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作品集

1/32  Scale Models

LAIRD SUPER SOLUTION                                                            ウィリアムズ 1/32 

                                                                    

 1930年代のレーサー機です。綺麗に製作することを心掛けました。古いキットですが、基本的な出来は良いです。コックピット内が寂しかったので、計器盤、シートベルトを含め、スクラッチしています。


製作途中

Fokker E.III                                                                              Battle Axe 1/32 

flown by Ernst Udet, March, 1916

                                                                

 Wingnut Wings以前のかなり古い簡易インジェクションキットです。作りやすくはありませんが基本的プロポーションは良く、塗装、汚しを含め、味のある仕上がりを目指しました。コックピット内と脚まわりはスクラッチしています。




1/48  Scale Models

USAAC "Early" P-26 A Peashooter                                   Hobby Craft 1/48 

33-137 73rd Pursuit Squadron, 17th PG, March Field California, 1935

                                                                    

 しばらく中断していましたが、リハビリのつもりで製作しました。デカールはAeroMaster を使用しています。ウェザリングはせず、きれいに仕上げることをめざしました。

塗装とリギングが予想以上に複雑だったので、結局あまりリハビリにはなりませんでした(笑)。

詳しくは忘録で。

2022年7月例会より

HAWKER FURY   I                                                               Lindberg 1/48 

K2065 of 1squadron, RAF, RAF Tangmere, 1932

                                                                    

 元はパイロ社ということもあり、キットのできは非常に良いです。コックピットをスクラッチし、胴体下のラジエーターを自作し、金網をを通しを通して見えるようにしましたが、どちらも完成後はあまり見えなくなりました。デカールは、Model Alliance Decals の WING OF SILVER Part II を使用しました。


1/144  Scale Models

HANDLEY PAGE HP42                                                           Airfix 1/144 

H.P.42 G-AAXC 'HERACLES'  Imperial Airways 1933

                                                                    

 1930年代に活躍した英国製旅客機です。当時の映画やドラマにもしばしば登場しています。巡行速度が約150キロなので、さぞかしのんびりした旅行だったと思います。

リギングはそれほど複雑ではないのですが、上下翼間の支柱構造が難関で、結局いったん切り離して中央部から組み立てていきました。また、エンジン周りの排気管の構造等が省略されているのでスクラッチしました。

旅客機の模型は現用機も含めて、機体ごとに異なるアンテナ支柱等をできるだけ調べて、省略せずにつけてやると、のっぺり感が防げるようです。

旗は英国民間機であることを示し、駐機中に掲げられていました。窓にはカーテンをつけています。

尾翼の構造とリギングは少し複雑です。尾輪は自作しました。

何もたさない 何もひかない 中身だけシリーズ

もう作る気が起こらないような、古かったり、出来がいまいちのキットを気軽に作るシリーズです。子供の頃の、プラモを作る楽しさを純粋に楽しみたいので、基本的に中身だけから作ります。一応の方針としては、

 キットのコンセプトを大切にする。(凸ラインを凹ラインに彫り直さない。可動部分は可動させる等。)

 基本工作、塗装はきちんとやる。フライングワイヤーズなので、張線工作は全力を尽くす。

 サードパーティーのエッチングやデカールは、今までのジャンクを除き使わない。

 コックピットががらんどう等あまりにもひどい部分は、伸ばしランナーなどで最小限それらしくごまかす、 

などです。第二次大戦期やジェット機とは違って、張線があることによりモデルとしてはかなり精密度が増すことが予想されるので、塗装と合わせて、どの程度みられるものになるのかを実験することと、基本技術の練習の目的もあります。

AUSTRO-HUNGARIAN ALBATROS DIIIH                                                                        GLENCOE MODEL 1/48 

   Godwin Brumowski Alb. DIII 153.45, Nov. 1917

                                                                    

 準備中 備忘録参照

Memorandum 備忘録

最近のプロジェクトの簡単な製作メモです。自分自身の備忘録と進捗報告のためですので、製作現場の写真が殺風景な点はご容赦下さい。

ALBATROS DIII                             Battle Axe 1/32 

   Werner Voss, May-Sep. 1917

2023.3.7投稿

 Battle Axe 1/32のアルバトロス D.IIIを作ります。2000年頃フランスで発売された、簡易インジェクションパーツ、エッチング、レジンパーツからなるいわゆるマルチメディアキットです。インストはA41枚のみで、パーツナンバーも無く、作れるものなら作ってみろと挑まれているようなキットですが、真正面から受けてたちます。機体は初期のアルバトロス工場製とその後のOAW工場製のコンパーチブルで、垂直尾翼や車軸が2種類入っています。また、エンジンとラジエターは詳細なレジンパーツで、必要なパーツは一応揃っています。

