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Purita Kalaw-Ledesma Center を訪問。フィリピンのアートサポートする活動についてお話を伺う。（2024年8月6日）
8月10日（土）事後学習
8月10日（土）事後学習
マニラでのフィールドワーク、ご苦労様でした。
全員が無事に帰国することができ、ホッとしています。今回のような大学で実施するプログラムでは、個人で旅行する場合と比べて窮屈なところもあったかもしれませんが、この短い期間の中で、フィリピンのアートについての理解を深める機会は他にはないのではないかと思います。
オンデマンド授業とマニラでのフィールドワークを終え、残すところは最後の課題だけとなりました。課題を通じて今回の海外フィールドスクールの体験を振り返る機会としてください。
課題
課題は授業全体のレポートと、マニラ滞在中のアートワークの記録です。
レポートについてはオンライン授業の課題と同じようにお考えください。
アートワークにの記録については、各自で考えて取り組んでください。うまくいった、いかないということには考慮する必要はありませんので、、アートワークの実施したこと、実施しようとしたことと、その中での経験やアイディアについての記録を提出してください。
締切：8月31日（土）18:00
2024海外フィールドスクールの訪問先マップ
2024海外フィールドスクールの訪問先マップ
8/3-8/8マニラの訪問先
8/3-8/8マニラの訪問先
8/4（日）Metro Manila
8/4（日）Metro Manila
フィリピン国立美術館（National Museum of Fine Arts）
フィリピンの首都マニラにある国立美術館で、フィリピンの芸術、文化、歴史を展示・保存するための重要な施設である。多くの歴史的・文化的価値のある作品が収蔵されている。1921年に設立された当初は、科学や歴史に関する収蔵品が含まれる博物館だったが、その後、美術館、自然史博物館、人類学博物館など複数の施設に分割された。現在の建物は旧国会議事堂を利用しており、ネオクラシック様式の建築が特徴である。収蔵作品には、フィリピン独立運動の英雄、ホセ・リサールの肖像画や彫像が展示されている。古代ローマの闘技場の悲劇的な場面が描かれたフアン・ルナ《スパリウム (Spoliarium)》は、 フィリピン美術史上最も重要な作品の一つとされ、、植民地時代のフィリピンに対するスペインの抑圧を象徴する作品とされている。また、フィリピンを代表する画家の一人であるフェリックス・レサレクシオン・イダルゴ・イ・パディージャの作品が 多く展示されている。
"Spoliarium "Juan Luna 1884
"El Asesinato del Gobernador Bustamante (The Assassination of Governor Bustamante), Félix Resurrección Hidalgo,1904
国立自然史博物館（National Museum of Natural History, Manila)
フィリピン国立自然史博物館（National Museum of Natural History）は、首都マニラにある博物館で、フィリピンの自然史や生物多様性をテーマにした展示を行う。フィリピン国立博物館複合施設の一部であり、同じエリアに国立美術館や国立人類学博物館がある。かつては農業省の本部として使用されていたネオクラシック様式の建築であり、2018年に一般公開された。博物館の中央にある「Tree of Life」と呼ばれる大きな螺旋状のガラス天井とエレベーターが特徴的である。ルゾン島で発見された史上最大のサメ、メガロドンの歯の化石、かつて世界最大とされた捕獲された塩水ワニ「ロロン（Lolong）」の剥製の展示が珍しい。また、フィリピンの地質学的な形成過程や、動植物の進化に関する展示も充実しており、フィリピンの自然環境がどのようにして現在の姿になったのかを探ることができる。教育プログラムや研究活動にも積極的で、フィリピンの自然環境について学ぶための重要なリソースとなっており、自然の保護や持続可能性に関する啓発を行っている。
8/5（月）Manila
8/5（月）Manila
Intramuros （イントラムロス）
