課題の内容
フィールドワーク先のフィリピンやマニラについて、あなたの知っていることをできるだけ書いてみてください。箇条書きで構いません。
マニラ滞在中にあなたの実施する作品プランについて説明してください。(プランは後から変更しても構いません。)
マニラでの海外フィールドスクールに期待することや実施してみたいことなどについて、あなたの考えを書いてください。
あなたの身の回りの「フィリピン」を写真に撮影してここに添付してください。
写真について説明してください。
lyu tonglin
フィリピン
1.東南アジアに位置し、たくさんの島々から成る国。
2.フィリピン語(タガログ語が基礎)と英語が公用語。多くの地方言語も話されている。
3.カトリックが多数派。
4.300年以上のスペイン統治、短期間の英国支配、アメリカの統治を経て1946年に独立。
5.熱帯気候で、雨が多い。
6.フィリピン料理ハロハロが有名で、お米は主食である。
7. Jollibee はフィリピンで愛されているチェーンレストランである。Chicken joyと呼ばれるフライドチキンとグレイビーソースの組み合わせがある。
8. フィリピン国民の性格が明るい。
マニラ
1.マニラはフィリピンの首都である。全体では約1,300万人。
2.華僑が多い。
3.交通渋滞が深刻な問題である。MRT、LRT、バス、ジープニーが主要な公共交通機関。
4.貧富の差が激しい。
マニラ滞在中の作品プランとして、街で自分が用意した中国の食べ物(お菓子)をフィリピンの地元の人と交換するプロジェクトを実施したい。このプロジェクトは、異文化交流を促進し、食を通じた人々のつながりを記録することを目的としている。
マニラの街中、特に市場や公園などの公共の場所で、食べ物の交換に興味を持ちそうな地元の人々を見つけて、声をかける。自分が持っているお菓子とその人となんらか交換する。ものを交換する際に、その人の名前を事前に用意したノートに書いてもらう。名前を書く際に、その人のバックグラウンドやその食べ物に対する感想も簡単に聞き取る。その後に交換した相手と一緒に写真を撮り、可能であれば、相手とSNSの連絡先も交換する。
マニラでの海外フィールドスクールに参加することにより、以下の点に期待している。
異文化交流
フィリピンは多様な文化が交錯する国である。特にマニラは、その多文化性が顕著であり、様々なバックグラウンドを持つ人々と出会う絶好の機会である。フィリピンの地元の人々だけでなく、他の国々から来た人々とも交流することで、視野を広げ、新たな価値観や考え方を学びたいと考えている。
異文化理解
異文化を理解するためには、現地の人々の日常生活や習慣、価値観に直接触れることが重要だと考える。マニラでのフィールドスクールでは、地元のコミュニティに溶け込み、彼らの視点からフィリピンの文化を深く理解することを目指したい。特に、フィリピンの文化その背後にある歴史や社会的背景を学びたいと考えている。
華僑コミュニティの調査
フィリピンには多くの華僑コミュニティが存在し、彼らはフィリピンの経済や文化に大きな影響を与えている。マニラでのフィールドスクールでは、華僑の歴史や現在の状況、彼らがどのようにフィリピン社会に適応し、貢献しているのかを詳しく調べたいと考えている。また、華僑コミュニティと現地のフィリピン人との関係や、華僑が持つ独自の文化とアイデンティティについても深く掘り下げたい。
実施してみたいこと
1. 華僑コミュニティのリーダーやメンバーへのインタビューを実施し、彼らの生活や歴史、文化について直接聞きたい。
たとえば、華僑が経営するビジネスや店舗を訪れ、現地での経済活動や社会的な役割を観察する。
2. コミュニティ活動
workshopなど活動を通じて、地元のコミュニティと関わり、現地の社会問題や課題について理解を深めたい。
福壽みのり
