応募作品
※応募作品は、「デジタルによる知の組織化」部門を除き公開しております。 目録・索引 | 本の本
訳された近代 文部省『百科全書』の翻訳学
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近代日本の精神にとって、「百科全書」は「黒船」であった。「黒船」が封建社会日本を短期間に改編したように、文部省『百科全書』の翻訳は、未知なものを未知なままに受け入れて、「近代日本」の精神、文化をつくりあげていったのだ。本書には、その次第が詳細に描かれている。(帯推薦文より)
(明治時代にに丸善が発行した)
役に立たない読書
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仕事や生活に役立てたい、情報通になりたい……。最近の人は読書に実用的な価値ばかりを求め、書物をゆっくり味わうという本来の楽しみ方を忘れてはいないだろうか。本書は、そのような傾向に異を唱えるリンボウ先生が、「読書に貴賤なし」と、好奇心のままに読書を自在に楽しむ方法を惜しみなく披露。古典作品の魅力と読み方も、書誌学の専門家としての知識を交えながらわかりやすく解説する。書物に触れる真の歓びに満ちたリンボウ先生初の画期的読書論!
優雅な読書が最高の復讐である
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おもにファッション誌での書評で活躍する著者、14年ぶりのブックガイド・エッセイ。他では取り上げられる機会のない海外文学など、150冊以上の本を紹介している。少女探偵、新乙女クラシック、昭和のロマンティック・コメディの再発見といった、国内外の良質なガールズ文化についての視点もユニークで、各方面でも話題となった。NYのアーティストによる美しい装丁も目をひく1冊である。
遊読365冊
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1981年雑誌『遊 読む』誌上に一挙掲載された伝説のブックガイドついに復活! 『千夜千冊』の原点。「読書は男のケンカだ」の33冊から「読書で一番遠いところへ行く」ための31冊まで、百字一冊でブックコスモスを駆け巡る。09章39冊は荒俣宏選書。松岡正剛の「読書術講義」併録。
夢の猫本屋ができるまで
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コネも経験もゼロ、普通の中年会社員が「本×猫」のアイデアでユニークな本屋をつくるまでのドキュメンタリー。
洋子さんの本棚
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本と人生を語り尽くした、滋味あふれる対話集。
ともにたいへんな読書家で知られる小説家・小川洋子氏とエッセイスト・平松洋子氏。同世代で同郷のお二人が古今東西の名作を入り口に、文学とおんなの人生の来し方行く末を語り尽くした対話集。
それぞれの本棚から飛び出した30冊と1本に、ケストナー、増井和子、タブッキ、白州正子、倉橋由美子、深沢七郎、藤沢周平、オースターetc……。語られるのは、少女時代の思い出から人生の旅立ちまで……。
巻末に抱腹絶倒の「人生問答」を附録。実践的かつ滋味深く、今日からあなたの人生の良き道標となることまちがいなし。
ようこそ、読書のアニマシオンへ 子どもと本をつなぐ46のレシピ
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司書・教師・ボランティアが考えた子どもと「本の出会い方」の本です。「あらゆる図書館の蔵書に命を吹き込む活動」アニマシオン。日本に紹介されて20年が経つ。本書は本場フランスから第一人者を招いてセミナーを実施した編者らが対象年齢別に「子どもを本の世界に誘う」46のレシピを紹介します。ゲームで、推理で、創作で、楽しみ、深く考える。本に誘う仕掛けがいっぱい!です。
読まされ図書室
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14人の推薦本をめぐる小林聡美の読書日記。
本書あとがきより
「自分の変化とともに、それまで読んだ本がまた新しいことを語りかけてくれることもあるに違いありません。この『読まされ図書室』で出会った本は、またいつか是非読んでみたいと思います。読まされた当時、共感できたこと、なんだかよく分からなかったことが、ある日まったく別物として私の心に響く瞬間があるかもしれません。本と人との関係はそんなことがあるから面白いのでしょう。」
読む力
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既存の価値観がすべて費えた混沌の時代に、助けになるのは「読む力」だ-。子どもの頃に読んだ本にはじまり、サルトルからデリダ、石原莞爾、弘兼憲史まで、読むべき150冊を提示する。『中央公論』掲載に加筆し書籍化。
読む力が未来をひらく
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読書は子どもたちの「生きる力」を育ててくれる。大切なのは、しっかりとした物語をじっくり味わう体験。どんな本を、どうやって届ければよいのか、理論と実践の両面から語る。
「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
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偏差値35、学年ビリのおちこぼれながら2浪の末に東大合格を果たした筆者が、「東大生なら誰でもやっている」能動的な読書法を解説。
若い読者やビジネスパーソンを中心に「本の読み方が劇的に変わった」と好評を得、読書術の本としては異例の18万部のベストセラーとなった。
本書で紹介した「読むテクニック」を簡単に実現できるスマホアプリ「東大読書ノート」を独自に開発する読者が現われるなど、書籍にとどまらない大きな影響を与えている。
読んじゃいなよ!
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稀代の読み手・高橋源一郎が、ゼミの学生と岩波新書をトコトン読んだ2年間の記録。新書執筆陣の鷲田清一、長谷部恭男、伊藤比呂美を交え、真剣勝負の対話を重ねる中から、いまどきの学生の等身大の不安や希望も見えてくる。