太陽が出ている状況での航行。通常航行、日中航行、昼間航行とも呼びます。
ほぼすべての歯車の塔の航行規定では、太陽の位置を基準にした進行方向と雲海との距離の確認、再確認をほぼ1時間毎に行い飛行記録=チャートを残す規則となっています。
ほぼすべての歯車の塔の航行規定では、飛空挺は通常の航行では、その進行方向と雲海との距離の確認の困難さや衝突などの危険が大きい夜間航行は行わない規則となっています。
下記にある漂泊が出来ない危険地帯、上下気流を避けるためなどで、急ぎ航行する必要がある場合などのみで、夜間航行を行う危機回避の規則となっています。
常識的に飛空挺は、このa World of the Grand Gearsの世界では、所謂碇(いかり/錨)を海に落としての碇泊は、海そのものが存在しないために不可能です。
そのため、ライツー(風上に船首を向けて風をやり過ごしながら)と呼ばれる状態で、ただ単に飛空挺の浮力を維持したままで空中に停止している、所謂、漂泊すると状態で空中に留まります。
ほぼすべての歯車の塔の航行規定では、飛空挺の機関部はこの漂泊中でも飛空挺が雲海へ落下しなための浮力を十分に出すように稼働させることを、その規則で定めています。
かつ、漂泊中の夜間は、完全な曇りで無い限り4時間毎に六分儀(星の位置の測定)で定位置の確認と、ほぼ常時の雲海当て=鎖の先に発光部分を付けた長く細い鎖(通常は船舶の錨のように大きな滑車式装置に巻き取ってある長さ1kmから3kmのもの、そのまま錨と呼んでいる探空士たちもいる)を飛空挺の下方に垂らして、雲海との距離または雲海に発光部が突入して見えなくなるような危険な状態か?を確認する規則となっています。
この世界の天候の常識として、死の雲海とその上の天空間では必ずほぼ凪ぐことの無い気流が吹き荒れています。
飛空挺の航行では、上昇気流と降下気流はすべての歯車の塔の航行規定で絶対に避ける規則になっています。
特に降下気流は、そのまま死の雲海への飲み込まれる可能性が高いため航行規定全般で完全な航行禁止の扱いとなっています。
また上昇気流も、上昇気流に乗った後にほぼ必ず下降気流になるために、これもほぼ完全な航行禁止の扱いとなっています。
左右の気流については、航路の選定と時間的な問題であり、通常的には船長判断として定められています。
危険と死を恐れない探空士たちの中では、ライドと呼ぶ、一旦上昇気流に乗ってからその下降気流を一気に乗り切って、驚異的な速度でその航行距離と最短航行時間記録に挑戦する風潮は、一般的に知らせています。
昼間は旗信号、夜間は発光信号(モールス信号式)が用いられる。
また接近や危険を知らせるための警笛や霧笛による汽笛信号も、標準的な飛空挺にはそれらを行う装備一式が搭載されている。
標準的なフライトフェイズの航行チェック1回は「ゲーム時間内で約4〜12時間(平均8時間)前後」の航空時間が経過したとの目安とします。
これは「1スポット」=約4時間前後(修理、交流、休憩(すべて89p)などのアクション1単位的な目安)の距離を航行したとのゲーム内での時間経過を目安としてます。
具体的な航行距離とその経過時間は、そのシナリオ内容やGM裁定となります。
燃素134pを発生させるために、燃料などの物資の補給は必要としません。
基本的に燃素134pそのものをそのまま大量に蓄えておく装置はまだ存在せず、飛空挺の機関系エンジンで釜炊き102pをすることによって発生する燃素=残り燃素101p=燃費55pの最大値分を、順次にその飛空挺の浮力と航空推進力へと常時変換している仕組みとなっています。
基本的にその飛空挺の機関系パーツが正常に稼働=大破しない限り、釜炊き102pによってその飛空挺の燃素は燃費55p分まで一時的に蓄えておけます。