒沼ユリ子)は、貧困と圧制に立ち上がる彼らの姿を見た。国際的に活躍するバイオリニストが、自らの「先進国」を抉るレポート。


「卓上四季 2022年5月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

*たとえ一人でも、声を上げる事が社会を変える力になる事を証明する活動だった。90歳で亡くなった作家早乙女勝元さんが、その生涯をささげた東京大空襲の証言記録がある。(12日、他30編)


「シークレット・ペインーー夜去医療刑務所・南病舎ーー」  前川 ほまれ  全6巻

 医療刑務所へ期間限定の配属となった精神科医の工藤守。矯正医官となり、民間と同等の医療を受ける受刑者達の姿に複雑な感情を抱く。さらに、気持をかき乱したのは、医師を希望するきっかけを作った男との鉄格子越しの再会。


「幽霊刑事 [新版]」  有栖川有栖  全8巻

 刑事の俺は、上司に夜の浜辺に呼び出され射殺された。結婚を間近に控え、成仏できず幽霊となったが、誰も恋人すら俺の姿が見えない、霊媒体質の後輩刑事を除いては。彼の力を借り真相を探るうちに、意外な黒幕が・・・。 


「鬼談百景」  小野 不由美  全4巻

 読むほどに恐怖がいや増すーー虚実相半ばする怪談文芸の頂点を極めた傑作! 初めての百物語怪談本。


「孤蝶の城」  桜木 紫乃  全9巻

 モロッコで、秀男はカーニバル真子の「最後の仕上げ」となる手術をうけ、日本で初めて「女の体」を手にいれた。好奇と蔑みの目、喝采と屈辱を浴び、話題を振りまきつつ、やがて追い込まれていく。


「抜萃のつづり その八十」  編者 株式会社 クマヒラ  全2巻

 (株)クマヒラの創業者が、昭和6年より感謝・報恩の想いから新聞・雑誌・書籍などから、エッセイ・コラムを抜萃し創刊した小冊子。今回も7つのジャンルに35の記事を掲載。


「王は愛する 上」  キム・イリョン 訳者 佐島 顕子  全8巻

 ウオンは美貌で知略に優れ、即位を妨げる陰謀と闘いながら、民を救う寛大な王を目指す世子、友であるリンサンと出会い、そして思いあい助け合う。



「クレインズ今昔物語 85~87  釧路新聞連載(2022年6月1日~6月29日)」

                          山本雅之・會田 俊美 他共著  全1巻

 北海道の「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。巨額累積赤字、経営難、入団選手などの記事。


「この夏の星を見る 277~302  北海道新聞夕刊連載(2022年6月1日~6月30日)」

                                  辻村 深月  全1巻

 コンテストが終わった後、砂浦一高の飯塚凛久(りく)から転校とその理由を打ち明けられ、動揺する茨城チーム。コロナが原因ですれ違っていた、五島(ごとう)の佐々野円華(まどか)と親友の小春(こはる)は仲直りする。


「流浪の月」  凪良 ゆう  全6巻

 愛ではない。けれどそばにいたいーー。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描いた長編小説。2020年本屋大賞受賞作。


「きっと誰かが祈ってる」  山田 宗樹  全4巻

 様々な理由で実親と暮らせない赤ちゃんが生活する乳児院・双葉ハウス。ここでは、子供に専属の担当養育者「マザー」を決め擬似的な親子関係を築き、子供が物心つく前にその関係を終了させる。担当児に深い愛情を注いできた保育士の温子は、最初に担当し我が子同然だった多喜の不幸を感じ・・・。乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、溢れる愛の物語。


「卓上四季 2022年6月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

*国は04年以降、雇用や研究資金の原資となる運営費交付金を、段階的に削減している。研究は社会に役立つものでなければならないのか。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんは「役に立たないし、もうかりもしない」と、真鍋淑郎さんは「はやりに走らず、好奇心を大事に」と言っている。(7日、他29編)


「涙雨の季節に蒐集家は、ーー夏に遺した手紙ーー」  太田 紫織  全5巻

 ロングヒット「櫻子さん」シリーズの著者が描く、遺品にまつわる切ない謎。大学を休学中の青音(あおと)は、バイト先の葬儀社で遺品整理に関する様々な事件に遭遇する。


「卓上四季 2022年7月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻

*一方的思い込みの狂気は、安倍晋三元首相を撃った山上容疑者の姿に、自制が利かない現代社会の病理を想起させる。足りないのは、苦悩に寄り添い衝動を抑える手助けだ。(15日、その他30編)


「フーガはユーガ」  伊坂 幸太郎  全5巻

 双子の兄弟が織りなす「闘いと再生」の物語。幸せでなかった子供時代、誕生日にだけ起きる不思議な現象・・・。文庫版あとがき収録。本屋大賞ノミネート作品。


「ヌシ ーー神か妖怪か」  伊藤 龍平  全4巻

 日本各地のヌシ伝承に息づく、日本人と自然の共生を読み解く本格的ヌシ論。


「正体」  染井 為人  全10巻

 一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 様々な場所で潜伏生活を送りながら逃亡を続ける彼の目的は?