 塗装は、ハートのマークで有名なWerner Vossの機体としました。有名だけに時代考証も含めたリサーチがキーポイントとなります。テクニック的には、ネイルを含めたデカールによる木目表現、積層板削り出しによるプロペラ、張線取り付け部の詳細化等を目指します。        

 Werner Vossは第1次大戦のドイツ空軍で48機撃墜のエースで、1917年9月にJasta 10のコマンダーとして20歳で戦死しました。その時の乗機はフォッカー三葉機でしたがそれ以前は主にアルバトロス D.IIIとD.Vで戦い、撃墜のほとんどはこれらによるものです。有名なハートマークの機体は1916年から1917年5月までのいわゆるJastaベルケ (Jasta 2) 所属時から、その後の Jasta 5, 14, 29で使用されたと思われます。

 この機体には、1916年3月から4月ごろまでの、ラジエターが主翼中央にあり、ハートが胴体側面の2個のものと、その後のラジエターが主翼中央右よりに移り、上翼に白線が加わりハートが胴体上部にも描かれ計3個となったものと2種類があり、どのような経緯でそうなったのかは、歴史家によっていろいろ考証されていました。フットステップや垂直尾翼の形状からどちらもアルバトロス工場製の初期型で、さらにリーフの詳細な解析から少なくとも胴体部分は同一の機体の可能性が高いということがわかっています。

 ウィキペディアによると、1917年6月に機体が損傷し、新しい機体に交換したとあるので、ここからは推測ですが、上翼とその他の損傷した部分をOAW工場製の後期型のものに交換したのではないかと思われます。今回は後半のハート3個の機体にしました。スピナーとホイールは、グレー、ブラック、レッド等資料によって異なりますが、白黒写真から類推するしかないので選択は自由でしょう。その他、写真からわかる通常のアルバトロス D.IIIと異なる点として、エンジンカウリング上部の環状のスリーブと、機首から上翼を結ぶ張線の存在がありますが、Jastaベルケでの整備工場で他の機体も同様の応急処置がされていたようなので、追加する必要があります。

上下翼とも下面の中央部をはめ込む構造で、すき間がかなり生じるので、プラ板やパテで目立たないように整形することからはじめます。

胴体内部は、レジン製のエンジンやエッチングパーツでかなり詳細になりますが、計器とシートベルトはエデュアルドのエッチングを用いました。

エンジンを組み込んで胴体を接着し、下翼を先に取り付けます。写真ではわかりませんが、胴体との取り付け部は、削り込みとすき間埋めをきちんと行う必要がありました。カウリングのエンジン開口部もかなり削り込んでいます。また、ネジ類はアドラーズネストのレジンリベットを用いています。

胴体のベニヤの木目表現は、Uschi von der Rosten製のデカールで行います。付録としてnailのデカールが余白についていますが、量も少なく、ピッチも合わないので、ウォームグレイのコピックで透明部分に必要分を描いて用います。

ベニヤ部分はクレオスのレドームで下塗りし、その他全体を基本色で塗装します。右はnail部分を貼った状態です。nail まで含めた資料や図面はなかなか無いので、類推も含めて、写真や動画等を参考にしています。機首のスリーブは開口しておきます。

nailの上から、木目デカールを板ごとに貼っていきます。Vossのマーキングは、当初、手書きとエデュアルド1/48のデカールからの自作を覚悟していましたが、幸いfcm decalのものが手に入りましたので、国籍マークも含め、これを使用しています。厳密には、細かいリーフの数は胴体左右及び前後で微妙に異なるのですが、そのあたりはスルーしています。主翼上下面、尾翼部分はリブテープ部分をマスキングして、タミヤアクリルのスモークでアクセントをつけましたが、今までの経験からあまりどぎつくやるのは自分の好みに合わないので、控えめにしました。

水平尾翼のコントロールワイヤー直線性を維持するため、は直径0.15mmの真鍮線を用いています。

下翼上面の翼間支柱付け根部分に0.1mm銅板で取り付け金具を作り、ガスパッチモデルのアルバトロスタイプのターンバックルを取り付けます。ワイヤーはモデルカステンのリギングワイヤー0.6号です。