イントラムロス（Intramuros）は、フィリピンの首都マニラにある歴史的な地区で、スペイン統治時代に築かれた城壁都市。「イントラムロス」は、ラテン語で「壁の中」を意味する。16世紀後半にスペインによって建設され、スペイン植民地時代の政治、宗教、文化の中心地であり、スペイン総督府、カトリック教会、学校、病院などの重要な施設がこの地区に集まっていた。地震や戦争を経て大きな被害を受け、特に第二次世界大戦中のマニラの戦いでほぼ完全に破壊された。その後、政府や民間の努力によって復元が進められ、現在では多くの歴史的建造物が修復されている。イントラムロスは、観光スポットとして人気があり、城壁内を歩くと、石畳の道や古い建物が当時の雰囲気を伝えている。歴史と現代が共存するエリアとなっている。
マニラ大聖堂（Manila Metropolitan Cathedral-Basilica）
マニラ大聖堂（Manila Cathedral）は、正式名称を「The Minor Basilica and Metropolitan Cathedral of the Immaculate Conception」といい、フィリピンの首都マニラのイントラムロス地区にあるカトリックの大聖堂である。この大聖堂は、フィリピン・カトリック教会の象徴的な建物であり、フィリピンの歴史と文化において非常に重要な役割を果たしている。マニラ大聖堂は1581年に最初に建てられましたが、その後、地震や戦争によって何度も再建されている。現在の建物は1958年に完成したもので、ロマネスク様式を基調としつつ、現代的な要素も取り入れたデザインとなっている。大聖堂は、8回目の再建で、第二次世界大戦で破壊された前の建物の跡地に再建された。マニラ大聖堂は、美しいファサードと高い塔が特徴的で、内部には壮大なステンドグラスや彫刻、礼拝堂がある。大聖堂の正面には、フィリピンの最初の司教であるミゲル・デ・ベナビデスの像が立っている。また、大聖堂の内部には、歴代のマニラ大司教が埋葬されている霊廟がある。マニラ大聖堂は、重要な宗教行事や国家的なイベントの場として使用されており、カトリック信者にとって非常に重要な場所である。
Escolta, Binondo（エスコルタ・ビノンド）
エスコルタ・ビノンドは、かつてマニラの商業の中心地であり、多くの重要な銀行や企業が集まっていた。エスコルタ通り（Escolta Street）は特に有名で、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、多くのヨーロッパ風の建物が立ち並び、アールデコ様式の建築物が今も残っている。ビノンド（Binondo）は、世界最古の中華街の一つであり、16世紀にスペイン統治時代に設立された。中国系住民の文化と歴史の中心地であり、多くの中国料理店や伝統的な商店が並んでいる。このエリアは、歴史的な建物が残り、観光地としても人気がある。また若い世代のクリエイティブなコミュニティがこの地域で活動しており、歴史的な遺産を守りながら、新たな文化やアートシーンを育てている。
98B Collaboratory
ウェブサイトよりHELLO, WE'RE 98B COLLABoratory!
- 私たちはマニラのエスコルタを拠点とするインディペンデント、ノンプロフィットのアーティスト・ランのスペースです。
- 98B COLLABoratoryは、フィリピンにおける現代アートの批評的言説、実験、交流、情報、プレゼンテーションのためのプラットフォームです。
- 私たちは、アーティスト、デザイナー、キュレーター、作家、ミュージシャン、映画制作者、アクティビスト、教育者、リサーチャー、文化活動家、パフォーマー、建築家、学生、そして一般の人々との融合を目指す、多分野にわたるアート・ラボです。
- 私たちは、アーティストが地域社会と有意義に関わることができるプラットフォームを提供し、一般の人々に、ホワイトキューブの枠の中で発表されるのとは異なる、アートやクリエイティビティへの威圧的でないアクセスを提供したいと考えています。
- このように、私たちは現代アートシーンに貢献しながら、広く多様な観客にアートを多層的かつ多角的に紹介しています。私たちは、適切な質問を投げかけ、境界を広げるようなアイデア、プロジェクト、探求に刺激を受けています。
- コラボレーションしましょう！ଘ(੭´꒳`*)°* ٩(ˊᗜˋ*)و ♡.