フィリピン人やフィリピンとのハーフの子が多く日本にいるイメージがあります。実際に、自分の友達にもいるのでフィリピンと日本の関係性はとても近いと思います。また、2016年から2022年まで大統領を務めていたドュテルテ氏も印象に残っています。厳しい政策で有名でしたが、その恩恵も受けていると聞きました。この政権によってフィリピンのアートがどのように変わったのかも関心を持っています。食文化の面で言うと、ジョリビーというチェーン店が有名で美味しいと聞いたのでマニラに行った際に食べてみたいと思っています。友人からルンピアという料理の情報も聞いたので、試してみたいです。言語の面では、タガログ語がスペイン語に似ている印象を受けたので、どのくらい似ているのかよく聞いてみようと思っています。
今は、まだ大まかな計画しかできていませんが言語に関する作品を作りたいと思っています。日本には多くのフィリピン人が住んでいますが、タガログ語を理解できる人は多くありません。そのため、全く情報がない(翻訳アプリや翻訳できる人がいない)状況で意思疎通をとることは可能なのかを作品にしたいと思っています。どのような場所と相手でやるかは決めていませんが、全く情報がない方がいいので日本語しか話せない人・英語を話せるけれどタガログ語しか話さないように参加をお願いして作品を作りたいと思っています。日本とフィリピンをzoomで繋げて作品を作る形でも面白いと思っています。身振り手振りがある状況とない状況、どちらも試してみたいです。
フィリピンと日本のアートにおける環境の違いを理解したいです。特に、フィリピンの美術館やNPOについて関心を持っています。国によって学芸員の仕事内容や資格が存在するかが異なるため、フィリピンにおける状況を学びたいと思っています。ヴァルガス・ミュージアムに訪れるのを楽しみにしています。また、フィリピンにおけるアートNGOの役割についても学びたいです。加えて、アートフェア東京2023にボランティアとして参加した際に、マニラのギャラリーも参加していました。展示方法や販売の仕方では、日本のギャラリーと大きく異なった様子が見られませんでしたが、日本の状況と似ているのか、それとも欧米のように頻繁に売買が行われているのかについても知りたいです。
吉村常葉
バナナ、ハロハロ
フィリピーノホスピタリティー:初めて会った人でも困っていれば助けてあげたり、いつも明るく笑顔で接しよう、といったスピリット(日本と似ている?)
家族を大切にする(仕事がおろそかになったり、無断欠勤が起こる、仕事よりも優先度が高い)
情熱的な恋愛(男性はとても積極的で、レディファーストの姿勢、女性から声をかけることは少ない)
英語ペラペラ
嘘つけない
自己主張強い(自分が好きなもの積極的に勧める)
マニラ水不足、交通渋滞が社会問題
インフラの整備が追いついていない
国内での貧富の差が開いてきている
フィリピンタイム(良くも悪くも時間にルーズ)
フレンドリー
聴覚障害者への理解がまだない(2019年時点)
物価が安い
年中暑い
信仰心が厚い
文化的における日本との違いに着目した作品作りをしたいと考えています。二つ案があります。一つ目が、その中でも特に日本との違いを感じた「家族」「恋人」「愛」に関する文化です。フィリピン人は一般的に家族や恋人に対する愛情表現が日本よりも情熱的である印象を受けました。フィリピンの言葉か日本の言葉で何らかの愛情表現を記録できればいいと感じましたがもう少し考えます。(それを日本語でやる意義など)二つ目は、「フィリピノタイム」にまつわる作品です。フィリピン人の時間に対するルーズさ(日本人から見て)はフィリピン文化の特筆すべき点であると考えます。そこで、フィリピンの街中で体内時計で1分間を測ってもらい、そのずれを国民性として表せたらいいなと思いました(うまくいくかわかりませんが)。
主に2点あります。1点目が、開放的な人との関わり方です。就職活動を通してより相手が言いたいことを過剰に汲み取るような婉曲表現を用いた会話をするようになってしまいました。そのため、フィリピンの方々とのオープンな会話を通して人にまっすぐ意見を伝えるコミュニケーション力を学びたいです。2点目が、日常の切り取り方です。今回のフィールドスクールを通して、何気ない日常を切り取って形に残すという行為をすることと思います。その活動の中で、日本での何気ない日常も多角的な視点で捉えられるような考え方を身につけたいです。まとめると、現地の人との生のオープンなコミュニケーションを通して、自身の対話の幅を広げたいです!
