プレイヤーキャラクター
■プレイヤーキャラクターの大まかな設定
プレイヤーキャラクターとは、プレイヤーが担当するキャラクターのことをいいます。
このゲームのプレイヤーは、自分の設定したプレイヤーキャラクターとして、基本的に良い人間を演じます。この人間は、大体今(21世紀ごろ)と同じ程度の文明の力を持った、極東アジアの良い国「扶桑帝国」の人間とします。
また、ゲームの進行上、「パイロットエンジニア」として、普段は工場や企業の社員として試作品を作り、ぶん回す係だったり、何かの職人だったりしています。
男女にゲーム上の能力的区別はなく、設定以上のデータ的な差異はありません。
ただ、自分と違う存在になりきって話が出来るのも TRPG の良いところですから、ある程度ゲームマスターが許す範囲のユニークな人間を自由に設定するのもオススメです。
■大まかな世界観
●怪獣撃滅の舞台「扶桑帝国」
このゲームにおけるプレイヤーの所属国は「扶桑帝国」という、長い歴史をもつ極東の島国です。
周囲には様々な国がありますが、特にこれを説明することはしません。
扶桑帝国は天皇と呼ばれる皇帝とその一族が親政をしていますが、その実態は閣僚たちによる合議制です。
この国の現政府は天皇の名声を利用した革命軍による軍事クーデターによって成立しており、閣僚はその多くが革命軍出身やその二世議員です。国家は怪獣の撃滅に力を傾けつつも、国防や沿岸警備にも力を注いでおり、現場は常に人手不足に陥っています。
なお、これら設定がゲーム中のプレイングに影響を与えることはとくにありません。これは、このゲームはそもそもが歴史観や政治色を遊ぶゲームとして作られてはいない為、とご理解ください。
このゲームはフィクションであり、ゲーム上やむを得ず記載している設定について、一部の思想に対する攻撃意図はいっさいありません。
また、ゲームの舞台はこの扶桑帝国ですが、その中での冒険の舞台となりうる場所については、特に設定をしていません。冒険の舞台はプレイヤーとゲームマスターの創意工夫によって組み立てられるべきと、本ゲームのデザイナーは信じています。
●最終決戦の舞台アイデア
とはいえ、怪獣との最終決戦をおこなう舞台のアイデア例ぐらいはあっても良い、という考えも最もです。そこで、以下に最終決戦アイデア表を用意しました。ゲームマスターはゲームシナリオ(ゲームの組み立て)を作る際に参考にしてみてください。
「最終決戦舞台アイデア表(2~12))
2 異世界(ファンタジー世界)
3 深海
4 南極大陸
5 南洋の孤島
6 霊峰の火口
7 首都近郊・最終防衛ライン
8 地方都市の名城
9 首都上空千メートル
10 大気圏外
11 月面
12 異世界(現実世界)