仙腸関節、四足動物の腰帯を構成する骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ関節で3 - 5mm ほどの可動域があります。
外見や画像でもほとんど動きが判らないところです。
日常生活では脊椎のバランスに関係すると考えられて僅かな可動域で背骨にかかる力を逃がし緩衝材の役割もしてます。
出産した女性の腰痛の原因とひとつとなるともいわれています。妊娠出産に伴う仙腸関節における妊娠出産痕の形成。
これは、妊娠出産経験があると妊娠時に仙腸関節をつなぐ強靭な靭帯がゆるみ、可動性が増大することで関節を構成する軟骨が破壊され、仙腸関節耳状面前下部に深く不規則な圧痕が不可逆的に形成される現象が起きます。
妊娠出産痕は法医学や考古学における妊娠出産経験の判別に有用であります。
靭帯としては前側に前仙腸靭帯、後ろ側に骨間仙腸靭帯・後仙腸靭帯などがあります。
また出産経験がない女性や男性は妊娠出産痕などありませんが
体の硬さや癖になっている動きでバランスが崩れ筋肉依存による歪みと仙腸関節の動きが十分でないことで機能が著しく悪くなっていると考えられます。
これは内臓の位置が下がり血行不良でのうっ血や腸の圧迫で便が溜まりやすく疲れやすい疲れが抜けない体質になり様々な影響を与えてしまします。
『歪み』とは動きの中で現れるものであって、静止時の型を矯正した所で全く無意味なのです。
効果的な施術とは骨の位置を矯正するのではなく、仙腸関節の機能回復と筋肉の動き方を再教育する必要があるのです。
足の長さ、肩の高さ、首の位置、骨盤の前傾に後傾と、
いろいろ指摘されると思いますが筋肉依存による仮性的な歪みに、仙腸関節の機能低下が原因です。
筋肉がどのように影響して仮性的にゆがんでいて、どういうふうにゆがみを取れば痛みが改善するのかをしっかりと見極めて改善することが骨盤矯正の施術に求められています。
ブルドッグパンチ整骨院では手では触れない筋肉へのアプローチをする電流、手で触れる部分の筋肉へのマッサージと筋肉の再教育をし筋肉依存の関節の調節と矯正、数ミリ動く仙腸関節部の機能回復術、患者様自身で行うストレッチや体幹の荷重のかけ方などご指導致します。