動詞の原形はすべて子音で終わります。
動詞は原形が-idで終わるid動詞と-isで終わるis動詞、その他の普通動詞に分けられます。
動詞自体に進行のニュアンスが含まれており、別途進行を表す要素はありません。
肯定文、疑問文ではjid(コピュラ)を省略することができます。
現在形
現在形は現在起きていること、または非常に近い未来のことを表すときに用いられます。直接法においては未来は予定、推量の助動詞を用いて現在時制で表されます。
過去形
過去の出来事を表します。命令法においては後悔、過去の反実仮想を表します。
未来形
未来の出来事を表します。接続法と命令法に存在し、直接法には存在しません。
受動形容形
形容形は、英語での過去分詞形に相当します。動詞原形の最後の子音を重ねてeを最後につけます。名詞の前につくことで「~された~」を表します。語尾が二つの異なる子音の場合はその二つの間にiを入れます。 最後に同じ子音が二つ続いている場合は-hhjeに置き換えます。受動態では受動形容形の-eをとった語幹が用いられます。
jid→jidde kóm→komme jet→jette þding→þdinigge dliţţ→dlihhje dett jette dlollø その食べられた人
動詞の後置詞用法
動詞の変化形に後置詞を接続することで様々な意味を表します。直接法能動態は動詞の原形に、それ以外は動詞の変化形に現在には単数、過去には複数の後置詞を付けます。
・属格助詞で、「~している~」を表します。 óteƿ jeten dlollø 車を食べている人 óteƿ jetan dlollø 車を食べていた人
・因格助詞で、「~だから~」を表します。 óteƿ jetef gónel kan nuø 車を食べてるから行けない óteƿ jetaf góná kan nuø 車を食べたから行けなかった
・共格助詞で、「~しながら」を表します。 avsossameƿ upteþ ótes velúvel 携帯を使いながら車を運転する