令和3年度 小社研県大会 オンデマンド開催

令和3年度 福岡県小学校社会科教育研究大会

オンデマンド開催するまでに・・・

GEG Chikuhoリーダーの外﨑です。

今年度は所属している小社研(小学校社会科教育研究会)の県大会の発表担当が筑豊地区でした。

しかし、

世の中はコロナ禍です。

従来のような集合研修はできませんでした。

さてどうしたものでしょうか・・・?

ということで、色々な案が出ました。

その時に検討したことが3つあります。

事前に検討したこと

zoomを用いたリアルタイムのオンライン開催

長所:子どものリアルな反応を見ることができる。授業後の協議会ができる。

短所:長くなりがち。開催校の環境によっては、回線が安定しない場合がある。カメラの台数が限られる。

書面での報告

長所:研究構想や指導案の配布なので、確実。

短所:授業の実際が分かりにくい。授業後の協議会をすることができない。

オンデマンド型配信

長所:授業動画を凝縮して伝えることができる。回線に依存しにくいので、当日のリスクが少ない。いろいろな人に良いタイミングで見てもらうことができる。最悪失敗しても撮り直すことができる。

短所:リアルタイムに参観者からのフィードバックを得ることが難しい。ありのままを伝えることが難しい。動画編集が大変・・・(誰がするの?機材はどうするの?)

結局、今回はオンデマンド型で行うことになりました。

決め手は、やっぱり回線の安定でしたね。

県大会をオンデマンド型で実施するまでに行ったタスク

外崎が全てを把握していたわけではないので、もしかしたら抜け漏れがあるかもしれませんが、大体以下のような作業を小社研のメンバーや会場校の牛隈小の先生方、福岡教育大の教授に協力していただいて進めていきました。

  • 会場校の保護者に対して肖像権の承諾

    • これでNGの児童がいた場合には、映さない・編集で見えないようにするなどの工夫が必要でした。

  • 地域教材の開発

  • 昨年度の実践の修正

  • 指導案の検討

  • ホームページの作成(無料で使えるGoogleサイトを使用しました。)

  • ホームページが検索エンジンに引っ掛からなかったので、対策としてyoutubeアカウントの作成

  • 研究構想の作成

  • 研究構想の動画の撮影

  • 講和の作成

  • 講和の動画の撮影

  • 動画の編集(テロップを入れました。使用ソフトはAdobeのpremiere proです。自動音声文字起こし機能に助けられました!!)

  • youtubeへのアップロードとチェック

  • 各校に送るチラシの作成

  • 第1弾(研究構想・講和)の公開

  • 授業動画撮影のための機材購入(SDカード4枚、三脚1台、ビデオカメラ用のマイク1台、ビデオカメラ1台:アマゾンで中古のいいやつを買いました。小社研のお金なのできっと今頃は県の事務局に・・・)

  • 授業動画の撮影日程の調整

  • 授業動画の撮影

  • 授業動画の編集

  • 編集後の動画のすり合わせとチェック

  • 動画データの回収(結構アナログなやり方でした・・・)

  • 動画をyoutubeにアップロード

  • 第2弾の授業動画の公開

  • 本大会に対するフィードバック用のフォームの作成

  • HPの更新

  • HPの動画の削除

実際にやってみてよかったこと

  • 色んな先生方に見てもらうことができた(動画再生回数700回越え。1本1本が長いので、かなり見てもらえたほうなんじゃないかな?と勝手に思っています。)

  • たくさんのフィードバックをもらうことができた

  • マイクをつけたことで、子どもたちの音声を拾うことができた

  • 授業動画をできるだけ短くまとめることができた

  • 公開期間を2週間ほど設定したことで、いろいろな人に見てもらうことができた

  • もちろん今回のような形態がベストではないけれど、意外とオンデマンドでもいける!!と思えた。

  • 特に、遠方の学校や日程的に参加が難しい方にとっては、当日の授業を撮影しておいて、HP上で2週間ほど公開しておく。もしくは、小社研の県のHPやyoutubeチャンネルを作成しておき、そこでアーカイブとして見ることができるようにしておくというのもありだと思った。若手の参加者を狙っているのであれば、スマホからでも見ることのできる環境を作ることが大事なのかもしれません。

またオンデマンドで開催するなら・・・(外﨑の個人的な考えです!)

授業動画の編集には、かなりの時間と労力がかかるので、出張扱いにして、編集する人たちが一緒に作業した方がいいと思います。

どのようなテロップを入れるのか

どんなエフェクトをかけるのか

動画の中でどの場面を強調するのか

などなど。

「これでいいのかな・・・?」と常に感じる孤独な戦いでした。


動画編集をされた先生方にお話を伺ったところ

みなさん普段の業務が終わってから、

慣れない動画編集をされていました。

当然おそ〜くまで時間がかかっています。

次の日の他の仕事への影響も出てしまうと思いますので、

出張扱いにしていただいた方がよかったのではないかな?と考えています。


また、動画編集のための機材は、みなさん自前のものを使ってありました。

これは考え方が色々あると思うのですが、

使っているパソコンやソフトのスペックも異なりましたし、

文字のフォントも異なりました。

今回のような大会で動画を使用する場合には、

編集する人の人数分だけのPCやソフトがあった方がいいなと思います。

もちろん、そんな予算がないことは百も承知なんですけどね・・・

各地区で1台ずつ購入とかいかがでしょうか・・・

ちなみに、オススメはM1が入っているmac book airです。

ソフトは自動文字起こし機能がついているので、Adobeのpremiere proがいいです。

県大会事務局の先生方!

ぜひぜひご検討ください・・・!


他にもあります。

動画等のデータの共有方法についてです。

今回は、個人的に契約しているクラウドサービスを用いて動画データのやり取りと、

USBなどの媒体を使ったデータのやり取りをしました。

やっぱりクラウドを使った方が楽です。

容量の制限もあると思いますが、データのやり取りの利便性がかなり高まります。


次に、LINE等の活用です。

このご時世ですので、なかなか集まることができません。

ましては、今回のような県大会を運営するのは

教頭校長クラスの先生方です。

みなさん突発的な事案にも対応したり、そもそも時間の都合が合わなかったりします。

そこで、今回は動画のチェックのためのLINEオープンチャットを作成しました。

みなさんの空いた時間にホームページや動画をチェックしてもらうことができたので、

なかなか効率が良かったのではないかなと思いました。

特にオープンチャットでは、個人のLINEのアカウントの情報を公開する必要がないので、

完全に仕事用として分けて使用することができる点も魅力的です。

個人的には、筑豊地区の小社研のメンバーの先生方全員が参加されるLINEオープンチャットがあれば

今後の連絡もスムーズに取りやすくなるのではないかなぁと思っています。

他の自治体の先生方にもオススメです!

最後に

今回の県大会でお世話になった先生方、本当にありがとうございました。

きっと「コイツ大丈夫なのか!?」と心配になっていた先生方もたくさんいらっしゃったと思いますが、

優しく見守っていただいたおかげで、のびのびと働くことができました。本当に感謝しております。

今回の記事の中で、何かご不明な点や詳しく聞きたい点がありましたら、いつでもお待ちしております。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

GEG Chikuhoリーダー 外﨑

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