応募作品
※応募作品は、「デジタルによる知の組織化」部門を除き公開しております。 目録・索引 | 本の本
怪書探訪
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古書の世界では名の知れた著者がつづる本にまつわるいろいろなおもしろい話満載の書籍。古書中心の話題だが、古書マニアにとどまらず、普通の本好き、読書好きまでも楽しめる。明治の文豪が「桃太郎」のぶっとんだ後日譚を書いていたり、あの有名作家がキングコングをもとにした小説を書いていたり、本好き、活字中毒者が読めば、驚いて、しかも楽しめる作品。
格差社会を生き延びる〝読書〟という最強の武器
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現代社会で本当に必要とされる人間になるためには、実は「読書」が不可欠。というのも、読書をすることで「知識」と「教養」を得ることができ、これが昨今の格差社会で生き残るために最も大切な要素だからだと著者はいう。本書では「成功者はみな読者家である」というテーマを軸に、読書が持つ魅力と、その読書で得たものを確実に自身の力に変える具体的な読書術も深く解説する。
学術書の編集者
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名古屋大学出版会の編集長として学術書出版の編集に携わる中で著者が出くわした問題についてまとめたもの。学術書や編集一般から、企画・審査・助成、出版活動と「地方」との関わり方などについて実践的に語る。
学術書を書く
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昨今持ち込まれる研究書の原稿の多くに、1)「大きな問い」が欠けていること、2)なにより「同業者」すなわち関心をごく同じくする研究者仲間に向けてのみ書かれている、という共通する特徴がある、という問題意識から書かれています。すなわち、そもそも学術書は、学術雑誌の論文とは異なり、より広い印象(本書の言葉では「(著者の専門の)二回り、三回り外」の研究者や学生など)に向けて書かれるべきものであるという観点から、「二回り、三回り外」の人々に主張を伝えるにはどうするか、編成や記述の方法という実践的な方法論を示しています。
研究者はもちろん編集者など多くの方々の関心を呼び、「二回り、三回り外」「知識か情報か」「専門外への関心」「パラダイム志向の本」など、本書のキーワードのいくつかは、後に刊行された書物やWEB上でも繰り返し引用されるなどのインパクトを与えています。
学術の森の巨人たち-私の編集日記
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元講談社出版部長で学術文庫の創刊に携わった著者が、編集者として出会った人や本との忘れられない思い出をつづった随筆集です。編集者として出版企画をどのように考え、そのために著者とどう接触し、どのような話をし、どのような点に力点を置いて出版に到ったかが分かります。
「学問のすゝめ」初版本復刻
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ミズノプリテック株式会社創立70周年記念に『学問のすゝめ』初版本を、ミズノプリンティングミュージアム所蔵本を底本として、私家版にて復刻することにした。嘗て復刻に際し、故新田満夫氏に相談したところ、せっかく復刻するのであれば、百年後にその本を見た人がオリジナルと見間違う本でなければならないと言われた。現在10部程しか確認されていない『学問のすゝめ』初版を再現することにし、活版印刷で、明治初期輸入洋紙の風合い、造本は和綴じで限りなく原本に忠実に再現した。但し奥付を付して将来の見間違えを防いだ。この『学問のすゝめ』に使用された活字は、本邦初の標準化活字製造者である本木昌造活字とも違い、東大総合研究博物館の西野嘉章先生の研究でも、慶應福沢研究センターでもいまだ結論が出ていない。復刻にあたり解説を慶應義塾大学の坂井達郎名誉教授と現代語訳は弘前の佐藤きむ先生にお願いし、水野雅生氏の「日本の近代化を築いた本『学問のすゝめ』の初版本を復刻して」が付いている。
学校図書館で役立つレファレンス・テクニック
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レファレンスの基本的な心構え、利用者とのコミュニケーション、レファレンスブックの使い方など、豊富な事例をもとに学校図書館で役立つテクニックを紹介します。レファレンス力のアップとともに、調べる楽しさ・面白さを生徒に伝えられます。