我謝伊吹
・ドゥテルテ政権によるメディア上での暴言や過激な発言、
麻薬撲滅のための6000人以上の殺害など
・首都マニラ北部のバンバン市のアリス・グォ市長が、中国のスパイである疑惑が浮上した
・フィリピンは太平洋戦争中の日本占領機を挟み、1946年までの間、米国の植民地であった。独立後も同盟国として米軍が駐留したが、92年までには撤退した
・南シナ海の領有権をめぐって中国との緊張が高まっている
・中国は南沙諸島などの権益を主張する、「領海法」を制定した
・タガログ語と英語が公用語として使われている
・アメリカ統治前は、スペインの統治時代のためキリスト教徒が多い
・ブフィリピンの映画監督 リランテ・メンドーサ、リノ・ブロッカ、キドラット・タヒミック
マニラの至るところに小さめのフライヤーを貼って残してくる。
フライヤーはフィリピンの街並みに小さな違和感を残すようなデザインにして、そのチラシでは何か簡単な交流ができるようなQRコードを添付できると尚良い。
貼る場所は、許可を取れたらマニラであればどこでもよくて、目星をつけたお店の中やフィリピンで知り合った人に関わる場所など。もし可能だったら公園や路地などにも貼りたい。
あまり目立たない場所に、ひっそりと、よく見たら見つけられるような場所に貼り、もしORコードをつけたとしてもパーソナルな小さなやりとりができるようなものにしたいと思う。
あまりたくさん貼るのではなく、数箇所に絞って、その貼る場所に関わる人や軽い交流ができるといいなと思う。
マニラの海外フィールドスクールでは、実際マニラに住んでいる人たちがどのような価値観を持って、日々生活を送っているか、どのような社会的な問題があり、それを人々がどのように捉えていて、どのように対処しているのかを観察したい。また、フィリピンの人たちがどのように生活にアートを取り入れているのか、アートに対してどのようなことを思っているのかを現地にいる人と交流することで少しでも肌で体感できたらいいなと思う。作品制作のなかで、現地の人と仲良くなって、何か音楽系かアート系のイベントとかやっていたら行ってみたい。機会があればマニラのいろんなストリートアートを見に行ったりストリートアーティストなどと交流をしてみたい。交流した人たちにも何か渡せるものを準備して持っていきたい。
東海林樹衣子
・フィリピンの国旗は、青が理想、赤が勇気、白は平和と浄清を意味し、白い三角形の中にある3つの星はミンダナオ島、ルソン島、ビサヤ諸島を表している。
・公用語はタガログ語と英語で、その他にはセブアノ、イロカノ、ヒリガイノン、カパンパンガン、ワライ、ビコラノ、ボホラノなどが80ほどの言語が話されている。
・スペインの植民地時代にスペイン語系クレオール言語のチャバカノ語ができ、現在も少数だが話者がいる。
・1500年代後半からスペインにより300年間統治されていた。その後1890年代から1900年代前半までアメリカの植民地となり、1946年に独立した。
・首都のマニラはルソン島に位置する。
・フィリピンの人口は1億人ほどで、マニラ首都圏の人口は1300万人ほど
現地の人の言葉を録音し、可視化する作品を作りたい。現地の人の第一言語で話してもらった音声を複数集め、録音した音声をオーディオスペクトラムで表す。そのオーディオスペクトラムの形を針金、ダンボール、木材などを使って立体物にしたものを録音した音声と一緒に展示する。立体物には音声を提供してくれた人の職業や性格など、特徴に関係するもので装飾する。装飾を施すことで提供してくれた人一人ひとりの個性を表す。基本的に言葉は話し相手がその言葉を理解していないと役割を果たせないが、音声を可視化し立体にすることで、知らない言葉でも相手のことを知る手段にすることができたら面白いと思った。また、現地の人たちだけでなく、フィールドスクール参加者たちの母語での話し声を録音し同じように作品にすることで展示を見た人に作品の意図を伝えやすくする。
