ゲームマスターの権能

物語駆動(ナラティブ)系TRPGである本ゲーム「怪獣撃滅ロボットTRPGフロストギガース」の、ゲームマスターの権限と能力について、お話しします。

●ゲームマスターの権能(重要)

ゲームマスターはタイムキーパーであり、ゲームの世界における状況を確定させる係です。プレイヤーがどんな設定を言おうと、ゲームマスターが聞いて理解しOKを出さなければ、その設定は世界観内に確定されません。


ゲーム中、ゲームマスターに求められる能力は以下の通りです。

1.ゲームのルールを解説すること。

2.状況の概要を大まかに伝え、このゲームシーンでやってほしいことを伝えること。

3.語りの制限時間を告げること。

4.必要に応じて判定を行うこと。


以上のように、「怪獣撃滅ロボットTRPGフロストギガース」におけるゲームマスターは、本ゲームにおける判定装置としてのみ働き、システムの一部として、公平なジャッジメントのみを行います。


では、ナラティブ系TRPGの面白さというものを誰が担保するのでしょうか。

それはゲームデザイナーであり、シナリオメーカーであり、参加しているプレイヤーです。

これまでのTRPGの反省点として、私たちはゲームマスターにおもしろみを作る責任を押し付けすぎていました。

「フロストギガース」はこれを反省し、そのセッションに関わるみんなで面白さを担保しよう。という考えのもと作られています。

「怪獣撃滅ロボットTRPGフロストギガース」は、物語工藤(ナラティブ)系TRPGの最新ゲームとして、プレイヤーを忙しくさせます。

「もう、ゲームマスターの頑張りに乗っかって楽しむ“傍観者”ではいられない」として、プレイヤー諸氏は気持ちを切り替えてゲームに臨んでください。


もちろん、楽をしたくなったらゲームマスターをしてください。

ゲームマスターは物語の監督ですが、プレイヤーの紡ぐ物語の第一の観客でもあります。

ゲームマスターはルールブックの内容全てを覚える必要はありませんし、ゲームをする際に傍にルールブックを置いてはいけない、などということもありません。

ルールは必要に応じて参照し、なるべく時間がかからないように、かつ、プレイヤーさんに考える時間を与える程度に余裕を持って、判定を進めていってあげてください。

きっと、ゲームマスターするのが楽しくなりますよ。