インターネットによる安易な調べものが横行している今だから知っておきたい「レファレンス」の価値を伝える一冊です。
学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300
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学校図書館の司書が小中高生のために選んだ300冊の本を、日本十進分類別に配置し、読みどころ、魅力を紹介したブックガイド。
活字メディアの時代 : 近代福岡の印刷と出版
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明治以降の日本では、江戸時代に開花した出版文化が、近代的な印刷・出版技術のもとで、より多くの階層に開かれた媒体を創り出しました。近代の福岡においても、数多くの出版物が刊行されています。本書は、明治初年から昭和の終わりに至る時期の、地方都市における活字メディアの驚くほど豊かで多様な世界をビジュアルに楽しんでいただくためのものです。同時に本書が、著者や出版者だけでなく、印刷文化に関わったすべての人びとへのオマージュとなることを願っています。
合本読書入門。
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年末恒例のブルータス「本」特集、3年分をまとめて1冊に。55人の本好きたちが語り尽くした読書の楽しさ、みっちり詰め込みました。
また、全国の目利き書店員たちがテーマに合わせて本をセレクトする好評企画も。計714冊、今後のあなたの読書計画に大いに役立つ1冊です。
紙が語る幕末出版史 『開版指針』から解き明かす
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日本の書物は、和本もしくは和装本と呼ばれる形態から、洋本あるいは洋装本といわれる、現在ほぼすべての書物にみられる装訂形態へと変化した。
本書では、幕末にこれからの出版を考えるために編まれた『開版指針』(写本)の全貌を初めて紹介。この文献記録の分析を行い、同時に顕微鏡による料紙観察という新たな書誌学的手法を取り入れ、江戸末期から明治期にかけての日本における書物の変容について考察する。文献に記録された情報と、書籍を構成する紙を分析することで捉えられた、新しい日本幕末出版史。
がんばれ!児童図書館員
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東京都立図書館に38年勤めた著者が、経験をもとに、児童サービスの魅力を伝えます。資料論、レファレンス、子どもの読書記録、講義案などを掲載しています。
奇跡の出版人 古田晁伝 筑摩書房創業者の生涯
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本は読まない。学問は嫌い。しかし見込んだ作家には打算なく心を尽くす。創業した筑摩書房をたった10年で名門出版社に押し上げ文化に、人間に、献身的な愛情を注いだ、古田晁の物語。これほどまでに誠実な人間がいただろうか。
第1章 教育県のDNA/第2章 筑摩書房創業/第3章 日本一の本屋を/第4章 戦後の解放感の中で/第5章 乱酔と断酒の狭間/第6章 『現日』ホーマーで甦る/第7章 見事な進退/第8章 酔生夢死の願い/第9章 突如の死
奇跡の本屋をつくりたい
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何度も経営危機に陥り、最終的には閉店に追い込まれながらも、あきらめず人生の最後まで書店員であろうとした、北海道の書店「くすみ書房」の店主、久住邦晴さんの遺稿を再編集した作品です。
本書は、苦境の中ユニークなフェア企画を生み出し続けた久住さん本人による自伝的文章「Ⅰ 遺稿」、くすみ書房の歴史について、久住さんと親交の深い中島岳志東京工業大学教授が解説した「Ⅱ 解説」、久住さん本人による2本の講演の草稿と、死の直前まで練っていた、中学生高校生のための書店の構想が収められた「Ⅲ 補録」の三部によって構成されています。
気まぐれ古本さんぽ
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青春18きっぷを握りしめて向かうのは、やっぱり古書店!全国の店を巡り、100~500円の心くすぐる古本たちをリュックサックに放り込む。『気まぐれ古書店紀行』刊行より早10年。街巡りと古本界事情を綴った2006~2014年の人気連載を集大成!