フィリピンで話されている様々な言語に触れたい。アジアで唯一のスペイン語系クレオール言語であるチャバカノ語の話者に会い、直接彼らの言葉を聞きたい。現地の人々の様子を観察、または交流を通して、言語的な支配を受けた歴史背景を持つ地域の人たちが自分たちが話している言葉に対してどのような認識をもっているのかを知りたい。
今までのゼミでの作品制作で、特に個人研究では作りたい物のイメージが最初にあり、作品を通して伝えたいことを後から考え作品に意味を持たせるという順番で制作を行っていたが、今回のフィールドワークでは伝えたい内容を先に明確にして、それに合わせた作品を作るという順番で制作したい。フィールドワークに参加する学生全員で一つの作品を作りたい。
田沢茉彩
・東南アジアに位置しており、大小多くの島々からなる共和国である。
・国民の多くがキリスト教徒で、多民族国家である。
・16世紀にスペイン、19世紀にアメリカ、第二次世界大戦下に日本の統治下におかれていた過去がある。
・熱帯性気候で雨季と乾季がある。
・タガログ語と英語が公用語として定められているが、その他にも地域や民族によって固有の言語をもつ。
・農業がさかんな国でスペイン統治時代のプランテーション農業に基づいてバナナやマンゴーやココナッツをはじめとしたトロピカルフルーツ、パームオイルやサトウキビやゴムなどの原料を栽培している。
・日本に出稼ぎや留学生としてやって来るフィリピン人も多く、日本人と結婚してそのまま永住する人もいる。
私はインターベンションをテーマにしたマニラでの海外フィールドスクールで、その土地に古くから伝わる民話や伝承を聞いてその場にいる全員でその物語の続きを作っていくインスタレーションを行いたいと考えている。インターベンションアートを行う上で、私は「介入」を「第三者が割って入り、他人事から自分事にすること」であると捉え、そこには、当事者のことを知りたいという知的好奇心とお節介のような図々しさも含有されていると解釈する。
フィリピンやマニラの民間伝承の知識はもっていないので、例えば「桃太郎」を例にすると、
桃太郎が鬼ヶ島から村に財宝を持ち帰る結末から始まり、「桃太郎は財宝を村の人々に返した」→「持ち主のわからない財宝がいくつか残った」→「有識者によると伝説の島の秘宝であった」→「桃太郎は伝説の島を探しに再びサル・キジ・イヌと旅に出る」のように次々と物語を展開させていく。制限時間いっぱいまでリレーを続け、時間になったところでエンディングとし、物語を作る過程や空間そのものが作品となる。
すでに完結して何百年も経ち、その土地で語り継がれている物語の続きを現代の我々が考える、いわば二次創作でその地域社会へ「介入」してみたいと考えている。" "マニラでのフィールドスクールで期待していることは、文化施設訪問である。私は派遣留学でスペインに滞在中、ヨーロッパ各地のさまざまな文化施設を訪れた。自然科学系博物から人文科学博物館や美術館などジャンルを問わず足を運んだが、日本のそれとは大きく異なり、発見が多くとても興味深いものであった。例えば、多くの美術館で写真撮影が可能となっており作品と一緒に来館者が写真を撮っていたり、床の上に座って作品の模写をする子供たちがあちこちにいたり比較的開かれた環境であるように感じた。
東南アジアの文化施設を訪れた経験はない。何をどのように展示しているのか、来館者はどのような鑑賞態度をとっているのか、実際に現地に行って確かめたい。
水本侑里
バナナ、島国、青い海のイメージ。2022年夏にも受講したが実際に現地に行かなかったため具体的にフィリピンやマニラに関してあまり知識をつけられなかった。今回は実際に行ってみて、どのような環境にどんな人々が住んでいるのか、感じながら学んでいきたい。治安は基本的に日本よりもよろしくなく、夜間は一人での行動は危ない。それでも子育てに関しては皆で行なう意識が高く、日本の1/3の物価のため、子育てしやすい環境という人もいる。東南アジアにあり、豊臣秀吉時代一時期日本と関係が悪化したが、その後経済的なつながりなどにより二国間を行き交う人々が増えた。現在では、フィリピンに日系企業が進出している。