上翼下面も金具及びターンバックルを取り付けます。

カウリング上面に環状のスリーブがあることが途中でわかったので、この段階で取り付けました。

上翼の取り付けがやはり最も難関です。完全に現合合わせになるので、取り付け角と上下の平行を保つように少しづつ修正しながら取り付けます。胴体支柱が斜めに出た本機のようなタイプはさらに難しいような気がします。エンジンとラジエターを連結するパイプは、キットのものは使えず、真鍮線から自作しました。

脚部は、緩衝機構のモールドを削り取り、車軸部分がキットのものはごついので、真鍮パイプと真鍮線から作直しました。緩衝機構は鉛線で新たに追加しています。


プロペラをマホガニーとヒノキの積層板から削り出し、クリアーオレンジをかけました。

スピンナーの前後の抑えをターンバックルと真鍮線を用いて追加しています。

組みあがった機首部と脚部です。通常と異なり、機首から2本の補強線が主翼に連結されています。

下翼部分の張線の様子です。グレンコモデルの1/48の時は、翼間支柱下のアルバトロスタイプのターンバックルは穴を開けてはめ込むだけでしたが、今回はさらに直径1.5mmのプラ棒からキャップ状のものを作り、かぶせています。

軽く全体をウォッシングし、胴体下面から下翼付け根にかけてオイル汚れや、やや強くスモークをかけ、完成です。

中身だけシリーズ#1

AUSTRO-HUNGARIAN ALBATROS DIII               GLENCOE MODEL 1/48 

   Godwin Brumowski Alb. DIII 153.45, Nov. 1917

2023.3.1投稿


中身だけシリーズの第1弾です。後発でエデュアルドの優秀なキットがあり、このままでは作る可能性は全くないと思っていました。サークルメンバーのうち少なくとも3人は即、くずかご行きだったとのことで、出来は推して知るべし、作ったこと自体をほめられました。右の写真が使用パーツで、翼の下面はモールドが無く、コックピットはシートとのっぺらぼうの計器盤があるだけです。

翼の上面のモールドはそのままですが、下面はパテを線状に盛り付けました。胴体内面もモールドが何も無いので、マスキングテープでフレームを表現しました。

実機のコックピットは、オリジナルのドイツ軍のものにくらべて、かなり複雑ですが、追及してもきりが無いので、シートベルトはバックルも含めてマスキングテープで作り、操縦桿は伸ばしランナー、計器はテープの打ち抜きと一部エデュアルドの余ったエッチングとデカールのカラーコピーからそれらしく作っています。エンジンはそのままですが、組み込むためには慎重な削り合わせが必要でした。

サフを吹いた状態です。胴体と翼にある点検ドア等はマスキングテープで表現しています。

機体全面はレッドですが、金属部分はグレー、羽布はレドーム、ベニヤ部分はレドームにタンで木目を描いて、クリアーレッドの重ね塗りで表現します。木目がうっすらと透けるのと、部材による色調の変化を狙います。

クリアーレッドを塗って、デカールを貼った状態です。

コントロールホーンは、エデュアルドのジャンクパーツ、ワイヤーは0.1mmのメタルラインを使用しています。

上翼を取り付けて、翼間のワイヤーを張った状態です。一番の難関が上翼の取り付けで、もともと完全に現合合わせなのは覚悟の上ですが、斜めに出た胴体支柱は簡単そうで実は難しいです。上下翼間の平行はもちろんのこと、取り付け角が揃うように、微調整しつつ作業を進める必要があります。支柱も完全に板状なので、翼型に近くなるように削り込む必要がありました。

ターンバックルはガスパッチ製で下翼支柱部分はアルバトロスタイプのものを使っています。糸はインフィニティモデルの1/48用です。ラジエターとエンジンを結ぶパイプはオリジナルのパーツは全く合わないので、長さを適当に切断し、力ずくで曲げて合わせています。

左はコックピット周辺です。機銃本体は銃身バレルを切断して別々に取り付けています。また、風よけは透明プラバンの切れ端から作っています。右はプロペラとスピンナーですが、プロペラの積層部分は、油彩のバーントアンバーとイエローオーカーを用いてフリーハンドで描いています。

脚部を取り付け、要所要所にウォッシングを軽くかけて、完成した状態です。張線効果も相まって結構アルバトロスらしく見え、シリーズ第1作にしては、結構満足のいく仕上がりになりました。

D.H. 82A  Tiger Moth                                                 MATCHBOX / ICM    1/32