きみに贈る本
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私たちは何を読みどんな影響を受けてきたか。最強の「中二病」小説から、老舗の国語辞典まで、6人の作家が自身をふり返ってつづる、ユニークな読書案内。『中日新聞』『東京新聞』連載を単行本化。
教養読書 仕事も人生も読む本で大きく変わる
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経済界きっての読書家が教養・仕事・人間力を磨く読書について自身の体験をもとに語り尽くすとともに、ビジネス教養人が読むべき古今東西の良書を紹介する。
「人は、本を読み、多くの人と出会い、多くの経験を重ねることによって、次なるステージに上がってくることができる、それが人生というものではないか」という著者の読書哲学は、これからの時代も変わることなく、良く生きるための道しるべとなる。
近世蔵書文化論
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近世日本における出版文化の隆盛と文書による行政・経済システムの発展は、都鄙を問わず<知>の形成・蓄積をうながした。地域で受け継がれるアーカイブズを「蔵書文化」の観点から読解し、近世社会特有の<知>の構造を描く。
近世仏書の文化史
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近世の出版物のうち、圧倒的多数を占める仏書。特に、西本願寺関連の書籍を主な資料とし、近世仏教の実像や当時の出版制度、さらには近世人の知的水準など、出版物を通じて近世社会知の実相に迫る意欲的論考。
黒田寛一読書ノート 全15巻
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読書は生の歓び―
日本の希有なマルクス主義者・黒田寛一による20歳から28歳までの8年間(1948~1955年)にわたる書物との壮絶な格闘の記録。「主体性論争」をはじめとする戦後の諸論争と格闘した一青年の軌跡が、同時に敗戦後の沸騰する日本思想界を鮮やかに映し出す鏡ともなっています。
決断を支えた一冊
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読書は生の歓び―
2011年10月より日本経済新聞読書面に連載されているコラム「リーダーの本棚」(100回分)を書籍化したもの。大企業を率いる経営者、大学・公益機関のトップ、政治家などのリーダーの座右の書を紹介。自身の転機にその本がどのような役割を果たしたのかを語る。
ケルズの書
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読書は生の歓び―
8世紀に制作された聖書の手写本「ケルズの書」。その中の美しい色彩が施された装飾ページについて、15年間にわたり、著者が復元模写を試みた記録。細密な構造を解明しながら、制作当時の色彩や図像の謎に迫る。
ケルズの書
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読書は生の歓び―
ケルト美術の最高傑作と目される彩飾福音書写本。世界中の人々を魅了してやまない写本成立の歴史的背景、構成、写字生、彩飾家を詳しく論じ、精緻な鳥や動物・植物文、組紐文、渦巻文、幾何学文を徹底的に検討、その象徴的意味を丁寧に説き明かす。写本研究の第一人者による決定版豪華美術書。カラー図版230点を付す。
現役東大生が教科書よりも役に立った100冊
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現役東大生の“お役立ち本”を大調査!
現役東大生たちはどんな本を読んで知識力を養ったのか。現役東大生にズバリ「あなたの役に立った本は?」「感銘を受けた本は?」とアンケートを実施!集まった生の声とともにおすすめの本をまとめた1冊。
公共図書館の冒険
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公共図書館は何をしてきたか、何ができるのか。装備、図書館員、貸出カウンター、出版業界など、多様なテーマから日本の公共図書館史を見直し、これからの可能性を考える。
工作舎物語
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1970年代、松岡正剛が率い、伝説として語り継がれる初期工作舎。全国から若者が集まり、不夜城の熱気をもち、多くの才能を輩出した。「パンの耳が常用食」「トイレで仮眠」など想像を超えるエピソードの数々を、松岡正剛、戸田ツトム、祖父江慎らが振り返る。編集とデザインの新時代を築きあげた創造の現場とは…!?
幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!
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なぜ「幸福書房」に行くと読みたい本が見つかるのか? その秘密を店主・岩楯幸雄さんが余すところなく語る。本屋を始めるまで。開店。本のこと。資金繰り。棚のこと。取次、出版社、そして、林真理子をはじめとする著者やたくさんのお客さんたちとの出会い。営業時間は元日以外の364日朝の8時から夜の23時まで。けらえいこ、平松洋子、石田千、吉田篤弘などさまざまな人が愛した代々木上原駅前書店「幸福書房」の40年。
木口木版のメディア史
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写真と見紛うほどリアルな描写の木口木版。その日本への導入と展開に大きな役割を果たした合田清と、彼の興した生巧館の営みを伝える諸資料から、近代日本の視覚文化の一画期を描き出す。400点以上の貴重図版を収載。
