アーカイブ 2「最近の動き」  Recent movements

枚方市立東香里小学校6年生広島修学旅行 報告    10月27日 (仕事の都合で同行は断念しました)

8月30日に修学旅行事前学習といて授業を依頼されましたので、お話しさせていただきました。
有意義な修学旅行となりますようにと、さらに出発前に原爆資料館のカンナのパネルが小さい版で残っている経緯をまとめたものを送らせていただきました。展示場所も記しておきました。

修学旅行後の発表報告が届きました。写真2枚

引率の先生から
8/30日にしていただいたお話や、先日いただいた資料をもとに、子どもたちは自分たちのテーマを決めて平和学修をし、修学旅行に臨みました。

今まで知らなかった、戦争にまつわる歴史を学ぶ中で、自分で行動することが大切なこと、また、それが難しいことなどに気付き、カンナリレーを20年続けてこられた橘さんの活動の意義を子どもたちと実感しました。

資料館で子どもたちは熱心に見学し、展示から戦争の恐ろしさや悲惨さを感じ取り、カンナのパネルに救われた橘さんに共感していました。

こうやって、子どもたちが深く学び考えることができたのも、今までいろいろと関わって下さった橘さんのおかげと、心から感謝しています。

中略

これから子どもたちが、平和について自分ごととして考え、持続的に行動できるよう、残りの時間を大切に過ごしていきたいと思います。
まだまだ未熟ではありますが、今後ともカンナリレーの伴走者として走れるよう、ご指導いただけると幸いです。

と心強い言葉をいただきました。
さらに

頂いたメールを今日の3時間目に、6年生の子どもたちにも紹介しました。

四年生が「壁を越える」をテーマとして考えていることや、そこから「壁を越えるには勇気が必要」と考えたこと、6年生の平和学修の行動として、壁を再定義していく必要があることなどを話ました。

私としては、壁が壁でなくなる瞬間や方法を、子どもたち自身が見つけていってくれたらいいなと思い、取り組んでいこうと思いました。

また、子どもたちの考えが共有できればと思います。ありがとうございました。

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新たな学習目標が掲げられました。
「そもそも壁ってなんだろう?」
「壁が壁でなくなる」を子どもたちがみつけていけたら、未来は明るいですね。
6年生の考えをこれからも共有させて欲しいと思います。
が始まったり、平和が脅かされると考え始めるものです。

子どもたちの言葉が生まれた裏話は固定記事の下にあります。


小学4年生の話(広島)2023年5月15日〜
小学4年生の話(大阪)2023年5月18日〜
小学6年生の話 (伊豆大島)2023年5月18日〜
保育園児の話   (伊豆大島)
支援学級での話(伊豆大島)
小学生全校生徒(福島会津若松)2023年6月21日〜
小学6年生女子校(長崎)2023年7月17日〜
小学6年生男子校(長崎)
小学6年生(大阪)2023年8月30日修学旅行広島のために
須坂市 2023年9月26日
「どうしたら平和を築くことができるのか」の全ての子どもたちの提言はこのまま下にスクロールしてください。純粋な子どもたちの言葉をぜひお読みください。


固定記事

カンナ・プロジェクトの子どもたちが育てている広島の平和の花カンナが、子どもたちの平和のための言葉を添えて咲きました!

子どもたちの言葉や絵ができる過程はこのまま下にスクーロールしてください。



東香里小学校4年生
5校時目にカンナの報告と今回のサミットの解禁になった映像を見せました。
6校時目は、
「どうしたら平和を築けか?」を様々なツールを使って考えました。

サミットの看板に掲載した4年生の曼荼羅チャート

遠征の授業でこの中の一つに特化して考えた。最終的に平和を築くには
「勇気」が必要だという結論に達しました。これを導き出す過程が素晴らしいです。以下参照

己斐小学校4年生に45分授業をさせて頂きました。
体育館でしたが、今までの報告に加えて、今回のテーマである広島サミットへの提言「どうしたら平和はつくれるのだろうか?」について質問しました。すぐに手が上がり、その場で考えを言えるこの学校の4年生は素晴らしいと思いました。