2022.7.18投稿

11月の作品展に向け、タイガーモスを始めます。

前から作りたいと思っていたマッチボックス版を譲り受けましたので、箱絵左にあるフライングタイガー飛行学校の水上機型を目指します。

下は最近発売されたICM版で、先行パイロット作例としてさらりと進めます。塗装は箱絵のRAFにします。

マッチボックス版は全ての箇所に手を入れる必要がありそうですので、果たして間に合いますでしょうか。

マッチボックス版の主翼を含む主要ランナーが欠損していましたので、主翼、水平尾翼、上翼中央の燃料タンク、機首と上翼間の支柱等は必然的に自作になりました。2年程前に2か月かけてここまでは進んでいましたが、諸事情で中断していましたので、そこからの再開です。

全体的にセミスクラッチですので、その他の部分も、使えるパーツがあればありがたいという感じです。

左がICM、右がマッチボックスのコックピット部です。

ネットや書籍でコックピットの写真をたくさん調べましたが、これだけの名機になると、年代、国によって異なり、同じものは一つとしてありません。右側のスラット固定用及び左側の水平尾翼トリム用の連動'チーズカッター'レバー、連動スロットルレバーの基本を押さえていればいいと思います。

単座機4機分なので作業量は結構あります。


左がICM、右がマッチボックスです。両者レバー類と配線を付加しました。マッチボックスは、側面の骨組みと床板、方向舵ペダルを追加しました。ICM前席はバケットシートです。マッチボックスも変更しようと思いましたが、あえてそのままにしています。マッチボックスはスラットを下げた位置にするつもりなので、レバー位置を少し変えています。

左がICM、右2枚がマッチボックスです。胴体を接着した状態です。計器盤とシートベルトはエドュアルドを使用しています。マッチボックスの席左右の切り欠き形状が微妙に違うので修正しています。

ICM

マッチボックス

水平尾翼の前にあるフェアリングは両者共に平板的なので、0.5mmプラバンで厚みを増し、リベット用の縁をマスキングテープで追加して、ドクターリベットでリベットを打って?います。胴体下面はエルロンのコントロールホーンが露出して結構複雑ですが、ICMのモールドは結構良いので、下翼のリブ断面を彫り込むくらいです。マッチボックスは全て削り落としでモールドを作り直します。すり合わせの結果、水平尾翼のリブテープを張り直しました。尾翼部分は縫い目が結構目立つので0.4mmテープで盛り上げています。また、両者とも帆布の縫合ラインをマスキングテープで表現しました。

ICM

マッチボックス

ICMはエンジンカバーを閉じた状態にするので、機首部はすらすら進みます。マッチボックスはカバーを開けるのでエンジン部は作りこみます。部品も少なく省略が多いので長い道のりになりそうです。とりあえず、マグネトーを作りました。

2022.7.30投稿

エンジン本体及び各種補機類を、パーツの加工、プラバン、プラ棒、ソフトワイヤー、アルミ板等でデティールアップしました。

胴体隔壁、エンジン架、オイルタンク等も適宜加工します。

これから塗装して組み込みますが、かなりのすり合わせが必要でした。

エンジンを組み込みました。エンジンパネル開口部の形状とエンジン架の相対位置等が微妙に実機と異なっているので、胴体支柱の位置等を考慮しながら修正しています。

エンジンパネルは0.2mmアルミ板で作り直しました。内側が良く見えるので、それらしく加工しています。

一応、マッチボックス版の機首部の作業はほぼ終了しました。

2022.8.27投稿

燃料タンク、上がマッチボックス、下が ICMです。

マッチボックスは自作になるので、外形をプラ棒、プラバンで作り、波打ち外販は、プラペーパーに0,3mmプラ棒を金属線をはさんで接着し、後に金属線を抜き取ってシート状にしています。

ICMは一応そのまま使います。

両者共に、上面と下面に燃料パイプ基部等のデティールを加えます。

マッチボックスの中央の支柱を真鍮パイプから作ります。この工程は、実機同様、強度だけでなく、上翼、下翼ひいては全体の形状の精度に影響するので非常に重要で、図面と照らし合わせながら、慎重に長さや接続方法を決めていきます。

尾脚(左がマッチボックス、右がICM)です。マッチボックスはスクラッチ、ICMは基本的にそのままですが、スプリングを自作し、リベット等のデテールを追加しています。また、マッチボックス胴体側面貨物室ドアのヒンジも追加しています。

