TRPG

■このゲームは何か(このゲームにおけるTRPGとは)

このゲームはプレイヤーの演技でもって話を進めるボードゲームの1種、テーブルトークRPG(TRPG)と言われるゲームのルールブックです。

このゲーム「巨大怪獣撃滅ロボットTRPG フロストギガース」は、架空の日本を題材にした架空の世界、扶桑帝国とその周辺地域を舞台に、フロストギガースと呼ばれる巨大ロボットを操って怪獣を撃破することをプレイヤーが演技して楽しむ、協力型仮想体験ゲームです。

なお、本ゲームでは、ゲームマスターという審判役をプレイヤーとは別に必要とします。また、プレイヤー同士の対戦は行わず、プレイヤー全員が協力して、がんばって勝てれば参加者全員の勝利です(そうならなかった場合はそれなりの結果です)。

ですが、このゲームは過程を楽しみ、面白い時間を過ごすことが最大のアピールポイントです。トラブルを楽しみましょう!

■物語駆動系TRPG(ナラティブ系TRPG)とは

このゲームは物語駆動系、一般にはナラティブ系TRPGと呼ばれるTRPGの運用形態を採用しています。

まずは、一般的なナラティブ系TRPGの遊び方について説明します。

ナラティブとはつまり、プレイヤーがナレーションを肩代わりするかのごとく(ナレーティブ、つまり、ナラティブに)状況やその時のキャラクターなどの動作を語ってしまう、という遊び方です。

いわゆる演出と言われる状況いじりの一種を、そのままゲームにしたものだとお考えください。

もちろんゲームマスターの確定させた状況については後から覆すことはできませんし、これまでの設定や状況とは無矛盾に、つまり帳尻が合うように、語らねばなりません。

TRPGではよくやるプレイング、「演出で状況を語る」というのをよりアグレッシブに行うといった形に考えれば、分かりやすいのではないでしょうか。

また、ゲーム中はプレイヤーの語りに制限時間を設け、ゲームマスターは制限時間が来たらプレイヤーの語る状況を聞くのをやめ、今まで出た状況を脳内で展開し、結果として確定した状況を語ります。

状況(シーン)を切って次の状況へと移すのも、ゲームマスターの仕事です。


簡単にいえば、ゲームマスターは映画監督のようなものだとお考えください。ゲームマスターは主演をしません。また、ゲームマスターはプレイヤーの動きに追従して大道具や小道具を配置し、カメラでプレイヤーのアクションを追って行きます。基本的にはそれだけです。

そのうえで、ナラティブ系TRPGと、そうでないTRPGとでは、ナラティブ系のゲームマスターが物語の誘導をしない点が、異なります。

ゲームが面白くなるかどうかはあくまでプレイヤーのアクションによって決まるというのが、ナラティブ系TRPGの最も大きな特徴だと言えるでしょう。