「クレインズ今昔物語 88~90  釧路新聞連載」  全1巻

 北海道釧路市の「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回はシーズンに向けた活動開始の情報、退団した選手の近況などの記事も加えました、


「この夏の星を見る 303~327 北海道新聞連載」  辻村 深月  全1巻

 夏にスターキャッチコンテストをした仲間と、12月に ISS(国際宇宙ステーション)の観測をすることになった。今度は50を超える参加者が観測会に参加することになった。


「謎解きはディナーのあとで 3」  東川 篤哉  全5巻

 令嬢刑事麗子と毒舌執事影山コンビのユーモアミステリ第三弾。六話の難事件と、「名探偵コナン」とのコラボ短編小説「探偵たちの饗宴」も収録。


「熊金家のひとり娘」  まさき としか  全4巻

 北の小さな島で、代々娘一人生み継ぐ祈祷の家計に育った熊金一子は、祖母と「血」から逃れるため島を出る。大人になり、男の子を望むが、生まれたのは女の子。明生と名付け男の子として育てるが。


「この夏の星を見る 328~345 北海道新聞社連載」  辻村 深月  全1巻

 北海道新聞夕刊連載小説の2022年8月分(完結)です。12月のISS観測会を終え、3月に参加者たちはそれぞれの道を歩き始める。そしてその夏、再びスターキャッチコンテストの時期が巡ってきた。


「蘭方医・宇津木新吾 ーー間者」  小杉 健治  全4巻

 間宮林蔵の間者の二人が、心中遺体で見つかる。二人の死に疑問を抱いた新吾は、真相を探るのだったが・・・。密偵が命を賭して探った秘密に新吾が迫る! 


「仮面の復讐者 ーー浜中刑事の逆転 (浜中刑事シリーズ5)」  小島 正樹  全5巻

 会社社長が殺され、近くにスペードのエースが置かれていた。担当する捜査2課1係の浜中康平は、麻薬取締官から被害者が麻薬取引にかかわっている可能性があると知らされる。監視カメラの網をくぐり抜ける殺人者は。


「いまだから語りたい昭和の落語家楽屋話 ーー志ん朝、円楽、談志

               ・・・好楽が見た名人たちの素顔」  三遊亭 好楽  全2巻

 だから、昭和の落語はおもしろい! 黄金時代を生きた名人たちの知られざる一面が、いま、よみがえる。好楽による、古き良き時代のとっておきの落語会裏話。


「メルケル 世界一の宰相」  カティ ・ マートン  全8巻

 世界で最も権力を持ったドイツ宰相メルケルは、「女性」「理系」「東独出身」の三つの困難を持っていた。国際的に活躍したメルケルの、誕生から退位までを描いた評伝。


「やめるときも、すこやかなるときも」  窪 美澄  全7巻

 この物語の主人公は、壱晴と桜子という共に32才の男女である。欠けた心を抱えたふたりが交互に語り、物語を進めて行く。傷つきながらも歩み寄っていく道のりの、痛みと温もりを感じる作品である。


「探偵は教室にいない」  川澄 浩平  全3巻

 学校に通わない名探偵・鳥飼歩は、9年ぶりに海砂真史と再会し、彼女のまわりでおきる謎を解いていく。


「クレインズ今昔物語 91~94 釧路新聞連載」  全1巻

 今回は、氷上練習開始や必勝祈願の記事も加えました。


「明日の食卓」  椰月 美智子  全5巻

 小学3年生の「石橋ユウ」を育てる三つの家族。どこにでもある家庭の光と闇を描く衝撃作


「卓上四季 2022年8月 北海道新聞社連載」  全1巻

 大阪府の谷口真知子さんは、1985年8月12日の日航機事故で、機内の紙袋に「子供よろしく」と書き残していた、夫の正勝さんを失った。大切な誰かを失い絶望する人へのエールが込められた絵本を出版。(12日、その他30編)


「優しい音楽」  瀬尾 まいこ  全3巻

 駅でいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人となったタケルと千波。つらい現実を受け止めながらも、希望を見い出して歩んでゆく人々の姿が、さわやかな感動を呼びおこす。優しさに満ち溢れた短編集。