鼓銅図録の研究 書誌と系譜
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住友家蔵版の「鼓銅図録」は江戸時代の図入り鉱業書として知られているが、本書では全国に残る同書を調査し、刷りの先後など書誌的検討を基礎に、その成立過程や刊行目的等を明らかにしている。
言葉はこうして生き残った
この作品について |
中央公論社で約30年、その後新潮社で6年あまり(発刊当時)、出版文化の本流の中で、編集者として、錚々たる著者陣、先輩編集者、デザイナー、文化人たちとの仕事と交流を重ねてきた著者だからこそ知る、作家の素顔や普段手に取られにくい本についての話。明治草創期から始まる出版という大河に散りばめられた、一冊の本や作家や出版社にまつわる奇縁。まさに「言葉はこうして生きできたのだ」と実感する37本のノンフィクション作品集です。
〔新版〕子どもが必ず本好きになる16の方法・実践アニマシオン
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身近な名作で、子どもがみるみる本好きになるメソッドを簡潔でわかりやすく紹介しました。家庭で、教室で、図書室で、はじめての人でもすぐ実践できます。楽しみながら子どもたちの読解力・表現力をのばしていきます。
子どもと本
この作品について |
財団法人東京子ども図書館を設立、以後理事長として活躍する一方で、児童文学の翻訳、創作、研究をつづける第一人者が、本のたのしみを分かち合うための神髄を惜しみなく披露します。長年の実践に力強く裏付けられた心構えの数々からは、子どもと本への限りない信頼と愛が満ちあふれてきて、読者をあたたかく励ましてくれます。
子どもに絵本を届ける大人の心構え
この作品について |
「家庭に言葉を取り戻そう」を核に絵本の素的、社会の現状を述べている。
子どもの「書く力」は家庭で伸ばせる
この作品について |
「いつも2、3行で終わっています」「使っている言葉が幼すぎて心配です」「直してあげようとすると露骨にイヤな顔をされます」など、小学生の「書く」にまつわる悩みを解決し、書く力をぐんぐん伸ばす花まる学習会メソッドを初公開しています。
お母さんの心構えや今すぐできることを完全網羅。
内容の一部を紹介しますと、「正しい観察」ができていれば、多少拙くてもほめていい/子どもの作文はいつも足りないもの/上手よりも「書くぞ!」という気持ちが大事/言葉のシャワーを浴びせる/作文をほめるときの11の視点/お利口さん作文はほめるな/話したり聞いたりしながら書く力を劇的に伸ばす方法など。「特別付録 読書感想文を90分で書く」も掲載しています。
子どもはハテナでぐんぐん育つ 図書館で調べ学習をやってみよう!
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アクティブラーニングで学校現場で注目されている「調べ学習」。その調べ学習の指導法と教育現場での実践例集です。長年、教育現場でその指導に携わってきた教師たちが、テーマの決め方から発表までの実践例をたくさんの写真や図表を使って紹介しています。
子どもを本好きにする10の秘訣
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「おやつも食べずに夢中になる291冊のブックリスト」を掲載しています。
「この本に出会って子どもが変わった!」と大評判のこのリストには、本に造詣の深い著者はもちろん、花まる学習会に通う子どもたちや保護者が本気でみんなに勧めたい本だけが載っています。
1命・生き方、2科学、3冒険・ファンタジー、4家族・人間関係、5生き物・自然、6世界・社会、7芸術・感性、8昔話・神話・歴史の8分野291冊です。
内容の一部を紹介しますと、「おやつの本」より「ご飯の本」/いい本を選ぶコツ/図書館から同時に10冊借りてきて選ばせる/感想を無理強いしない/読書の間接体験と五感を通した直接体験の往復運動/次につながる読書を/読み聞かせは何歳になってもOK/黙読への移行は「お母さんの冒頭読み」でスムーズに/本をやめておしゃべりでもいい/本を2冊同時に買う作戦など、興味深い記事満載です。
小村雪岱
この作品について |
大正から昭和の戦前期にかけて、装幀、挿絵、舞台美術など多彩な分野で名を馳せた美術家・小村雪岱。彼の仕事に共通する天性の魅力を「意匠」ととらえ、その才能を最も開花させた装幀と挿絵の世界を中心に紹介します。
これからの本の話をしよう
この作品について |
本は「小さなもの」のためにこそ存在する。その原点を私たちは忘れてしまったのではないか? 電子出版のためのウェブサービス「Romancer」、『片岡義男 全著作電子化計画』など、数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー創業者である著者が、25年にわたる歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語る。
これならできる!楽しい読書活動~アニマシオン、ビブリオバトル、ブックトークなど気軽に実践するための事例集~
この作品について |
アニマシオン、ビブリオバトル、ブックトーク、図書館ノート、絵本づくり、みんなで本屋さん…。手軽にできる読書活動を取り上げ、ねらいややり方、留意点などを具体的に示す。ワークシートなどの資料も豊富に掲載。
こわい絵本
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恐怖のなかに人生の真実が読みとれる絵本や、「こわい」を乗りこえる勇気の絵本、想像の翼を与えてくれる絵本など、「こわい」がはらむ豊かな“真理”を、さり気なく気づかせる絵本約80冊を紹介する。