リンゴ農園で "園長" をしております、林檎です。
クイズと謎解きを趣味にしている、本業はエンジニアです。
収穫祭は今年で3年目になりますが、昨年ご参加いただいた方の口コミやSNSでの投稿などにより、僕たちが思っている以上にこのイベントを認知していただけているようで、大変感謝しております。
ある意味で尖ったクイズイベントである収穫祭について、この場を借りて改めてご紹介します。
長い文章ですので、気になる見出しのところだけでもご覧いただければと思います。
収穫祭を紹介する時に僕がよく使っているフレーズとして、「収穫祭においてクイズの競技性は目的ではなく手段である」というものがあります。
これは、収穫祭は "クイズが強い人"(曖昧な表現ですが)を決めるための競技会ではない、という意味です。
競技として整備されたクイズが持つ面白さを意図的に取り入れながらも、最終的には当日会場に来てくださった全ての方が「面白かった!」と言って帰っていくようなクイズイベントが、僕たちの目指す収穫祭です。
収穫祭は早押しクイズを中心にしつつも、様々な "クイズの遊び方" を織り込んだイベントになっています。
時には真剣勝負で、時には閃きや運の要素を味方につけて。そして時には未知の遊びや体験で。
「楽しい!」「面白い!」に満ちたクイズの一日を、是非ともお楽しみください。
さて、ここからは今年の収穫祭のコンセプトについて、その意図するところをご紹介します。
今年の収穫祭2024のコンセプトの1つ目は、「個性が交わる」です。
まず前提として、リンゴ農園収穫祭は8人のリンゴ農園メンバーがそれぞれの思想・理念のもとに問題セットを作成しています。
多くのラウンドではそれらを均等に混ぜた形で問題セットが作成されますが、その際にイベント全体での出題ジャンルの偏りなどはほぼ修正されません。
リンゴ農園収穫祭は決して競技クイズNo.1を決めるクイズ大会ではありません。競技クイズの "実力" を問えるような問題セットであることよりも、8人の農園メンバーの出題傾向が反映された問題セットであることが優先されます。
ちなみに、各出題者との "相性" を判断するための情報は積極的に公開していきますので、事前に農園メンバーの出題傾向を知っておく必要はありません。是非ともイベント当日、お気に入りの出題者を見つけてみてください。イベント中に出題されるほぼすべての問題は、誰が作ったものかがすぐにわかるようになっています。
そして今年の収穫祭では、「参加者の個性との交わり」についても考えていきます。具体的には、
データで自分の戦績を見るという体験の強化
「自分なりの遊び方・戦い方」を考える余地のあるイベント設計
などを予定しています。是非、お楽しみに!
今年の収穫祭2024のコンセプトの2つ目は、「実験が広がる」です。
このイベントでは、イベントがもっと楽しくなる / 盛り上がるかもしれない取り組みを "実験" と呼び、積極的に取り入れるようにしています。
過去に導入された実験については、 これまでの収穫祭 のページをご覧ください。
今年も "思いついた実験はとにかく入れる" の精神で様々なチャレンジをしていますが、特に重点的に力をいれていることが「より広い参加者層で、より大規模に」クイズを楽しめるような仕掛け作りです。参加人数の拡大はその一環ですね。
現在予定しているところとしては、
音声出題の導入によるスタッフ負担の軽減
スケールしやすく、参加の自由度が高いクイズ形式としての KAMI-less ARCADE
いわゆる "観るクイズ" = 観戦体験での情報量強化
などを準備中です。
当日、未知の体験が現れる驚きを大切にしているため、いくつかの実験はイベント本番まで内緒です。お楽しみに!
リンゴ農園収穫祭は、ある種まとまりのないイベントとして設計されています。
競技性の強いラウンドもあれば、いわゆる "バラエティクイズ" に近いラウンドもあります。
実験の方向性も様々で、全てのコンテンツが全員にウケるものではないでしょう。
だからこそ、収穫祭に来てくださる方には 自分だけの楽しみ方 を見つけてほしいと考えています。
クイズで一番になりたい人も、自分に深く刺さる一問を探したい人も、見たことのない遊びに夢中になりたい人も。
それぞれのスタンスで、収穫祭を楽しんでいただければ幸いです。
このイベントにお越しいただいた方にとって、お気に入りの問題でもルールでも "実験" でも、何かひとつでも心に残る瞬間がありますように!
リンゴ農園一同、皆様のお越しをお待ちしております。
リンゴ農園 園長
林檎