イエスの聖心

イエスの聖心に奉献したペドロ・アルペ神父を,バチカンの列聖省(Congregation for the Causes of Saints)が2018年から列福調査を開始しています.

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聖心の経過

世界中のカトリック教会で毎月行われる”唯一”のセレモニーは,イエスの聖心を祝う初金のミサだけです.

旧約の時代から聖心は続いています.

14~15世紀の神秘主義からも大きな影響を受けています.

16世紀 み心の信心はイエズス会によって奨励され,

1672年 オラトリオ会司祭のヨハネ・ユード(1601年~1680年)は,司教の許可を得て自らの共同体でイエスのみ心を祝いました.

1673年 マルガリタ・マリア・アラコク(1647年~1690年)は私的啓示を受け(1673年から1675)

イエスのみ心の信心を広めるために努めました.その際,主イエスは,「私のパーフェクトフレンド」をあなたに送るとおっしゃり聖クロード・ド・ラ・コロンビエール神父SJがアラコクと出逢いました.

これ以降,イエズス会はイエスの聖心に多大な奉献を捧げています.

1765年 教皇クレメンス13世(在位1758年~1769年)がポーランドの司教の要請に応じて最初に公認

1856年 教皇ピオ9世(在位1846年~1878年)が、全世界で祝うことを定めました .

初金は全世界でカトリックが毎月唯一おこなう祝いです.

フランス,パレ・ル・モニアルで主イエスが聖心をお見せになった聖堂.撮影:宮野