フロストギガースを回す

この項ではゲームマスター(GM)に向けて、フロストギガースのセッションをする(回す)時の注意点を記載します。

フロストギガースを回す際に最初にお伝えすることがあります。

ハッピーエンドにするのは、あくまでプレイヤーの仕事です。ゲームマスターはプレイヤーの仕事を取ることはせず、ゲームとしての公正さをプレイヤーの利益より優先してください。それが結局は、プレイヤーの真剣な遊びとして評価され、プレイヤーに深い満足度をもたらします。


●「ゲームマスターのお話を説得して壊すゲーム」じゃないよ

フロストギガースに代表される、ナラティブ系TRPGの問題点として、誤解されやすい。という問題があります。

「GMに相談しながら話を使って行く感じですか?」

「むしろGMを説得するゲームっていう理解」

って感じですね。これは、違います。GMは、話についての相談や説得の対象にはなりえません。GMは、プレイヤーの作った設定にOKを出すのと、世界観の要するにざっくりを把握して判定の基準(常識)を作るの、あと判定そのものしかません。もちろん判定基準とか聞かれたら答えますが、フロストギガースの場合、GMは基本、出た設定は「いいね!」しか言いません。その設定がどういう被害をもたらしても、それはプレイヤーの判断によるものなのです。

質疑応答はもちろんGMは受け付けますし、ルールの確認はもちろん受けます。ただ、GMはどうしてほしいとかは持たないで下さい。そうすることで、説得の相手にはなりえなくなります。

よくあるTRPGコンベンションによく行くプレイヤーさんのやる、「で、GM的には、このキャラにどうしてほしいの?」とか聞いちゃうプレーは、フロストギガースでは通らないです。相談はプレイヤー間でしましょう。