ページ作成日:2021年9月27日 (2023年7月28日サイト移行に伴い一部修正)
第3回は「東洋大学附属図書館が所蔵する絵本」です。
意外に思われるかもしれませんが、東洋大学附属図書館では多くの絵本を所蔵しています。
今回は東洋大学が所蔵する絵本の数々を紹介します。
日本では古くは絵巻、絵手本、絵草紙 (えぞうし) などを「絵本」と称していました。
東洋大学の所蔵する古い絵本…絵巻の中には、皆さまにも馴染みの深い昔話「猿蟹合戦」を描いた「猿蟹」というタイトルもあり、絵を見るだけで、なんとなくストーリが思い出されます。
「絵本」という単語は、時代が経つにつれて、“絵を中心とする子どもの本”を指すように意味が変わっていきました。
そんな絵本の中には「絵を進化」させたものがあります。それは「仕掛け絵本」です。
仕掛け絵本はページを開くと、絵が立体的に飛び出してくることで読者の視覚を大いに楽しませてくれます。
「仕掛け」部分は繊細に作られていることが多く壊れやすいものですが、読者に「物を大切に使う」ことを教えてくれます。
実は東洋大学は多くの仕掛け絵本を所蔵しています。
朝霞図書館では2018年に「しかけ絵本の名作たち」の展示を開催しました。
左下の画像はThe Movable Book Society による優れたしかけ絵本に送られる「メッゲンドルファー大賞」の受賞作(主に日本版)です。
しかけ部分が緻密で立体的な造りになっているのが写真からも窺えます。
また右下の画像は、最近出版されたしかけ絵本の展示です。実際に手に取って楽しめる形で展示されています。
また白山図書館では2021年6月~7月に「絵本展示」を開催し、図書館員のおススメの絵本を紹介しました。
展示では「ぐりとぐら」や「はらぺこあおむし」といった誰もが知っている絵本から、心を癒したり、インテリアとして飾ったり、教養をつける目的などで刊行された「大人向けの絵本」など、多くのタイトルが並べられました。
コロナ禍で残念ながら来館者は少なかったですが、その中でもカラフルな絵と色で彩られた表紙に多くの方が、立ち止まって見ていただきました。
最後に、人気のある絵本を探す方法をご紹介します。
白山と赤羽台図書館で配架されている絵本雑誌「MOE」では、毎年2月号で全国の絵本屋さんの投票で決まる「今年もっともオススメしたい絵本30冊」が紹介されています。推薦レビューなども掲載されていますので、絵本選びの参考にすることが出来ます。
また図書館では、過去に何度もMOE絵本屋さん大賞となった人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんの絵本の中国語訳されたタイトルも所蔵しています。
多くの人にとって絵本は、子ども時代の短い期間に触れたものだと思います。
しかし絵本はその後の読書の基になり、大人になってからも楽しめるタイトルも増えていることから、年代を問わず人気の図書館資料となっています。
東洋大学が所蔵する絵本はOPACから検索することが出来ます。
東洋大学図書館では、絵本をはじめとした多種多様な種類の図書館資料を揃えて、利用者の皆様をお待ちしております。
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赤羽台図書館
川越図書館
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