①私たちにとってできることは少しでも平和につながることや人の役に立つことを一人でも多くできればよいのではないかと思いました。そうすることでみんなが協力をし合えると考えたからです。一人一人が気持ちを伝えあうことをまず始めることが大切だと思いました。

 

②平和をつくっていくためには、核兵器を作ることや使うことを辞めさせないといけない。核兵器を持つ国に対して日本が核兵器を使ってはいけないことをもっと強く言っていくことが大切だと思いました。そして、自分たち一人一人ができることをしていくことが平和を作っていくことになると思いました。一人一人が協力をするということが自分にできることだと思いました。

 

③自分ができることはこの己斐小学校のみんなにカンナのことや平和について知らせることだと思います。己斐小学校のみんなが家族や大人の人に知らせて、どんどん広がってみんなに知ってもらうことができると思う。そして、それをきっかけに平和について深く考えてもらうことができれば平和につながっていくと思います。

 

④ポスターを作ってカンナ・プロジェクトをみんなに知ってもらってだんだん広まっていけたらいいなと思います。そして、友だちと助け合ったり、できることをやったりしていきたいと思います。

 

⑤小さいことでもいいので家族や友だちなどにカンナのことや平和のことを教えたいと思いました。友だちとけんかなどをすることは自分にとって平和ではないと思います。だから、友だちと助け合ってできることは一人でできないことは周りの人と協力し合っていきたいと思います。

 

⑥世界を平和にしていくためには、「戦争をやめてほしい」と国の大統領や代表に言えない。だから、まずは友だちがけんかをしていたら止めることや身近なところからできることを見つけて平和につなげていきたいと思います。

 

⑦自分から友だちとけんかをしないようにしていきたいと思います。そして、平和のことやカンナのことを知ってもらうために身近な人に話していきたいです。そして、その人たちにも他の人たちに伝えてもらうようにしていきたいです。

⑧自分がされて嫌なことをしないこと。


○で囲んだカンナが広島サミットのメディアセンターに展示されました。

つばき小学校6年生
45分の道徳の授業として

カンナ・プロジェクトを始めたきっかけと今までの経緯についてざっと話した。小学生の考えたカンナでできる夢(「宇宙ミッション」「オリパラミッション」)を叶えた高校生たちのことを話しました。実はこの学校にも植えてあることなど話しました。そして最後に、昨日の保育園でのことを話しました。
「保育園で、宇宙から宇宙人が来たらどうする?」という質問がありました。みんなならどうしますか?と尋ねました。
やはり最初は「殺す!」とか「やっつける!」という声が男の子たちから出ました。保育園の子どもたちのアイデアを伝えると、だんだん真面目な顔になりました。
45分の授業が終わり、今年度の看板も渡しました。校長先生が、「感想ある人言ってください。」の一言に3人の男子がさっと手をあげました。全部覚えきれなかったのですが、その一つを記録しました。
「国語や道徳の授業で平和についてやったことがなかった。今日は平和について考えることができました。」これは用意された言葉ではなく、その場でとっさに手をあげて言ってくれた言葉です。

この時のみんなは、とても真面目な顔をしていました。平和のことを真摯に考える時間だったと思いました。

I speak  briefly about the reason why I started the Canna Project and the background so far.
I talked about high school students who realized their dreams ("space mission" "Olympic   and Paralympics mission")that elementary school students thought they could do with planes.

 In fact, I told them that this school is also planted.


And finally, I talked about yesterday's nursery school.
There was a question at the nursery school, "What would you do if aliens came from outer space?" What would everyone do? I asked.
At first, the boys shouted, "Kill them !" or "I'll beat them!" When I conveyed the ideas of the children at the nursery school, their faces gradually became serious.
After the 45-minute class was over, I handed over this year's signboard.
The principal said, "If you have any impressions, please tell her." The three boys quickly raised their hands.I couldn't remember all of them, but I recorded one.