「見えない轍 ーー心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ」  鏑木 蓮  全5巻

 遺書らしきメモと共に、小倉由那の遺体が発見された。心療内科医の慶太郎を訪れた女子高生の春来から、由那の死に関する驚くべき疑念を聞いてしまう。


「卵の中の刺殺体 世界最小の密室」  門前 典之  全7巻

 宮村は店舗設計をまかされているコルバカフェの別荘にオーナー神谷から社員と共に招待される。そんな中、深夜密室状態の部屋で神谷が殺されていた。


「阿寒に果つ」  渡辺 淳一  全6巻

 20年前、冬の阿寒で自殺を遂げた天才少女画家、時任純子18歳。高校時代、純子に恋をしていた作家の田辺俊一は、彼女と関係のあった男達を訪ね歩く。20年の時を経て明かされる真実とは。


「木曜日の子ども」  重松 清  全6巻

 母親と二人暮らしの少年が、学校でいじめにあい自殺未遂も経験する。そんなとき母親が、会社で知り合った男性と再婚することになる。7年前にクラスメイトを9人も殺した少年が社会に出てきた。その男と知り合いになり、父親を追い詰めていく。


「夢の島」  大沢 在昌  全8巻

 24年間音信不通だった父が亡くなった。カメラマンの信一は、父の形見として受け取った1枚の絵を手にすると、急に大きな仕事が舞い込む。さらにヤクザに脅され、父の友人から妙な連絡があり・・・


「人工知能」  幸田 真音  全7巻

 自動運転の車が人をひいた! これは事故か、事件か、それともAIの限界か。新谷凱(がい)が唯一興味を持った「人工知能」の世界。AIに携わる仕事に就いた凱は、この事件の捜査に協力することになる。


「卓上四季 2022年9月 北海道新聞社連載」  全1巻

 恥ずかしがり屋の少女は「私の望みは愛し愛されることだけ」と将来の夢を打ち明けたそうだ。不慮の事故で急逝して四半世紀。英王室のダイアナ元皇太子妃である。


「レッドクローバー」  まさき としか  全7巻

 東京のバーベキュー場で起こった大量殺人事件。記者の勝木は、12年前の灰戸(はいと)町一家殺人事件の、ただ一人の生存者、赤井三葉をおもいだす。あの日、薄汚れたゴミ屋敷で何があったのか。そして少女は今ーー。



「窓を開けますか?」 田辺 聖子  全7巻

 岸森亜希子、口やかましい母親と暮らす32才のハイミスOL。恋人もいるのだが、すんなりゴールインとはいかぬ事情あり。結婚へのあこがれや不安が交錯する、さまざまな独身女性の生き方を明るく描いた作品。



「クレインズ今昔物語 95~96  釧路新聞連載」 全1巻                           

 北海道釧路市の地方紙「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回は、3年ぶりに韓国チームが参加するアジアリーグ開幕、新加入選手の記事も加えました。



「とめどなく囁く 上」  桐野 夏生  全6巻

 海釣りに出たまま夫が失踪し、その後年の離れた資産家と再婚した塩崎早樹。ある日元義母から、息子を見かけたと連絡が入る。



 「とめどなく囁く 下」  桐野 夏生  全5巻

 八年前に失踪した元夫は、生きているかもしれない。悩んだ末、早樹は彼の「釣り部」のメンバーを訪ねることに。次第に見えて来た親友の嘘・・・。辿り着いた衝撃の結末とはーー。



「何処へ」  渡辺 淳一  全8巻

 作家として独り立ちを志し、妻子を残して上京した医師・相木悠介。三人の女性との恋愛を告白しつつ、男女の愛の機微を精緻に記す自伝的小説。



「ひとでなし 1~39 北海道新聞朝刊連載」  星野 智幸  全1巻

1976年鋸浜市の幻が丘(おぼろがおか)小に通う5年生の鬼村イツキは、担任の先生の勧めで架空日記を書き始めた。



「震える天秤」  染井 為人  全6巻

 高齢男性の軽トラックがコンビニに突っ込み、店員をひき殺す。老人は認知症だったのか。ライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る埜ケ谷村(のがだにむら)を訪ねるが。この村は何かおかしい。皆で何か隠している。取材の末の衝撃の真相とは。



「湯殿山麓呪い村」  山村 正夫  全8巻

 ある密室殺人が隠された過去を暴き出す。故郷の村で起きたある母子の失踪事件。更には湯殿山麓の寺の奇妙な戒律が浮かび上がる。180年前のミイラ仏の呪いか・・・。



「“人疲れ”が嫌いな脳ーーラクしてうまくいく人間関係のつくりかた」  梶本 修身  全2巻

 「聞き上手」になる、一人になる時間を大事にする、職場の近くに住む、場の全員を楽しませなくてもいいなど、上手に“脳を手抜き”して人疲れしないコツを、科学的根拠に基づいて伝授する。