THE SPACE私たちは現在、旧マニラ中心部のエスコルタ通り沿い、世界最古のチャイナタウンから目と鼻の先にあるファースト・ユナイテッド・ビルディング（以前はペレス・サマニヨ・ビルディングとして知られていました。）の中2階にあります。このエレガントな6階建てのアールデコ様式の建物は1928年に建てられ、アンドレス・ルナ・デ・サンペドロ（1800年代後半に世界的に有名なフィリピンの画家であったフアン・ルナの息子）が設計しました。この地区自体がビジネス遺産地区とされています。1900年代初めにはマニラの商業の中心地であり、初のアイスクリーム・パーラー、初の映画館、初の路面電車など、この国の多くの「初めて」の目撃者でした。1キロにも満たない長さですが、有名なフィリピン人建築家によって設計されたポスト・コロニアル様式の見事な建築物が数多く残っています。その当時、重要なビジネス、流行のアイテム、輸入品がこの通りで調達されていました。私たちエスコルタに移って以来、その歴史と遺産は98Bの背景の一部となっています。
- 98B COLLABoratoryは、2012年1月、マーク・サルヴァタス（ヴィジュアル・アーティスト）と平野真弓（キュレーター／リサーチャー）によって、マニラにおけるオルタナティブな場の必要性に応えるために設立されました。98Bは彼らのアパートの番地です。2012年7月、98Bにとって絶好のプレイグラウンドを得ました。そこは、マニラのエスコルタでした。
8/6（火）Makati (Matthew, Mayumi)
8/6（火）Makati (Matthew, Mayumi)
Purita Kalaw-Ledesma Center
Purita Kalaw-Ledesma Centerは、プリータ・カラウ・レデスマの遺産を記念して設立された。彼女が生涯を通じて推進したフィリピンの近代美術の発展や、アーティストたちへの支援活動を継承しているし続けている。フィリピンの美術史における重要な作品や資料を保存し、研究者や一般の人々にアクセスを提供しています。アートワークショップ、セミナー、講演会などを開催し、美術に関する教育や啓蒙活動を行っている。また、フィリピンや国際的なアーティストの作品を展示する場としても機能しており、定期的に開催される展覧会やアートイベントは、フィリピンの美術シーンを活性化させる役割を果たし、美術に関する研究や出版活動も支援している。
Purita Kalaw Ledesma
プリータ・カラウ・レデスマ（Purita Kalaw-Ledesma、1914年–2005年）は、美術に対する支援、作家、そしてフィリピン美術協会（Art Association of the Philippines, AAP、1948年創設）の創設者として知られている。AAPは、フィリピンのアーティストたちにとって重要なプラットフォームとなり、展覧会やコンペティションを通じて国内外でフィリピン美術を推進した。また、レデスマは多作な作家、美術批評家でもあった。彼女はフィリピン美術の進化を記録し、国内における近代美術の理解と評価を促進する上で重要な役割を果たした。フィリピンの文化史において尊敬され、今もなお影響力を持ち続ける人物である。
PURITA KALAW - LEDESMA PRIZES IN ART CRITICISM
Purita Kalaw-Ledesma Prizes in Art Criticism（プリータ・カラウ＝レデスマ芸術批評賞）は、フィリピンにおける芸術批評を奨励し、発展させるために設立された賞で、フィリピンの美術界における芸術批評の質を向上させることを目的としており、特に若手批評家や作家を対象にしている。
Makati Cinema Square
https://www.facebook.com/makaticentralsquare/https://www.instagram.com/explore/locations/195218254335514/makati-cinema-square/- Makati Cinema Squareに関する詳しい記事が掲載されています。
Underground Gallery
https://www.facebook.com/pages/Underground-Gallery/240008656865960
Japan Foundation Manila（鈴木勉）
Cinemalaya
