魅力的な怪獣とは

怪獣はプレイヤーたちの前に立ちはだかる強大な敵であり、プレイヤーの巨大ロボットの強さを表現するための存在です。要するに、他のTRPGにおけるシナリオ情の困難そのものに該当します。ゲームマスターはセッションで使用する怪獣のデータを用意し、読んでおく必要があります。

初めて「フロストギガース」を遊ぶ場合は、本書掲載のシナリオと怪獣を使用しましょう。怪獣の作り方はルールブック22ページを参照してください。

このゲームのマスタリングで一番難しくみえるところ、それが、魅力的なモンスターの作り方ですが。ここには工夫がありますので、紹介します。と言っても、実はプレイヤーとの事前会話における世界作成で魅力的な怪獣というのは大体決まります。

どういうことかというと、ルール通り遊んでいれば、ゲームの最初に、プレイヤーたちが並び立っておかしくない世界、というのをまず作っているはずです。桃太郎で言うところの、「むかしむかしあるところに」の部分です。ルール内では常識、コモンセンスと呼んでいます。その中で、これはいたら困るだろいうという非常識=モンスターを作っていくわけです。

このへんをプレイヤーの皆さんからの要望をもらって、会話主体でさらりとやると、うまく回ります。つまり、みんなの要望から生まれた世界のモンスターなら、魅力的なモンスターになりうるというわけ。あとは、皆の話を聞きながら、大体このくらい、で怪獣データを組めば良いでしょう。

各能力値をだいたい10段階で設定するだけですから、簡単なはずです。あとは計算式が勝手に調整してくれますから、ゲームマスターはだいたい能力決まったあたりで10分休憩もらって、データを計算してください。計算機を使うと楽ですし、計算早見表を使ってもいいです。