開発途上国における生活環境改善による人間の安全保障の実現に関する研究

開発途上国における生活環境改善による人間の安全保障の実現に関する研究

 テーマ:SDGs

研究目標

1.SDGs実証研究プロジェクトの実施:アジア・アフリカ・中南米での研究プロジェクト、JICA等との連携国際協力プロジェクトなど
2.研究成果の公表:国際シンポジウム開催、書籍刊行、論文発表、ニュースレター発行など
3.若手研究者の育成:博士号取得者輩出など

 

研究内容

東洋大学国際共生社会研究センター(以下「センター」)は、これまでフィールドでの研究・実務経験から、SDGsを実現する方法論を取りまとめてきましたが、その知見をフィールドに還元するため、国際貢献と研究とを一体化させ、産官学連携も取り入れた実践的研究を行います。研究では、他分野の専門家で構成されるチームがアジア、アフリカ、中南米、太平洋の途上国の生活環境の改善に取り組みます。本研究を通してインフラ建設、経済、社会、マネジメントなどSDGsの多くの目標を達成し、人間の安全保障の実現を目指します。

 

研究組織

センターは、研究の実施のためにセンター長兼プロジェクトリーダー(国際学部北脇教授)のもとに本学の専任教員からなる研究員ならびに研究員と協力して研究を行う外部の客員研究員、本学大学院博士後期課程院生によるリサーチ・アシスタントからなる研究組織を構成しています。さらに海外における研究拠点として本学の海外事務所を活用するとともに新たにアフリカに海外拠点を形成することとしています。また、センターの活動の評価、助言のための外部専門家からなる評価委員会を設置するとともに、研究活動の支援や研究成果の社会への還元などを実施するためのセンター事務局を設置しています。

 

新型コロナに対するセンターの取組

センターは、世界的に見ても健康や経済の維持の面が脆弱な開発途上国の生活環境の改善をプロジェクトのテーマとして活動しています。新型コロナ渦中にあっては目前の対応に窮していますが、パンデミック後の時期こそSDGsを軌道修正しながら着実に実施することが必要になると思われます。今後はポストコロナのSDGsの研究を積極的に行います。

途上国における保健・衛生に関する研究

北脇秀敏

途上国における防減災と生活安全の確保に関する研究

松丸亮

途上国における水環境の改善手法に関する研究

荒巻俊也

途上国における交通インフラ整備を通じた生活改善に関する研究

岡村敏之

途上国における村落開発と生計向上に関する研究

岡本郁子

途上国への福祉政策の技術支援を通じた生活向上に関する研究

藪長千乃

アフリカにおけるジェンダー平等に関する人類学的研究

中村香子

途上国における地方財政と公共事業の改善に関する研究

沼尾波子

地理情報を用いた途上国の人間の安全保障の現状の可視化に関する研究

藤本典嗣

途上国における生活空間の計画手法に関する研究

志摩憲寿

途上国における教育による社会改善効果の定量化と人間の安全保障に関する研究

花田真吾

途上国におけるコミュニティ環境改善手法に関する研究

柏崎梢

途上国における地域主体の自然保護と環境保全型ツーリズムに関する研究

藤稿亜矢子

途上国における男女共同参画を通じた生活向上に関する研究

伊藤大将