「ハムネット」  マギー・オファーレル   全7巻

 シェイクスピアは、亡き息子ハムネットの名を戯曲の題名「ハムレット」にした。16世紀のイギリスの家族の物語。英女性小説賞、全米批評家協会賞受賞。



「クレインズ今昔物語 97~99 釧路新聞連載」  全1巻

 北海道釧路市の地方紙「釧路新聞」掲載の、70年の歴史を持つアイスホッケーチームの記事。今回は、アジアリーグの様子、西脇選手の引退セレモニー、クレインズの活動支援に活用されるふるさ

と納税の記事も加えました。


 

「ひとでなし 40~69 北海道新聞朝刊連載」  全1巻

 北海道新聞朝刊連載小説の2022年10月分。架空日記に父親の葬式を書いたために父が亡くなったと自分を責める鬼村樹(いつき)。中学生になり電車通学を始めた。


 

「卓上四季 2022年10月 北海道新聞朝刊連載コラム」  全1巻                                

 政府は行政の効率化を錦の御旗に、マイナンバーカードの事実上の義務化を目指している。(14日)その他30編。


「レンジャー・ガール! 女性自衛官・小牧陽は地獄を這い進む」 綾坂 キョウ  全4巻

 小牧陽(あきら)は、女性レンジャーに参加できることになったが、そこには90日の地獄の訓練が待っていた。仲間たちが次々脱落していく。皆から思いを託され、陽はレンジャーを目指すが・・・。



 「指切りパズル」  鳥飼 否宇  全4巻

 綾鹿(あやか)市動物園で行われたチタクロリンのコンサートで、メンバーの飯岡十羽(とわ)がレッサーパンダに指を噛み切られてしまう。警備員の古林新男は綾鹿署に協力するが、次々に関係者が指を切断する事件が続いていく。


 

「新しい道徳 『いいことをすると気持ちがいい』のはなぜか」  北野 武  全2巻

 時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。誰かに押し付けられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きたほうがよほど格好いい。自分なりの道徳とは「自分がどう生きるか」という原

則だ。道徳を人まかせにするのは、自分の人生を人まかせにするのと同じことだと思う。



「オリガ・モリソヴナの反語法」  米原 万里  全8巻

 苛酷なスターリン時代、スパイ容疑で銃殺されたオリガ・モリソヴナ。その30年後プラハのソビエト学校で、日本人少女志摩は舞踏教師オリガに出会う。彼女は誰なのか。更にその20年後、志

摩は親友カーチャと、オリガの半生を辿っていく。人間性すら否定された収容所生活の中で、女性たちはどのようにして希望を失わずにいけたのか。壮大なミステリー・ヒューマンドラマ。

 


「ここは私たちのいない場所」  白石 一文  全3巻

 順風満帆な会社員人生を送って来た大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。



「櫻子さんの足下には死体が埋まっている ーーSide Case Summer」  太田 紫織  全4巻

 ドイツへと旅立った櫻子と、それぞれの道を歩み始めた仲間たち。櫻子不在の北海道で起こった奇怪な事件を、櫻子の助けを借りて仲間たちが謎を解く。 


 

「潮騒はるか」  葉室 麟  全3巻

 蘭学を学ぶ夫・亮を追い、弟・誠之助と彼を慕う千沙と共に長崎に移り住んだ鍼灸医の菜摘。だがそこに、千沙の姉・佐奈が不義密通の末、夫を毒殺し脱藩したとの報が舞い込む。佐奈の決死の逃避

行に隠された真実を追う。前作・風かおるの続編となる傑作時代小説。



「闇より来たる使者」  J・D・ロブ  訳 小林 浩子  全7巻

 公園で女性の死体が発見された。イヴが現場の捜査を指揮する間、ロークはふと眼をやった野次馬の中に、自らの少年時代を知る男の姿を見つけ身を固くする。忌まわしい過去に立ち向かうロークと共に、イヴは殺人犯を追うが・・・。



「殺人へのミニ・トリップ」  西村 京太郎  全4巻

 古賀は、恋人のめぐみと伊豆へ向かう車中、最後尾にある展望車で景色を楽しんでいると、カメラを忘れたことに気づく。部屋に戻ると、目の前に知らない女性の死体が現れた。(「殺人へのミニ・