マニラにはスペイン植民地時代の建物が、現在のモダンな超高層ビルと混在している。
<1つめ>街の中で見つけた、階段の段差や壁のかけらなど、欠けている部分に毛糸を紡いでいく。その毛糸は、2024年ゼミ最初の全体制作で使った材料の残り物たち。長さも太さも違う糸で、初めましての欠けている部分を埋め尽くす。または、色付けされた粘土。つぎはぎの旅行のようなもの。
<2つめ>街中で1日の最初に買い物したレシートの一番右下に記載された数字と、1日の10番目に目にした町の看板の色で、まる→三角→四角の順で期間中毎日1つ、街中から実物を探して自分と写真を残す。もしくは、街の人々に声をかけては、color/number/shapeを選んでもらって、それを5分圏内から探して自分との写真に収める作品。人に声をかける練習と、英語力、何よりも以前体験できなかった「人とのつながり」を体験しながら写真に収める作品を作っていきたい。
楽しみたい。いつも役職ややるべきことに追われているので、自分のこと以外には責任を持たずに、自分の目にした環境や状況を一つ一つ大切に過ごしたい。初めての東南アジアなのでわからないこともたくさんあり不安だが、基本的な情報に関しては自身で行くまでに無理のない範囲で収集しながら準備を進めようと思う。
人とのつながりを体験したい。正直現地の様子や人の雰囲気が全くわからなかった2022コロナ時代。今回は、現地先生以外にも日常を通して雰囲気を体感できる日々を過ごせたらいいなと思う。
実施してみたいことは、いくつかのグループに分かれて、英語力を使って皆で決められたものを買って集合できるか、という企画を時間があるときに趣味として行えれば楽しいかなと考えている。
佐藤果穂
・バナナの生産地
・太平洋戦争の時代に、日本軍がマニラを占領していた歴史がある。
・現在は、高いビルが立ち並び、非常に栄えている印象がある。
私は、高校時代に勉強した世界史の授業でもフィリピンの歴史について深く知ることはできず、今までヨーロッパの言語や歴史を中心に勉強してきたため、正直フィリピンについて自分が知っていることは非常に少ない。しかし、知らないことが多いからこそ非常に興味があり、これからたくさん知っていきたいと考えている。このオンデマンド授業を通じて少しでも知識を蓄えてからこのプログラムに参加したいと思う。また、これをきっかけにほかの東南アジア諸国についてももっと知識を増やしていきたいと思う。
以前フィリピンに訪れた際に、現地の図書館に行き、本に手紙をはさむというワークショップを行ったことを伺った。具体的な案はまだ出ていないが、このように自分たちが帰国した後も残り続いていき、他者を巻き込んでいくような作品制作がしたいと考えている。例えば、訪れてきた人に好きな色のシールを貼ってもらい、カラフルな木をつくったり、また、似たような活動を今度は違う場所で行うのも面白いとも思う。
稲垣ゼミの方で計画しているワタナベアオイの制作活動に関連付けて、落とし物風のアート制作をするのも面白いと思う。小物を忘れ物風に置いておき、拾ってくれた人に対してちょっとした感謝の手紙を書くなど。
日本の文化をフィリピンに持ち込んで行うというよりも、フィリピンの文化に溶け込めるとうなアート制作を行い、日本らしさはちょっとしたスパイスのようなイメージで加えられたらと考えている。
先述にもあったが、手紙のように日常に溶け込むようなアート制作がしたいと考えている。日常にアートを溶け込ませるには、フィリピンの文化についてしっかり学ぶ必要があると思う。日本のアートをただ持ち込むだけでは、フィリピンの日常に溶け込まず、むしろ目立ってしまうこともあり得るのではないだろうか。
また、現地にいるからこそできる作品制作がしたい。そして、アートを通じてフィリピン・マニラでの社会問題など学びの幅を広げたいと思っている。この海外フィールドスクールに参加した大きな理由の一つに、今まで訪れたことのない土地に行ってみたいという好奇心があるため、FSの活動外でもいろんなお店や博物館など、様々な場所に訪れてみたいと思う。