“I had never talked about peace in KOKUGO class or Morals classes. Today I was able to think about peace.”
This is not a prepared word, but a word that was said on the spot with a hand raised.


波浮保育園

「宇宙から見たら地球は一つのおうちです。そこに暮らす人たちは同じ地球人です。」と話すと、一人の5歳児の男の子が言いました。
「宇宙から宇宙人が来たらどうするの?」
すぐに出た言葉は
「やっつける!」でした。
でもその後に、「でもさ、悪者かどうかわからないよ」
こんな言葉が出て来ました。

"From space, the earth is one house. The people who live there are the same earthlings," I said.
A five-year-old boy said, "What would you do if aliens came from outer space?"
The words that came out immediately were "I'll beat them!" But after that, he said, "But, I don't know if they are bad guy."




北の山保育園

翌日、別の保育園で、
「昨日波浮保育園で、宇宙から宇宙人が来たらどうするの?という質問がありました。」
みんなならどうしますか?
「やっつける!」が第一声でした。しかしその後に、一人の女の子が
「一緒にあそぼうと言ってあげる。そしたら仲良くなる。仲良くしようと言う。ずっと仲良しになる😀」
「優しい言葉で話してあげる😋」とRちゃん。Rくんも「優しくしてあげる😘」
他の子も「悪い人でも優しくしたらいい人になる😋」

The next day, at another nursery school, "What would you do if aliens came from outer space?"

I asked.But then one girl said, "I'll tell you to play with me. Then we'll get along. I'll tell you to get along. We'll be friends forever😀""I'll talk to you with kind words😋" said R-chan.R-kun also said, "I'll be kind to you😘"Other children also said, "Even if you're a bad person, if you're kind, you'll become a good person😋"

看板を作ってくださるというので、それならば、ぜひ、子どもたちの平和のための言葉を添えて欲しいと考えました。
その言葉の発せられた経緯をできるだけ伝えたいと思います。
表面的な言葉の裏にはこんなストーリーがあります。
この絵はこのようにして書き上げられました。
This painting was completed in this way.


メッセージ(絵)作成者は、

大島町立第一中学校くろしお学級3年生

知的学級の 本宮 蒼(もとみや あおい)           細字

肢体不自由学級の 木村翔音(きむら しょうと)太字     
青字 状況説明(Explanation of the situation)


ふたり、机を向かい合わせにして座っている


「単刀直入に言おう。」
 「ん」
  「おれが思う平和とは・・・」「戦争のない世界だ!」
 「・・・」
  「あ~、あおいくんは理解できたか⤴️?」
  「・・・」
  「あおいくん!おい!あおいくん!さっきの俺のセリフ理解できた?」
 「ん。」

