Day 7~9

高度順応で２泊したディンボチェを後にして、次の宿泊地ロブチェを目指す。もはやハイマツなどの低木もまばらになってきた。
途中、墜落したヘリコプターの残骸があった。空気が薄いので揚力が足りず、結構墜落するらしい。

ロブチェ手前の急勾配を登り切った所に、ヒマラヤで遭難した人たちの慰霊碑が沢山建っている。日本人の慰霊碑もあった。さながら三途の川のようである。

ロブチェの村に到着。
珍しく１ベッドルームだった。ちょっと狭い。

昼食後、近くの氷河までハイキング。

7:00にロブチェを出発。外気温は -２℃、すぐに指の感覚が無くなる。
２時間半ほどでゴラクシェプに到着。ここにはロッジが５軒しかないので、繁忙期は泊まれないこともあるらしい。

ランチを取った後、トレッキングルートのハイライトの一つであるエベレストベースキャンプに向かう。
エベレスト登山はすでにオフシーズンなので、登山隊のテントはどこにも見当たらない。とりあえずゴールにたどり着いた達成感はあったが、曇っていたせいで見晴らしが悪く、感動的なシーンとまではいかない。ベースキャンプの目印となる大きな岩の前でガイドと一緒に記念撮影して引き上げる。雪がチラついてきて寒かった。ダウンジャケットを着ていけばよかったと後悔。

翌朝、日の出前にロッジを出発しカラパタールに向かう。外気温は-3℃。

カラパタールの頂上は気温-8℃、風が吹くので体感気温は -10℃以下か。ダウン上下を着こんでいても寒さで指先が黒く変色し、カメラの操作に手間取る。

昨日のベースキャンプとは打って変わって快晴で、澄み渡った空に切り立つエベレストが神々しい。

アマダブラムに日が差してきた。

まだ太陽が昇り切っておらず、凍えるような寒さの中を下山する。

ロッジで朝食を取った後、次の宿泊地ゾングラに向けてそそくさと出発。

ロブチェを通過した後、ナムチェ方面との分岐点をチョラパス方面へと進む。そこから緩やかな上り坂を２時間ほど登った先にゾングラの村があった。

夕食時、トレッキングの目的を達成したお祝いなのか酒盛りする人が大勢いる。自分はまだチョラパス超えが残っているのでアルコールはお預け。