スタルギウス戦争とはこのサイトで解説しているオミリアイ語が生まれる原因となった一連の戦争の総称であり、第一次スタルギウス戦争と第二次スタルギウス戦争、そしてその後の諸紛争からなる。
第一次スタルギウス戦争はエウヴェルが神の国に戻るときにアサンティア地方のヨトベク王ハルディントに世界の統治を任せたところから始まる。神の力を与えるという神の剣の噂が広まり、この剣をかけた争奪戦が始まる。ハルディントはヨトベク包囲戦で命を落とし、息子のアイアトスが使命を引き継ぐ。彼は神の宮殿があるオミリアイ地方のゼルニカに行き、その王となるが敵軍との戦いに敗れ、彼は剣を持って人里離れた土地に逃げ落ちる。
この敗北の後、北・中央オミリアイはアサンティア人に支配され、オミリアイ人は抑圧の時代を経験する。アイアトスの敗北からおよそ250年後、アイアトス率いる反乱軍が蜂起し、その戦火はオミリアイ全土に広がっていく。オミリアイは彼によって解放され、アイアトスは救世主として崇められるようになる。これが第二次スタルギウス戦争である。