トリップ」)ほか3編を収録した十津川警部シリーズ短編集。



「ねむたいねむたい」  やぎゅう げんいちろう  全1巻

 ねむたいねむたいなすびのこは、こってんと横になって寝てしまいました。つづいて、バナナのこも、かぼちゃのこも、そら豆のこも、こってんこってんと横になって寝てしまいました。子守歌のよ

うに繰り返される言葉とやさいのこの絵が、赤ちゃんを眠りの世界にいざないます。点図使用


   

「卓上四季 2022年11月 北海道新聞朝刊連載コラム」 全1巻

 森友学園への国有地売却を巡る公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ自死した赤木俊夫さん。誰が責任を負うべきか。妻雅子さんは事実を知りたいと願う。(27日 他29編)


 

「貝のうた」 沢村 貞子 全4巻

 女優・沢村貞子の生まれた時から、女優として独り立ちするまでのエッセイ。


 

「抜萃のつづり その八十一」 編集人 宮脇 保博  全2巻

 (株)クマヒラの創業者が、昭和6年より感謝・報恩の思いから、新聞・雑誌・書籍などからエッセイ・コラムを抜萃し創刊した小冊子。



「骸骨ビルの庭 (下)」 宮本 輝 全4巻

 戦地から生還し、孤児たちと生きる決心をした青年の思い、人間の魂の絆を描く力作。







【寄贈点字図書】


「第89回2021年度 全国盲学校弁論大会」  全国大会 弁論集  毎日新聞社点字毎日 1巻




【厚生省委託デイジー図書】


「狩野探幽(新潮日本美術文庫7)」 安村 敏信 2:05


「鏑木清方(新潮日本美術文庫31)」池内 紀 2:04


「青木繁(新潮日本美術文庫32)」 阿部 信雄 1:45


「ブラック(新潮美術文庫43)」 串田 孫一 1:38


「マネ(新潮美術文庫24)」 阿部 良雄 1:43







【厚生省委託点字図書】


「特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領 ー平成29年4月公示ー」

                                   文部科学省 6巻


「わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想」 藤井 克徳 2巻


「障害者の雇用の促進等に関する法律施行令/障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則」 総務省e-Gov法令検索 全3巻


「図書館巡礼 『限りなき知の館』への招待」 スチュアート=ケルズ 全6巻


「母子健康法」 総務省e-Gov法令検索  1巻


「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律 土地基本法」  総務省e-Gov法令検索 1巻


「著作権法施行令 著作権法施行規則 プログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律」

                              総務省e-Gov法令検索  2巻


「令和2年版 自殺対策白書(概要版)」 厚生労働省 編  3巻


「令和2年版 高齢社会白書(概要版)」 

           内閣府政策統括官(政策調整担当)付 高齢社会政策担当 編  1巻


「令和元年 社会福祉施設等調査の概況」 

                厚生労働省政策統括官付参事官付社会統計室 編  2巻


「令和2年版 食育白書(概要版)」 農林水産省 編  1巻


「令和2年版 交通安全白書(概要版)」 内閣府政策統括官(政策調整担当) 編  1巻


「公益通報者保護法/金融商品の販売等に関する法律/特定デジタルプラットフォームの透明性及び公平性の向上に関する法律 他」  総務省e-Gov法令検索  1巻


「商法 中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」 総務省e-Gov法令検索  3巻


「個人情報保護法ハンドブック」  個人情報保護委員会 編  1巻


「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」

                          内閣官房〔ほか〕 編  1巻


「はじめてのジェンダー論」  加藤 秀一  5巻


「令和元年度 福祉行政報告例の概況」 

               厚生労働省政策統括官付参事官付行政報告統計室 編  1巻                    




【寄贈デイジー図書】


「彷徨える艦隊11 巡行戦艦レビヤタン」 ジャック=キャンベル 13:11


「わたしたちが光の速さで進めないなら」 キム=チョヨブ 9:29


「夕陽の道を北へ行け」 ジャニーン=カミンズ 20:38


「クララとお日さま」 カズオ=イシグロ 13:45


「ザリガニの鳴くところ」 ディーリア=オーエンズ 16:58


「列車探偵ハル 王室列車の宝石泥棒を追え!」

               M=G=レナード & サム=セッジマンン 8:11


「追憶の東京 異国の時を旅する」 アンナ=シャーマン 14:59


「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」 そえだ 信 9:17


「探偵は絵にならない」 森 晶麿 6:13


「よろず屋お市 深川事件帖2 親子の情」 誉田 龍一 5:36


「和田明日香のほったらかしレシピ 献立篇」 和田 明日香 1:54


「愛唱歌 みんな花になれ / 仏典童話 しあわせになった王さま」 

                    浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟  0:08