Day 4

Les Chapieux（ル・シャピュー）からバスに乗りLa ville des Glaciers（グラシエ村）へ向かう。川沿いの道路を淡々と歩くだけなので、ほとんどの人がバスを利用する。そのためバスは予約制で、Les Chapieux案内小屋の脇にあるバスチケット自動販売機で前日から予約・購入できる。

バス停から橋を渡り、対岸の緩やかな坂を上り始める。朝日に照らされた草原が雄大に広がる。途中、何度か沢を渡る。

お花畑や荷馬が牧歌的。

歩き始めて２時間半でCol de la Seigne（セーニュ峠、2512m）に到着。ここはフランスとイタリアの国境で、フランスに別れを告げイタリアに入る。

峠は広々としており、雪渓も残っている。しばらくの間見ることのできなかったモンブランを久しぶりに目の当たりにしたが、フランス側から見る姿とはかなり違った風情に戸惑ってしまう。

峠からの風景を満足するまで堪能した後、雄大な草原を下り始める。

Refuge Elisabetta（エリザベッタ小屋）の辺りでは、氷河と流れ落ちる川が迫ってくる。
尖った山はPicco Luigi Amedeo（ピッコ・ルイージ・アメデオ）。

山を下り終えると、氷河に削られたＵ字谷と湿原が拡がるアルプスらしい景色。

4000m級の切り立った岩山の直下に広がるVal Veny（ヴェニ谷）のキャンプ場。

たまには贅沢してレストランで夕食。ボローニャ風ラビオリとサラダ、ワインも頼んでリゾート気分を満喫。夜９時過ぎまで明るいので、山を眺めながらマッタリと過ごす。