燃素134pを発生させるために、燃料などの物資の補給は必要としません。
基本的に燃素134pそのものをそのまま大量に蓄えておく装置はまだ存在せず、飛空挺の機関系エンジンで釜炊き102pをすることによって発生する燃素=残り燃素101p=燃費55pの最大値分を、順次にその飛空挺の浮力と航空推進力へと常時変換している仕組みとなっています。
基本的にその飛空挺の機関系パーツが正常に稼働=大破しない限り、釜炊き102pによってその飛空挺の燃素は燃費55p分まで一時的に蓄えておけます。
飛空挺1機には最大設備系パーツ倉庫(その飛空挺の全武装系パーツ共有、但し全マスに弾薬を積み込んだ場合は弾薬庫パーツと同じ中破!効果を持つ)と弾薬庫(指定した武装系パーツ専用、マス目分の弾薬の消費も指定した武装系パーツ単位で計算する)のすべてのパーツ内マス目の合計回数分の戦闘フェイズで戦闘を行える弾薬を積み込めるとします。
但し、上の設備系パーツに最大に弾薬を詰め込んだ場合、他の輸送物資はその設備系パーツに積み込めないとします。
・1ラウンド目(最初の1ラウンド目のみ)
戦闘フェイズの最初のラウンドの主導権チェックの勝者が、距離レンジの変更を選択した場合は、自動的により速度の高い飛空挺側が先攻/後攻と選択できる。
もし速度が同じ場合は、主導権チェックをした者同士の操舵判定による対抗判定(主導権チェックの勝者が有利=同じ達成値なら有利側が勝ち)の結果の勝者側が先攻/後攻と選択できる。
・2ラウンド目以降
戦闘フェイズの2ラウンド目以降の主導権チェックの勝者が、距離レンジの変更を選択した場合は、直前のラウンドと同じ先攻/後攻の順番で戦闘フェイズを進行する。
戦闘フェイズの毎ラウンド、航行不能かどうかにかかわらず、④燃素切れの処理で燃素切れ101pと判定された飛空挺は、以下の効果を直ちに受ける/受け続ける。
1 航行不能かどうかにかかわらず、直ちに機関系パーツ内のまだ破損して無いマス目があるなら、そのマス目1個を任意に破損させる。
2 航行不能で無い場合のみ、1の破損で機関系パーツが大破した場合は、直ちに航行不能の効果も受ける(既に航行不能の場合は重複して航行不能の効果は受けない)。
3 航行不能で無い場合のみ、次ラウンドの主導権チェックで燃素切れ状態の飛空挺は、その操舵判定のファンブル値が1上がる。
4 航行不能かどうかにかかわらず、次ラウンド以降の④燃素切れの処理前までに釜炊きによって燃素切れを解消するまで、燃素切れの飛空挺内でのすべて判定行為のファンブル値が1上がる。
戦闘中に航行不能106pとなった飛空挺は、以下の効果を直ちに受ける/受け続ける。
1 操舵判定は行えず回避運動が行えない。
2 次ラウンド以降の主導権チェックの操舵判定は行えず、必ず[後攻]となる。
3 その飛空挺本体はその浮力を失い、その機関系パーツの破損して無いマス目数x1時間=(非常気球136pの浮力発生時間)+雲海までの落下時間(2d6時間)内に空中修理または曳航されて無い限り、その飛空挺本体ごと丸々雲海に飲み込まれて轟沈106pとなります。
戦闘フェイズ中に航行不能106pとなった飛空挺1機が轟沈106pにないように曳航する必要がある場合があります。
戦闘フェイズ以外のフライトフェイズの曳航は曳航106pとなります。
戦闘フェイズ中に曳航するためには、以下の手順となります。
1 航行不能では無い飛空挺1機(特別な曳航効果のパーツなどが無い)が、航行不能の飛空挺1機(特別な曳航効果のパーツなどが無い)と乱戦状態の距離になる。
2 航行不能では無い飛空挺1機が航行不能の飛空挺1機の下に回り込み、航行不能では無い飛空挺1機の上部で航行不能の飛空挺1機の下部に接舷して、航行不能では無い飛空挺1機の浮力で航行不能の飛空挺1機が落下しないように支えるため、航行不能では無い飛空挺1機の操舵担当PC/NPCが操舵判定(感覚・教養)難易度DC9成功1回が必要になります。
3 2の操舵判定にファンブル以外で失敗した場合は、次のラウンドで再度2の操舵判定が可能ですが、ファンブルの場合は 航行不能では無い飛空挺1機の上部の外周マス1個と航行不能の飛空挺1機の下部の外周マス1個の1組を2d6ランダム振りそれぞれ1回して衝突=命中箇所を決めて、その2マスが破損する可能性(左の2d6振り結果がパーツマス無いマス目ならばカスっただけで破損無し/既に破損しているならその破損のまま)があります。
また、2の操舵判定の結果がスペシャルの場合は、4で説明する係留判定が難易度DC6となります。
4 2の接舷に成功した後、接舷した両飛空挺同士をつなぐために係留が必要となります。
航行不能では無い飛空挺1機の最上部パーツ底辺マスにいるPCs/NPCsが2回の係留行為=修理判定(技術・教養)難易度DC7に成功、かつ、 航行不能の飛空挺1機の最下部パーツ底辺マスにいるPCs/NPCsが2回の係留行為=修理判定(技術・教養)難易度DC7に成功すると、両飛空挺同士の係留は完了となり、この状態が「航行不能では無い飛空挺1機が航行不能の飛空挺1機を曳航している」状態の完成となります。
5 曳航が完成している状態での両飛空挺2機の航行は、航行不能では無い飛空挺1機の操舵担当PC/NPCのみの操舵行為となり、そのすべて操舵判定の難易度DCが2上がります。
6 もし両飛空挺2機または片方の飛空挺1機に、特別な曳航効果を持つパーツなどがある場合は、その/それらの効果での曳航となります。