授業の概要
前ドゥテルテ政権の中国融和政策から南シナ海で中国と対峙し、米国や日本、豪州などといった「同志国」との海洋安全保障や経済分野における提携を強める方針に転換したマルコス政権。また前政権で実施された麻薬撲滅戦争で数千人を超える超法規的殺害事件が発生したが、現政権は麻薬患者の更生に重点を置く政策に変更した。このドゥテルテとマルコス両政権の類似点と相違点を挙げながらフィリピン社会の現在の立ち位置を検討する。
担当:澤田公伸(さわだ まさのぶ)
フィリピンにある邦字紙のまにら新聞の嘱託記者兼デスク。まにら新聞監修のオンライン・フィリピン語講座も主宰。大阪外国語大学(現大阪大学)外国語学部フィリピン語専攻コース修了後、同大学大学院で修士号。同大学で3年間ほど講師として教鞭を取った後、1996年からまにら新聞で働き始める。気分転換にフィリピンの映画や音楽の視聴、フィリピン各地を旅行したり、お祭りの様子を取材するのが趣味。
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まにら新聞のトップニュース記事リストの中から一番自分として気になるニュースを挙げ、その理由について教えてください。(300〜500字)
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締切:7月12日(金)18:00
日刊マニラ新聞
『戦争の思い出: 日本占領下で生き抜いたフィリピン少女の物語』ヘレン・N・メンドーサ (著), 澤田 公伸 (翻訳), 永井 均 (解説) メディアイランド、2018
『物語 マニラの歴史』ニック ホアキン (著) 宮本靖介、橋本信彦、澤田公伸(翻訳)、明石書店、2005