キットでは省略されている下翼と胴体の取り付け金具を追加します。

資料写真を探していたところ、1778年当時のそのものずばりの写真を発見できたので、機首部、フロートの細部、塗装の塗分け等がかなり明らかになりました。

中央支柱基部のカバーが無いことがわかりましたので、支柱部分を修正しています。今は仮組の状態で、最終組み立ては塗装後に行います。

以上で、ようやく塗装工程に入ります。

2022.9.19投稿

上がマッチボックス、下がICMのデカールです。マッチボックス版は古くて、ギリギリ貼れるかどうか怪しいところです。コードレターは手書きを考えましたが、一応貼って、上から筆塗りでタッチアップすることを試みることにしました。

基本塗装を終えた状態です。RAFの場合、胴体と上翼上面がダークグリーンとダークアース、下翼上面がグリーンとライトアースの迷彩です。ライトアースはダークアースに白を加えて彩度を下げ、グリーンは最初インテリアグリーンを吹き、その上からダークグリーンを薄めたものを上吹きして変化を付けました。

デカールを貼り終えた状態です。マッチボックスは何とか貼ることだけはできました。

胴体下面のエルロンのコントロールワイヤーとピトー管からのチューブ等のデティールを加えました。

尾翼を取り付け、ラダーとエレベーターのコントロールワイヤーを取り付けました。ターンバックルはガスパッチモデルの1/48と1/32を適宜使い分けています。水平尾翼支柱は真鍮パイプから自作しました。・

キャノピー周りです。フレーム枠の金具やネジを自作しています。マッチボックス版は後方にアンテナ柱があるのでその基部を、ICM版では後席左方のマグネトースイッチをこの段階で追加しています。

上翼中央部の燃料タンクと支柱を組み立て、張り線と燃料パイプ、スロットルコントロール用ワイヤー等を取り付けました。マッチボックス版のベンチュリ管は自作です。

写真ではよくわからないのですが、上翼スロットコントロールワイヤーが、燃料タンク右後方の2個のプーリーを介して翼内に引き込まれるので、それらしく作っています。

毎度のことですが、製作が進むと周りが資料と線材等の材料でコクピットのようになってしまいます。

あとは、脚やフロート、上翼の取り付けに進みます。。

2022.11.5投稿

上翼を取り付ける前に、張り線に使用するRB Productinonsのステンレス平板を取り付けるための金具をアルミ板で作り、ガスパッチモデルのレジン製のRAF late タイプのターンバックルを取り付けます。

上翼を取り付け、張り線を終了した状態です。ここの工程は、製作上の最難関で、2週間ほどかかりました。張り線がステンレス平板で扱いづらいのと、張り線抑えのロッドを貫通させなければならない点が厄介でした。ターンバックルは何個かつけ直しました。

ICM 版は、陸上型なので、ボルト等のデティールを追加した脚を取り付け、プロペラ、コックピット側壁ドア等を取り付けて組み立ては完了です。ウェザリングを胴体、翼下面とウォークウェイ周辺に軽くほどこして終了です。

マッチボックス版はもう一仕事、フロート周りの工程が残っています。キットのパーツはモールドが全くないので、ボルトやリベットを含めディティールを追加し、支柱は一部を除いてスクラッチしました。左右の舵を動かすためのコントロールワイヤーも露出しているようなので、プーリー等を介して、一部推測ですが追加しています。

最後に、前縁スラット、エルロン、プロペラ、コックピット側壁ドア、エンジンカバー、コックピット後方のアンテナ柱等を取り付け、ICM版と同様に軽くウェザリングを施して完成です。途中の中断を含めて、約2年半の長丁場でした。

USAAC "Early" P-26 A Peashooter                                      Hobby Craft 1/48

2022.7.11投稿

コックピットはエデュアルドのエッチングを使用。

ベース塗装は実際はLight Blue 23 (approx. F.S.35109)とYellow 4(F.S.13432)ですが、モデルでは、ライトブルーはMr.Color374シャロウオーシャンブルー、イエローはMr.Color329 F.S.13538を使いました。

基本塗装が終わり、デカールを張り終えた状態。垂直及び水平尾翼と背びれの赤はデカールですが、カウリングとスパッツはデカールがなじまず、結局塗装になりました。

最終組み立て、リギングを終了し、完成直前の状態。リギングはRB Productinonsのステンレス平板を使用。スパッツ間張り線の涙型抑えは1mm径プラ棒に4個の穴を開けてダブルの張り線が交錯するようにしましたが、大変でした。5月から始めて、なんとか6月中旬に完成しました。