基本的な飛空挺の品質は「民間標準」と呼ばれています。
民間標準の飛空挺は、その飛空挺データに特別な変更はありません。
民間標準の各パーツは量産化が可能であり、多くの民間標準の飛空挺間でパーツ流用が可能です。
基本的な民間標準の飛空挺へ、それなりの資金と手間をかけて飛空挺本体の品質を上げた飛空挺を「ハイグレード規格」と呼びます。
あくまで民間標準の飛空挺へのアドオン的な改修のため、各パーツ本体のデータの変更は一切できません。
但し、現状の技術レベルでは、以下のような飛空挺本体のデータの1性能だけをグレードアップすることができきます。
速力+1
燃費+1
耐久度+1
また、民間標準のパーツを利用して修理などが可能である。
基本的に各パーツ一つ一つを特注品=カスタムメイドして建造された飛空挺の品質を「軍用規格」と呼びます。
勿論、一つのパーツ自体を新たに設計、製造するため、ほぼたった1機の飛空挺、いや、たった1機の軍艦を建造するために膨大な時間と資金が必要となります。
基本的にはこの「軍用規格」のパーツは量産が不可で、その建造対象となったたった1機の飛空挺のパーツとしてのみに使用できます。
つまり、別の飛空挺のパーツとしては一切流用できません。
但し、所謂同型艦の軍用規格の飛空挺へは、多少の資金と手間をかければその軍用規格のパーツは流用可能です。
飛空挺の航空機能の中心を成す機関部です。
この機関部が無いと飛空挺は重力に逆らって浮遊できず、死の雲海へ飲み込まれるだけとなり、かつ、航行をするもできません。
この機関系パーツの機能=効果が大破などで失われると、その飛空挺本体はその浮力を失い、
その機関系パーツの破損して無いマス目数x1時間=(非常気球136pの浮力発生時間)+雲海までの落下時間(2d6時間)内に空中修理(後述)または曳航されて無い限り、その飛空挺本体ごと丸々雲海に飲み込まれて轟沈106pとなります。
飛空挺の機関系パーツは、一つの燃素エンジン全体を現しています。
燃素エンジンを稼働されて燃素134pを発生させるためには、燃料などの物資の消費や別途の燃料などの補給は必要ありません。
基本的に燃素134pそのものをそのまま大量に蓄えておく装置はまだ存在せず、飛空挺の燃素エンジンで釜炊き102pをすることによって発生する燃素=残り燃素101p=燃費55pの最大値分を、順次にその飛空挺の浮力と航空推進力へと常時変換している全体の仕組みが燃素エンジン全体の仕組みということです。
基本的にその飛空挺の機関系パーツが正常に稼働=大破しない限り、釜炊き102pによってその飛空挺の燃素は燃費55p分まで一時的に蓄えておけます。
機関系パーツにある燃素エンジンは釜炊き102pによって燃素を生成すると同時に、空気中に含まれている湿気を液化して水=水蒸気とお湯も生成しています。
このため、機関系パーツが稼働している限りは、その破損してないマス目分=探空士PCs/NPCs数分の飲料水を十分かつ衛生面でも問題なく提供する効果があります。
戦闘フェイズ109p中には、この空中修理は行えません。(戦闘フェイズでの曳航)
戦闘などの結果として、その飛空挺の大破パーツ数>=その飛空挺の耐久力になり「航行不能106p」となった場合は、その飛空挺単体での修理で大破パーツを修復しても「航行不能」状態を無効すること出来ません。
全く別のもう1機以上の飛空挺が「航行不能」の飛空挺に接舷(乱戦状態相当)して曳航状態となって初めてこの「航行不能」の修理が可能となります。
その「航行不能」を解消するには、修理判定1回の成功(破損したすべてのマスは破損したままです)が必要です。
但し、その修理時間は2d8時間(その飛空挺の耐久力-1個のパーツ数が大破している状態に復帰できる、その時に大破から大破無しに修理するパーツの優先順位は機関系パーツ、次に操舵系パーツ、以下は自由)かかります。
そして、その「航行不能」を解消した後、まだ破損しているすべてパーツを修理するためには、別の飛空挺にもそんな大量の修理材料や部品は積載して無いため、必ずいづれかの歯車の塔のいずれかのドッグに寄港してのドッグ修理が必要となります。
もし、寄港途中に戦闘などで再度「航行不能」になった場合は、また空中修理が必要となります。
ある飛空挺1機に搭乗している探空士PC/NPC/PCs/NPCsが、その搭乗している飛空挺から落ちた=落下した場合は、轟沈106p扱いとなります。
前提として、落下した探空士の個人能力Ablilityまたは個人装備レベルで空中に留まるような浮力または飛行能力Ablilityが無い場合のみ、轟沈106p扱いとなります。
また探空士PC/NPCの能力Ablility/装備アイテムが持つ浮力または飛行能力Ablilityの話は、ここでは全く別の話として扱いません。
その詳細な内容の決定については、その時その時のキャンペーン/シナリオ内容とその時その時のGM裁定とします。
船室や倉庫など、搭乗している探空士たちのための諸々の設備系パーツです。
明確化
船室パーツ1マスに付き探空士1PC/1NPCのゲーム時間内3日分程度の食料(飲料以外)及び生活必需品一式の「補給物資」を搬入して保管できます。
但し、船室パーツの快適度60pは、その船室パーツの快適度-保管に使用しているマス目数となります。