7:30:ゴーキョ発(4790m)
14:00:フォルツェ着(3810m)
朝7:30 ゴーキョを出発、気温 -3℃。
3つのゴーキョレイクを通り過ぎた後、川沿いに南下すること約3時間半でトーレに到着。この近辺にはロッジが2軒しかない。当初の計画ではここで宿泊の予定だが、時間と体力に余裕があるのでランチを取った後、先に進むことにする。
トーレからさらに南下すると2時間半ほどでフォルツェの村に到着。
フォルツェは結構大きな村で、水力発電で電力を賄っているが、たまたまこの日は水力発電の故障があり、村全体が停電していた。
8:00:フォルツェ発(3810m)
10:40:パンボチェ着(3930m)
朝8:00にフォルツェを出発し、パンボチェを目指す。
途中、久しぶりにアマダブラムとエベレスト、ローツェにお目にかかることができた。
2時間半ほどでパンボチェに到着。Day4に泊まったのと同じロッジ。部屋からアマダブラム、エベレスト、ローツェが見える。
ロッジのストーブで暖を取っている時に、アマダブラム登頂を目指す日本人女性と出会う。咳が止まらず、BCから病院に向かう途中とのこと。早く治して無事に登頂して欲しい。
その後、靴下、パンツを洗濯。久しぶりにネットに繋がり、ネパール西部の地震と阪神優勝を知る。
7:30:パンボチェ発(3930m)
9:30:アマダブラムBC着(4600m)
11:30:パンボチェ着
朝7:30 アマダブラムBCに向けて出発。気温 0℃、朝日が出るまでは寒い。
2時間ほどでアマダブラムBCに到着。
登山隊のテントが所狭しと並んでいる。すべて商業登山の公募隊のようである。これ全部に登山客が泊っているとしたら、山頂は渋滞しそう。
それにしてもアマダブラム山頂は傾斜60度くらいありそうで、どうやって登るのか想像もつかない。
アマダブラムの対面にあるタブチェもカッコいい。
下山後、ロッジで日向ぼっこしながらロッジのオーナーとおしゃべり。彼はエベレストに7回も登っているベテランのガイドだそうだ。記念に一緒に写真を撮らせてもらった。
この日の夜中、目が覚めてトイレに行こうとしたらドアの外鍵がかかっていてドアが開かない。朝まで待てないので窓から外に出てロッジの玄関から入り直し、ドアの外鍵を外して事なきを得た。ドアを閉める際に何かの拍子で外鍵のレバーがズレ、引っかかってドアが開かなくなってしまったらしい。
7:30:パンボチェ発(3930m)
12:40:ナムチェ着(3440m)
朝 7:30、パンボチェを出発、気温 -2℃。
1時間半ほどでテンボチェに到達。一休みして先へと足を進める。
さらに3時間ほどでナムチェに到着。
本日の宿は、ガイドの友達が働いているというSakura Guest House。オーナーが日本在住経験があり、名付けたそうである。三浦雄一郎さんがエベレスト登頂の際に利用したこともあるらしい。部屋のドアにサインが残っていた。
夕食にヤクのステーキを食べてみた。肉は薄くパサパサで、ガーリックトマトソースにチリが入っていてスパイシーだったため肉自体の味はよくわからず、あまり美味しくはなかった。多分素材と料理のせいだと思う。
7:30:ナムチェ発(3440m)
14:00:ルクラ着(2840m)
朝7:30 ナムチェを出発。
高度が下がって空気が濃くなったせいか足取りが軽い。急な登坂もスイスイ登れる気がする。高地トレーニングの効用あなどりがたし。
それでも6時間以上かけてようやくルクラに到着。ルクラ空港でキンピカのヒラリー卿とテンジンが迎えてくれた。
日本で事前に予約していたHimalaya Lodgeでチェックインすると、宿泊を拒否されてしまった。エアトリという日本ローカルな代理店とは取り引きがないからダメとのこと。エアトリのカスタマーサポート経由で交渉してもらったがやはりNGで、結局ガイドに紹介してもらった別なロッジに宿泊した。やはり海外ホテルの予約はエクスペディア等の海外メジャー代理店が安心。そもそもルクラのロッジは事前予約不要だった。
以上で16日間のトレッキングは終了。事前の期待を上回る印象的な旅だった。機会があれば、マナスルなど他のルートも廻ってみたい。
10:30:ルクラ空港発
11:15:ラメチャップ空港発
17:15:タメル着
予約していたルクラ-ラメチャップの飛行機は7:30出発予定だったが、団体客の便が優先されたのか順番がまわってこない。飛行機会社のチェックインカウンターは搭乗客が殺到してカオス状態。カウンターに置いてある搭乗者リストで自分の名前を確認し、自分の搭乗便のチェックインが始まったら物おじせずに前に割り込んでeTicketを係員に渡さないと乗り遅れる可能性がある。
結局3時間も遅れて10:30にようやく飛び立った。ルクラ空港は世界一危険な空港とされるだけあってスリル満点の離陸だった。
ラメチャップ空港には20分ほどで着く。田舎の鉄道駅のように周りに何もない寂しい空港である。ここから乗り合いのマイクロバスでカトマンズまで移動する。
田園が拡がる風景は高地とは別世界で、どことなく日本の田舎に似ている。ちょうど稲刈りの時期で、田んぼで刈り取った稲を脱穀していた。
本来は4時間ほどでカトマンズに着くはずだったが、出発が遅れたためカトマンズ近郊の大渋滞に巻き込まれ、結局6時間もかかってしまった。
トレッキングの成功と無事帰還を祝し、20日ぶりのビールで乾杯!