「理解できた⤴️?ほんと⤴️?ほんと⤴️?ほんとにほんとに?」

「あおいくん、けんかっていうのは、なっ!」

 握り拳をあおいくんの胸に突き出したが届かず

足が悪くて立てないながら足を突っ張り身を乗り出して胸のところに拳を当て

「なっ!」
「はい」
「こんなうふうに、なっ、人を殴ったり」

あおいくんは少し後ろに身を引く


しょうとくん、あおい君の頰を平手で叩く真似をする

「人をぶっ叩いたりすることをいうんだ!」

「はい」
「あおいくん、そんなことをされたらいやだろう?」

「はい」

「ふう〜」
しょうと君、力尽きたように椅子に戻る

あおい君、右の手のひらを上にして机の上に置く

少しの間があって、しょうと君もその掌の上に自分の左手を遠慮がちに乗せる
そして重ねる

「あ、あ、あっ、あったかいなぁ・・・。」

あおい君、目を細めている

先生が今何をしているのか尋ねる

「なんか知らんが・・・、て・・つないでいる。」

先生が、手を繋ぐは平和ですか?とあおい君に尋ねる

「・・・」

「いや~、理解できない、たぶん。」

先生が、じゃあ、しょうと君は平和ですか?と尋ねる

「まぁ、そりゃあ 平和ですね。」

平和は手を繋ぐだって、文字でいいから書いてみてと先生があおい君に促す
文字ではなく何か絵を書き始める

「手じゃ ねぇ⤴️

あおい君、手を繋いだまま手の絵を描いている


「しょうとくん」

あおい君がか細い声で言いながら、書いている

「確かにおれの指だ」

しょうと君が表情カードを使ってニコニコ顔をあおい君に見せる

あおい君もニコニコ笑っているとても嬉しそうに体を動かし始める

下絵を描くあおい君

これは何の花?と先生があおい君に聞く


「カンナ!」

いつもより大きな声でこたえるあおい君

絵の背景を塗っている二人

先生がなんで青は平和の色なの?としょうと君に聞く


「きれいな印象を与える」

「やばい時やロボットの暴走の時、目が赤くなるでしょ。」

「赤イコール危険ですよーみたいな。」

「警報機のランプの色も赤色でした」

「緑も平和の色っちゃぁ色だけど・・・」

「おしっこ行ってもいいですか?」

「タイミング悪いなぁ(笑)」

「もう、仕方ないなぁ、あおい君のペンも借りてやるか~(笑)」


両手で塗り始めるがうまくいかないで笑う


「両手でやったことないからな~(笑)」


先生から声が上がる

支え合いか~いいね~

そしてこの絵は看板の中に収められ、広島サミット国際メディアセンターの入り口におかれました。

子どもたちが育てている
平和のシンボル「カンナ」と子どもたちのメッセージ

カンナは1945年、原爆が投下されて、わずか1ヶ月で
爆心地820mに咲いた花です。
Canna is a flower that bloomed in 1945, just one month after the atomic bomb was dropped, at 820m from the hypocenter.

しかし、復興の陰で人々の記憶からも消えて60年。
However, it has been 60 years since it disappeared from people's memories
beyond Reconstruction .
カンナ・プロジェクトで子どもたちと再び咲かせ、平和のシンボルとして世界中にバトンを繋いでいます。
The Canna Project is reviving it with children and passing the baton around the world as a symbol of peace.


同じ株から分かち合ったカンナを咲かせている仲間のところに核爆弾は落とせないと子どもたちは言います。
Children say they can't drop a nuclear bomb on a fellow canna flower that they have shared from the same plant.


小さな核の抑止力です。
It's a small nuclear deterrent.


子どもたちの「平和はどうしたら築けるか?」の言葉・絵の全てはアーカイブ最近の動きに移動しました。

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カンナ・プロジェクト2023年度遠征
テーマ:広島サミットに参加報告
「平和はどうしたら築けるのか?」ワークショップ
5月 広島〜大阪〜伊豆大島
14日  (日)  広島市植物公園〜里親さんお墓参り
15日  (月)  市立広島特別支援学校〜宇品里親さんご挨拶〜
大州小学校〜安田幼稚園〜荒神町小学校〜安佐北区の幼稚園〜
安佐北区里親さんたち
16日(火)広島市立段原小学校〜基町小学校〜己斐小学校〜
17日(水)長束西小学校〜広島サミット国際メディアセンター〜 広島市長・教育長 表敬訪問〜
18日(木)大阪府枚方市立東香里小学校〜
長崎ピースミュージアム7月8月イベント主催者打ちあわせ
22日(月) 大島第二中学校〜伊豆大島町長・教育長表敬訪問〜
町立つつじ小学校〜私学波浮保育園〜都立海洋国最高等学校
23日(火)町立つばき小学校〜私学北の山保育園〜大島婦会〜
町立大島第一中学校くろしお学級〜第一中学校全学年〜
都立大島高等学校

6月 福島県会津若松〜大熊〜郡山

7月 長崎県小学校
7月18日精道小学校・精道三川代小学校  
9月長野県須坂市
9月26日   日野小学校  相森中学校 
宇宙カンナ寄贈先すざか動物園子ども広場
須坂市長表敬訪問   他