CINEMALAYA Philippine Independent Film Festival（シネマラヤ フィリピン インディペンデント映画祭）は、フィリピンで毎年開催される映画祭で、インディペンデント映画の制作とプロモーションを支援することを目的としている。2005年に設立された。映画祭は通常、フィリピン文化センター（CCP: Cultural Center of the Philippines）で開催され、短編映画と長編映画の2つのメインコンペティションが行われます。優れた作品には、制作資金や賞金が授与され、受賞作品は国内外の映画祭で上映されることがある。CINEMALAYAは、フィリピンの文化や社会問題を反映した作品が多く、独自の視点やストーリーテリングが特徴である。フィリピンの映画業界において重要なプラットフォームであり、インディペンデント映画の発展に大きく貢献している。
この場所
As two estranged half-sisters reunite at their father's funeral, they mend their differences, find solace in shared grief, and become instrumental in the city's ongoing recovery.DirectorJaime Pacena IIWriterJaime Pacena IIStarsArisa NakanoGabby Padilla
Dito
2024年製作／118分／G／日本・フィリピン合作配給：マジックアワー劇場公開日：2024年7月26日監督 結城貴史脚本 倉田健次エグゼクティブプロデューサー 手塚高弘 吉村和文出演 結城貴史、田辺桃子、尾野真千子
8/7（水）Quezon City (Matthew and Mark)
8/7（水）Quezon City (Matthew and Mark)
UP Vargas Museum
UP Vargas Museumは、フィリピン大学ディリマン校内に位置する美術館で、正式にはJorge B. Vargas Museum and Filipiniana Research Center。フィリピンの政治家であり美術コレクターであったホルヘ・B・バルガス氏の寄付によって設立され、フィリピンの歴史、美術、文化に関する貴重なコレクションを収蔵している。絵画、彫刻、文献、そして歴史的な記録など多岐にわたる展示物を通じて、フィリピンの文化遺産を広く紹介。
ホルヘ・B・バルガス
1890-1980年。フィリピンのコモンウェルス時代（独立準備政府、1935～1942年）、ケソン政権の内閣官房長官を務める。日本軍政下、日本側の要請を受けて1942年1月26日にバルガスを委員長として行政委員会が発足し、その後バルガスは軍政下の行政府長官となる。同時に、日本軍が政党を廃止して大政翼賛的な団体である新比島奉仕団を組織させると、バルガスはその総裁に就任した。1943年10月、日本によりフィリピンの「独立」が承認されると、バルガスは初代駐日大使として日本に赴き、そこで終戦を迎えた。
Parola UP Fine Arts Gallery
UP Fine Arts Galleryは、2022年5月に「Parola」として再始動した。3つのギャラリーと複数の多目的スペースを備え、美術展、プロジェクト、イベントを開催している。
Ateneo Art Gallery
Ateneo Art Gallery（アテネオ・アート・ギャラリー）は、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学（Ateneo de Manila University）にある美術館1957年に設立され、フィリピンの現代美術や近代美術を中心に展示していることで知られている。ギャラリーは、フィリピンのアーティストたちの作品を広く紹介し、学術的な研究や教育を支援する役割も果たしている。また、アテネオ・アート・ギャラリーは、フィリピンの芸術界における重要な拠点の一つであり、常設展示や特別展、講演会など、様々なイベントを開催している。
Boots Herrera（Director and Chief Curator, Ateneo Art Gallery）
Boots Herreraは、アテネオ・アート・ギャラリーのディレクター兼チーフ・キュレーターで、フィリピンの現代アートシーンで非常に重要な役割を果たしており、アートの振興と教育に力を入れている。彼女はアート界での経験が豊富で、特にフィリピンのアートを国内外で紹介する活動を行っている。フィリピン国内外のアートイベントにも関与しており、アート界でのリーダーとしての地位を確立している。
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